Wheel
Search

検索したいワードを入力してください

2019年06月25日

4トントラックを運転するときのポイント10|運転に必要な免許

4トントラックを運転するときのポイント10|運転に必要な免許

4トントラックを運転して、プロドライバーを目指したい!そんな目標をお持ちのみなさんに、4トントラックに必要な免許の種類・10つの運転ポイント、4トントラック運転手の雇用形態などの豆知識5つをまとめました。これから4トントラック運転手を目指す方は必見です!!

4トントラックとは

4トントラックを運転するときのポイント10|運転に必要な免許

4トントラックは、物流業界において最も使用頻度の高いトラックです。そのためトラックドライバーの求人募集率が高く、物流業界において最も人気が高いのが特徴です。

4トントラックには種類があり、運ぶ荷物や荷物の状態(段ボールや木枠梱包などの荷物をバラ積み・パレット積み)によって、ウイング・ワイドボディー・アルミバン・ゲート付き・冷凍や冷蔵車・ダンプ等の4トントラックを使い分けます。

4トントラックの各寸法標準規格のサイズ
トラック車両の寸法全長7600mm ・全幅2200mm・全高2680mm
荷台の寸法長さ6200mm・幅2130mm・あおりの高さ400mm

4トントラックの運転に必要な免許

4トントラックを運転するときのポイント10|運転に必要な免許

4トントラックの運転に必要な免許は、中型免許と中型免許(8トン限定)です。

2つの中型免許の違いは、中型免許(8トン限定)は平成19年6月1日までに普通自動車免許(AT限定免許を含む)を取得していれば、4トントラックを運転することが可能でした。

ですが、道路交通法の改正にともない、平成19年6月1日以降については、普通免許取得後、別途中型免許が必要になりました。

名称運転できるトラックの条件免許の取得条件
中型免許最大積載量4.5t~6.5t・車両総重量7.5t~11t20歳以上であり、普通免許取得後2年以上経過の経歴を有する
中型免許(8トン限定)最大積載量5t未満・車両総重量8t未満平成19年6月1日までの旧普通第一種免許(AT限定免許を含む)取得者

4トントラックを運転するときのポイント10

4トントラックを運転するときのポイント10|運転に必要な免許

4トントラックの運転は、普通自動車とは異なる特性や感覚を覚えなければなりません。では4トントラックを運転するとき、どのようなポイントを押さえれば良いのでしょうか。

次に10つのポイントをご紹介しますが、どの運転動作についても、何度も経験を重ね、身体で覚えるのがコツです。

道路を走行している一般車両は、4トントラックはプロドライバーが運転していると考えていますので、ぜひ身に着けたい10つのポイントです。

4トントラック運転のポイント1:内輪差

4トントラックを運転するときのポイント10|運転に必要な免許

4トントラックでカーブを曲がるとき、常に注意したいのが内輪差です。4トントラックは前軸操舵の関係・ホイールベースが長いことで、その分内輪差が大きくなります。

運転時は頭の中で軌道をイメージし、そのカーブの鋭角にもよりますが、「4トントラックのキャビンを突き出してからハンドル操作を行う」感覚を持ちましょう。 そしてカーブ侵入時に後輪が膨らむことで(オーバーハング)並走車と接触する可能性を考慮しましょう。

4トントラック運転のポイント2:右折

4トントラックの運転中、カーブを右折する際に注意することは「対向車や歩行者」と「中央分離帯への乗り上げ」の2つです。

特に注意したいのは、対向車に隠れて見えなかった歩行者の巻き込みです。歩行者に気付き急ブレーキをかければ、積荷の破損・対向車への進路妨害になってしまいます。

右折時のポイントは、「チャンス!」と思って急がないことです。中央分離帯への乗り上げも同様に、余裕を持った運転を心がけましょう。

4トントラック運転のポイント3:左折

4トントラックでの左折は、キャビン下の死角が多く、右折時よりも歩行者の存在に注意すべきです。そしてそのカーブの鋭角や道幅にもよりますが、「内輪差」「オーバーハング」に注意しましょう。この2つは別項で解説します。

これらの注意点を踏まえると、左折時のポイントは、徐行しながらミラーで前方・後方の安全確認をすることです。 そしてカーブの出口で信号待ちをしている対向車の位置も確認し、ハンドルを切込みましょう。

