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2018年06月20日

危険物取扱資格の特徴・受験資格・取得難易度・費用の目安|消防法

「危険物取扱者」は、消防法で定められた危険物を取り扱う仕事で必要になる国家資格です。さまざま業種の会社や施設で必要とされ、需要の高い資格です。この記事では危険物取扱者の概要・受験に役立つ情報をまとめました。危険物取扱者を目指す方は参考にしてください。

危険物取扱資格の特徴・受験資格・取得難易度・費用の目安|消防法

国家資格 危険物取扱者とは

危険物取扱資格の特徴・受験資格・取得難易度・費用の目安|消防法

国家資格の危険物取扱者とは、消防法で定める危険物の取扱いや、定期点検・保安を監督をするために必要な資格です。危険物を扱う施設には必ず危険物取扱者を置かなければなりません。タンクローリーでガソリンなどを移送する際には、危険物取扱者が乗務することが必要です。

危険物取扱者には、甲種・乙種・丙種があり、取扱いや立ち会いができる危険物の種類が異なります。危険物取扱者の中でも、乙種4類はガソリンスタンドの運用やガソリンの輸送などの仕事に必要なため需要が高い資格です。

この記事では、危険物取扱者の概要・受験資格・取得に関する情報をまとめました。危険物取扱者の資格をこれから取得したい方は参考にしてください。

危険物とは?

危険物取扱資格の特徴・受験資格・取得難易度・費用の目安|消防法

まず、危険物とはどんなものがあるのか説明しましょう。危険物とは、消防法で定められている、火災を発生させる危険のある物質のことです。危険物には第1類から6類まであります。

危険物の種類品名
第1類塩類、よう素酸塩類、過マンガン酸塩類、重クロム酸塩類などの酸化性固体
第2類硫化りん、赤りん、硫黄、鉄粉、金属粉、マグネシウム、引火性固体などの可燃性固体
第3類カリウム、ナトリウム、アルキルアルミニウム、アルキルリチウム、黄りんなどの自然発火性物質及び禁水性物質
第4類ガソリン、アルコール類、灯油、軽油、重油、動植物油類などの引火性液体
第5類有機過酸化物、硝酸エステル類、ニトロ化合物、アゾ化合物、ヒドロキシルアミンなどの自己反応性物質
第6類過塩素酸、過酸化水素、硝酸、ハロゲン間化合物などの酸化性液体

危険物取扱者が扱える危険物

危険物取扱資格の特徴・受験資格・取得難易度・費用の目安|消防法

危険物取扱者・甲種は、消防法で定められたすべての危険物の取扱いと立会いができます。乙種は、第1類から第6類のうち、免状を交付されている危険物の取扱いと立会いができます。丙種は、ガソリン・灯油など限られた危険物のみ取扱いができ、立会いはできません。

人気の乙種4類はガソリンや灯油などの危険物の取扱いと立会いができます。

危険物取扱者の種類取扱できる危険物立会いの可否
甲種第1類から第6類すべての危険物できる
乙種第1類から第6類のうち免状が交付されている類の危険物できる
丙種第4類のうちガソリン、灯油、軽油、重油などできない

危険物取扱い作業の立ち会い

危険物取扱資格の特徴・受験資格・取得難易度・費用の目安|消防法

消防法で定められた一定量を超える危険物を取り扱うには、危険物取扱者の資格を持つ者が作業を行うか、資格のない者が扱う場合に有資格者が立ち会うことが必要です。

危険物取扱者・甲種はすべての危険物の立会いができます。乙種は免状を交付された種類の危険物について立会いができます。丙種は立会いはできません。

危険物取扱者・甲種の受験資格

危険物取扱者の最上位資格である甲種の受験に必要な条件は、大学などで化学に関する学科を修めた者、または乙種の資格を取得し2年の実務経験がある者などです。乙種と丙種は、誰でも受験することができます。

甲種を受験するのに必要な条件を以下にまとめました。

大学などで化学に関する学科を修めた者

危険物取扱者・甲種の試験は、大学などで化学に関する指定学科を修め、卒業した者が受けることができます。受験の際は、卒業証明書または学科等の名称が明記された卒業証書が必要です。

上記のほか、大学等において化学に関する授業科目を15単位以上修得した者も受験資格があります。その場合は単位修得証明書または修得単位が明記されている成績証明書が必要です。

詳細はこちらのリンクをご覧ください。

乙種で2年以上の実務経験

大学で化学を学んだ経験がなくても、危険物取扱者・乙種の免状を受けてから2年以上の実務経験のある者は、甲種の受験資格があります。受験の際は乙種危険物取扱者免状と乙種危険物取扱実務経験証明書が必要です。

乙種で4種類以上の免状の交付を受けているもの

危険物取扱者・乙種で次の4種類の免状を持つ者は、甲種の受験資格があります。第1類または第6類、第2類または第4類、第3類、第5類の4種類です。受験の際は、乙種危険物取扱者免状が必要です。

修士・博士の学位を有する者

修士・博士の学位を有する者で、化学に関する事項を専攻したもの(外国の同学位も含む。)は、危険物取扱者・甲種の受験資格があります。受験の際は専攻等の名称が明記されている学位記等が必要です。

危険物取扱者・資格取得の難易度は?