4トントラック運転のポイント4:オーバーハング

4トントラックを運転するときのポイント10|運転に必要な免許

4トントラック運転のポイント4つめは、オーバーハングです。オーバーハングとは、車両後方が外側に大きく振り返すことです。カーブを曲がる時・バックをする時は、後方の荷台の挙動に注意しましょう。

4トントラックの構造上、オーバーハングは避けられません 。ですのでオーバーハングの運転ポイントは、急ハンドルを避けることです。 ハンドルを切るタイミングはゆっくり操作する、これでオーバーハングは小さくなります。

4トントラック運転のポイント5:エアブレーキ

4トントラックを運転する時、油圧ブレーキの概念を離れ、まずエアブレーキに慣れましょう。エアブレーキは重量車両においてより信頼性のあるブレーキシステムですが、ペダルをうまく踏み込むことで、積荷を守ることにおいても有効です。

エアブレーキの運転ポイントは、油圧ブレーキの感覚で強く踏み込まないことです。 エアブレーキを強く踏み込むと、タイヤのロックやABS装置の作動により、急ブレーキを誘発してしまいます。

4トントラック運転のポイント6:スピードの出しすぎ

4トントラックは、積載物やエアブレーキなどの理由で、急には止まれません。 スピードの出し過ぎは最大の事故原因です。

そしてスピードの出し過ぎは、カーブでの横転事故につながります。他にも高速道路でのスピードの出し過ぎは、風にあおられてしまい蛇行運転、もしくは横転事故を起こします。

法定速度は厳守し、あわせて4トントラックの空積み・積載時の挙動を把握し、カーブに侵入する前に減速をすることがポイントです。

4トントラック運転のポイント7:ルームミラー

4トントラックのルームミラーですが、平ボディの場合は運転開始時に必ず調整してください。そして全種類の4トントラックにおいて、右・左のミラーの位置は自分の目で見て、必ず調整しましょう。

4トントラックの正しいサイドミラーの位置は、サイドミラーに車体が3~4分の1位映り込む位置です。 そして4トントラックの死角を減らすためには、サイドミラー・サイドアンダーミラー・アンダーミラーと、3つの調整が必要です。

4トントラック運転のポイント8:バックと方向転換

4トントラックを運転するときのポイント10|運転に必要な免許

4トントラックの運転において厄介なのがバックです。たとえバックモニターが付いていなくても、状況によっては狭い搬入口に、バックで4トントラックを横付けしなければなりません。

そこでバックの運転ポイントは、これからバックするスペースの確認と後方確認です。 雨降りなどは特に注意が必要で、ツーマンの場合はバックの補助をしてもらいましょう。ワンマンの場合は、4トントラックから降り、何度確認しても構いません。

4トントラック運転のポイント9:後輪を意識する

4トントラックを運転するときは、常に後輪を意識するようにしましょう。 それによって車両後方が外側に大きく振り返すこと(オーバーハング)による接触事故が防げますし、中央分離帯への乗り上げも回避できます。

また、積載物による後輪の挙動が分かれば、カーブでの蛇行運転や横転、風にあおらた場合に迅速な対応ができます。後輪を意識する運転のポイントは、急ハンドルを避け、頭の中で後輪の挙動をイメージしましょう。

4トントラック運転のポイント10:死角に注意する

4トントラックを運転すれば、普通車に比べると圧倒的に死角が多いことが分かります。4トントラックに死角が多い理由は、その車体構造にあります。特に箱車・幌車の死角には気を付けましょう。

死角となる部分は「キャビン前方や横の下部」「キャビン助手席側」「カーブを曲がる際の後輪部分」「後方」などが挙げられます。 死角による事故を回避する運転のポイントは、ミラーや目視による安全確認と、常に徐行を心がけることです。

4トントラック運転手の仕事についての豆知識5つ

4トントラックを運転するときのポイント10|運転に必要な免許

トラック運転手は物流業界の花形です。全日本トラック協会では「全国ドライバーコンテスト」を開催し、全国の精鋭ドライバーが学科・実技試験で、プロドライバーとしての技能を競います。