危険物取扱資格の特徴・受験資格・取得難易度・費用の目安|消防法

持っていると就職・転職で有利になると言われる危険物取扱者の資格ですが、資格取得の難易度はどの程度なのか、まとめました。初めて危険物取扱者の試験を受験するなら、一番人気のある乙種4類がおすすめですが、勉強を始めてみてちょっと難しいなと感じたら、丙種から受けてみるといいでしょう。

危険物取扱者の合格率

平成29年度の合格率は、甲種は37.3%、乙種1類は68.4%、乙種2類は70.9%、乙種3類は69.2%、乙種4類は34.4%、乙種5類は69.4%、乙種6類は63.6%、丙種は50.7%となっています。国家資格の中では中程度の難易度と言えるでしょう。

乙種4類の合格率が低い訳

危険物取扱者の合格率は、乙種4類だけは30%台と、他の種類よりかなり低くなっています。しかし乙種4類だけが特別むずかしいわけではありません。

乙種4類は転職や就職に有利なことから、受験者数が多く、中には会社や学校から強制的に受験させられる受験者も含まれているため合格率が低めになります。

特別むずかしいと言うわけではないので、合格率にひるむことなく、しっかり勉強してチャレンジすることをおすすめします。

危険物取扱者の資格取得にかかる費用は?

危険物取扱資格の特徴・受験資格・取得難易度・費用の目安|消防法

危険物取扱者の資格取得にはどのくらいの期間の勉強が必要で、費用はどのくらいかかるでしょう。試験手数料は、乙種は4500円、丙種は3600円かかります。これにプラスして、勉強に必要なテキストや通信講座など受ける場合は受講料がかかります。

危険物取扱者の資格取得にかかる費用を、人気の乙種4類、初めてでも挑戦しやすい丙種についてまとめてみました。

独学で勉強する場合

危険物取扱者乙種、丙種は暗記すれば合格可能な資格です。化学の知識がほとんどない文系出身の人でも、しっかり勉強すれば合格できます。

独学で勉強する場合、早い人なら10日くらいで取得できる方もいますが、余裕をもって2~3ヶ月準備期間を持つといいでしょう。

危険物取扱者の受験を目指す人のためのテキスト、問題集などは多く出版されています。テキストで学習し、問題集をやっておくのがおすすめです。テキストは1500円程度、問題集も1500円程度で購入できるので、合わせて3000円くらいの費用です。

独学で勉強する場合、試験手数料とテキスト、問題集を合わせて7500円程度が目安となります。

独学で乙種4類を目指す人におすすめのテキスト

独学で危険物取扱者 乙種4の取得を目指す方におすすめのテキストは「10日で受かる! 乙種第4類危険物取扱者すい~っと合格(増補改訂版) 」です。

著者は工業高校で長年乙4類の資格取得の指導に携わっていて、このテキストは合格ラインを突破できるポイントを押さえた虎の巻になっています。本誌から切り取って携帯できるB6判ポケットサイズの「丸暗記ノート」と赤シート付きなので、移動中やちょっとした空き時間に学習できます。

過去問題130問も付属しているので、これ一冊で受験対策が可能です。

この本で合格しました。
ただ解説が詳しい分、他の本に比べ圧倒的に大変です!

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独学で乙種4類を目指す人におすすめ問題集

独学で危険物取扱者 乙種4類の取得を目指す方におすすめの問題集は「乙種4類 危険物取扱者試験 平成29年版」です。平成28年~24年中に出題された464問を収録しています。

試験問題はジャンル別に分けられているので苦手ジャンルを集中して学習したい時など使いやすい構成です。テキスト・過去問・解説が1冊にまとめられており、効率よく学習ができます。

この本だけで合格しました。
最初は一周ざっと読んで、二週目からは間違えた箇所の説明を見て復習しました。三週目で90%とれるようになって試験受けました。

試験は基本的な問題ばかりだったので星2.3を完璧にしていれば合格できたかもしれないです。

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通信講座を利用する場合

危険物取扱資格の特徴・受験資格・取得難易度・費用の目安|消防法

独学で勉強する自信がない、わからないことを質問しながら勉強したい方には、通信講座がおすすめです。費用はどの講座を受講するかによって変わりますが、試験手数料と通信講座の受講料を合わせて数千円から4万円程度が目安です。

ユーキャンの危険物取扱者講座

ユーキャンの危険物取扱者合格指導講座 乙種4類・丙種は、テキスト3冊、添削が5回受けることができます。標準学習期間は5か月で39,000円です。教育訓練給付制度対象なので、条件が合えば学費が20%支給されます。

通勤講座の乙種4類合格コース

通勤講座の危険物取扱者 乙種4類合格講座は、ビデオ講座、テキスト、通勤問題集、法令暗記ツール、模擬試験が含まれていて、スマートフォンで通勤時間や休憩時間に勉強することができます。費用は一括で5,980円です。

トラック運転手なら乙種4類を持つと有利

危険物取扱資格の特徴・受験資格・取得難易度・費用の目安|消防法

トラック運転手にとって、乙種4類を持っていると仕事の幅が広がり、給与の面でも有利になることがあるので、取得することをおすすめします。

乙種4類の資格があれば、消防法で定められた質量以上のガソリンや灯油などの危険物を輸送することができます。会社にもよりますが、有資格者には資格手当が出る場合もあり有利です。

タンクローリー車の免許を持っていれば、タンクローリー車で危険物の移送が可能になります。タンクローリー車のドライバーは、荷物の積みこみ作業などの力仕事はないので、体を酷使せず、長く働くことができます。キャリアアップに挑戦したいなら乙種4類はおすすめです。

危険物を扱う仕事は、一般的な荷物を扱うより給与は高く設定されることが多く、好条件での就職や転職が可能です。

危険物取扱者はおすすめの資格

危険物取扱資格の特徴・受験資格・取得難易度・費用の目安|消防法

危険物取扱者の資格について、資格の概要や、資格取得までにかかる費用、難易度など紹介してきましたがいかがでしたか。

危険物取扱者は、社会のさまざまな業種の会社や施設で必要とされる資格です。危険物取扱者の資格を取得し、キャリアアップを目指してください。

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