晴れて全国一位となったドライバーには、内閣総理大臣賞・警察庁長官賞・全日本トラック協会長賞なども付与され、現代社会で活躍するプロドライバーの志は、称賛に値します 。では4トントラック運転手の豆知識5つを、詳しく説明していきます。

4トントラック運転手の豆知識1:4トントラック運転手の仕事内容

4トントラックを運転するときのポイント10|運転に必要な免許

4トントラック運転手の仕事内容は一般的に、中距離運転・積み込み・積み下ろし・搬出搬入・集荷・配達・日々の車両安全点検・クレーンでの作業・引越作業などが挙げられます。 主に中距離運転作業を行うので、乗務前点呼では、必ずアルコールチェックをします。

他にも、手作業で荷物をトラックに「バラ積み」する場合や、パレット上に荷物を「積み付け」する作業もあり、加えて長時間の運転も伴いますので、まさに体力勝負です。

主な運搬物作業の概要
日配品の配送食料品全般の集荷・配達、混載、ターミナルでの仕分等
雑貨等の配送雑貨等全般の集荷・配達、混載、ターミナルでの仕分等
部品・精密機器の配送木枠梱包等・クレーン作業等が付随
危険物の移送タンクローリー移送、危険物取扱資格他
廃棄物の移送平積み・ダンプ車等
引越作業家具等の梱包や、搬出搬入作業等が付随
重機物の配送ユニック車両による玉掛け作業等が付随
美術品等の配送美術品の梱包や、搬出搬入作業等が付随

4トントラック運転手の豆知識2:4トントラック運転手の給与

4トントラック運転手の給与は、その企業によって異なります。一般的な給与形態は「基本給」「運行手当」「資格手当」などです。運転手の仕事は長時間労働が多く、あらかじめ「〇時間の見込残業代」を設定する場合や、日当制である場合も多い業種です。

各企業の雇用契約に基づくため一概には言えませんが、一般的には「残業代」「夜間・深夜・早朝手当」「休日出勤手当」等が発生し、働いた分年収が上がる傾向にあります。

4トントラック運転手の豆知識3:4トントラック運転手の雇用形態

4トントラック運転手の雇用形態は、他の業種と同様に正社員・契約社員などです。 ですがパートやアルバイトの求人は僅少で、そのほとんどが経験者のみという条件です。これにより企業側の意識が「4トントラックの運転手は特化している」という位置づけであることが伺えます。

物流業界は中型免許の改正に伴い、若い世代(20代・30代前半)の4トントラック運転手の雇用確保が課題になっており、「売り手市場」の業種です。

4トントラック運転手の豆知識4:4トントラック運転手の休日

4トントラック運転手の休日は、土日祝ではなく、平日の場合が多いでしょう 。その理由は、荷主である企業等の営業日に合わせて運行するからです。そして年間休日数が少ない場合が多いのですが、これはGWやお盆、正月を問わず、物流がストップすることがないからです。

「働き方改革」によって、運転手の月間休日数の確保が必須です。傭車などを使うことで、運転手の現状は、隔週および完全週休2日制の運送会社が多いでしょう。

4トントラック運転手の豆知識5:4トントラック運転手のやりがい

4トントラックを運転するときのポイント10|運転に必要な免許

4トントラック運転手のやりがいについて、2つ挙げます。まずは荷主等からの「ありがとう、ご苦労様」という感謝・ねぎらいの言葉を頂いた瞬間です。物流が滞れば、国民の生活が機能しなくなります。 一般の方にそれを周知して頂いたという喜びを感じ、やりがいを感じるでしょう。

そして運転手は職人気質な方が多く、自身の4トントラックの運転や、積み付け等において芸術的な出来高を納めれば、誇りとやりがいを感じます。

4トントラック運転のポイントを理解しよう!

4トントラックを運転するときのポイント10|運転に必要な免許

4トントラックの運転のポイント、運転手に携わる豆知識5つはいかがでしたか?。4トントラック運転手は、悪路や納品時間の期限に追われながら、わたしたちに必要な商品を運ぶスーパーマンです。

物流業界は日々進化し、この先ゆくゆくは自動運転の導入などのAI化が進むでしょう。ですがドライバーの存在は必然で、雇用の面において安心できる業種です。4トントラック・物流業界の魅力を踏まえ、ぜひ活躍の場として一案ください。

Related