普通車・新車・中古車の車検の間隔・バイクの車検|1年/10年
初回公開日:2017年12月15日
更新日:2017年12月15日
記事に記載されている内容は2017年12月15日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。
普通車の車検の間隔
意外と忘れやすいのが、車検時期です。車検を受ける間隔が空くので、忙しいとついつい後回しにしてしまい忘れがちなので気をつけましょう。
車検時期を把握していない人は、フロントガラスにある車検証を確認すると良いでしょう。車検は、5~8万ほど費用のかかるものなので、いつ頃に車検がくるのか把握しておくと安心です。
車検の間隔は、新車なら購入から3年後、それ以外は2年毎に受ける必要があります。どんなに整備が行き届いた車でも、車検時はそれなりの費用がかかります。また、公道で車を走らせるためには、その車が国の定める安全基準を満たしていることが必要です。走行することで構造・装置の劣化や磨耗、経年劣化がおこります。
法律を守るという意味で車検を受けることはもちろんですが、安全に車を運転するためにも車検は必ず受けましょう。
車検にかかる費用はどのくらい?
重量税、自賠責保険料、自動車税などの税金は法定費用といわれ、どんな車でも必ず発生する費用です。
コンパクトカー だと、法定費用は4万円〜5万円です。車検代など全て合計すると、5〜8万円くらいかかります。また、車検を業者に任せるか、自分自身でユーザー車検にするかで費用は大きく変わります。
車検代の内容は?
車検代といわれる中には、色々な整備費用や手続き費用が入っています。
「車検整備代」「消耗部品代」「部品交換費用」「予備車検費用」「書類作成代」「検査代」など、細かい項目に必要な代金が全て含まれています。
車検はいつ受ける?
一般的に車検の間隔は2年に1回ですが、車検が満了する1ヶ月前から受けることができます。車検の切れる日は、車検証に記載されている「有効期間の満了する日」という欄を確認しましょう。
この日付を過ぎてしまい、車検が切れた状態で車を運転すると、道路運送車両法違反となりますので気をつけましょう。この場合、違反点数6点(前歴のない場合)、30日間の免許停止、6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金になります。
車検が切れた状態で公道を走るためには、自賠責保険の加入と仮ナンバーの申請が必要となります。車検にはいくつかの書類が必要です。車検前日に慌てて準備をすると、当日必要な書類が揃っていないなどのトラブルも起こりがちです。
なるべく車検が切れる数日前には、業者に依頼するなどして準備をしましょう。
車検に落ちることはある?
車検に落ちることもあります。落ちる場合の多くは、下記の3つの場合です。
一つめは、書類の不備です。事前に確認することはもちろんですが、車検に関係する書類は一式まとめておくことをおすすめします。
二つめは、違反金の未払いがある場合です。例えば駐車違反やスピード違反などで未納の反則金がある場合、支払わないと車検に合格できません。
三つめは、整備不良です。違法な改造で条件を満たせない場合は、元に戻さないと合格できない場合もあります。
1年
2年毎の間隔で行われる車検の他に、1年毎の定期点検というものがあります。整備工場では車検時に定期点検もあわせて行っているので、車検と定期点検を混同している人も多いのではないでしょうか。
定期点検は、車両の不具合や故障を未然に防ぐことを目的に行われます。例えばブレーキはしっかりと機能しているか、タイヤの状態は良いかなどをチェックします。
車検では、自動車の安全適合性に対する基準に適合しているかどうかで合否を決めています。分かりやすくいうと、「地上からの高さがどれくらいあるか」など法律で定められた規格内通りの車かどうかを検査しています。
それに対し、1年間隔の点検は車両が安全に走行できるかどうかを目的としています。ただし、車検・定期点検ともに安全に対する検査、点検なので、同じような検査をすることもあります。
車検と同じ時期に行うことの多い、2年点検
定期点検には先に述べた1年間隔で実施する点検と、2年間隔で行う点検があります。それぞれ実施の義務付けられている法定点検です。2年点検は車検と同時期に行うので、そこまで意識しなくても良いでしょう。
1年間隔で実施する点検の点検項目は26項目です。それに対して、2年間隔で行う点検は30項目を加えた56項目になります。
また、定期点検をすると、「点検整備済ステッカー」をフロントガラスに貼ります。これは、確実に定期点検を実施しましたという証です。次の定期点検の時期がすぐわかるので、便利です。
10年
実は昔、「10年以上の車は1年車検」ということがありました。現在は法改正があり、車齢が11年を超えた自家用乗用自動車の検査有効期間が、1年から2年に延長されています。しかしながら車検の負担は変わりませんが、税金の負担額が変わってきます。
2014年より、環境に優しい車の税金を安くする一方で、13年を超える古い車は環境への負担が大きいということで、税金が高くなりました。新車登録から13年以上が経過した車の自動車税と重量税が重課されています。そして、2016年4月からさらに増税が行われました。
また、10年以上古いモデルになると交換部品も多くなります。つまり、車検にかかる費用が結果的に割高になってきます。そして、ガソリンの燃費も随分変わっていることでしょう。
10年以上乗っている車を車検に出すときは、現在の車の状況を見て、車検時にかかる費用を事前に試算することをおすすめします。
新車
新車を購入してから初めての車検は、「初回車検」と呼ばれています。一般的に新車登録から3年後に車検を受ける必要があります。
ただし、車種によっては新車でも1年や2年で車検を受けなければならない場合があります。特に営業など商用で使う人は、注意しましょう。不安な人は、車検証に書かれている有効期限を確認することをおすすめします。
車検を受けるまでの間隔が、一般的には3年もあります。新車を購入したディーラーから車検のお知らせのハガキが届きますので、見落とさないようにしましょう。
中古車など
新車とは違い中古車は、製造後1年未満しか経っていない場合を除き、全て2年間隔で車検を通さなければなりません。
また中古車を購入する際は、車検がついているのかいないのかをしっかりと確認しましょう。購入した車によっても次回の車検までの間隔は違いますので、忘れずチェックしましょう。
車検がついてない車の方が安いですが、購入後の手続きなどで乗り始めるまでに時間がかかるケースが多いです。また購入費用とは別に車検代もかかりますので、できるだけ車検ありの車をおすすめします。
バイクの車検の間隔
400ccなど
バイクもエンジンの排気量が250ccを超えるクラスの車検の間隔は、初回は3年後です。その後の車検の間隔は2年毎となっています。250cc以下のオートバイは車検の必要はありませんが、そのかわり自賠責保険を切らさないよう注意が必要です。
また、バイクにも法定点検があります。1年、2年間隔での点検があります。事故などを未然に防ぐためにも、必ず受けることをおすすめします。
軽自動車の車検の間隔
軽自動車とは、排気量 660cc 以下の三輪・四輪自動車のことを指しています。軽自動車の車検の間隔も、初回は3年後です。それ以降は2年間隔になります。
トラックの車検の間隔
トラックの車検の間隔は、トラックの大きさによって変わります。
8トン未満のトラックなら、車検の初回は2年後で、それ以降は1年間隔です。8トン以上なら、初回も2回目以降も1年間隔です。
車検は健康診断と同じ?
車検と法定点検は、人間でいう健康診断のようなものです。日々メンテナンスできない部分や気がつかない部分を総点検する意味でも、必ず受けましょう。
車検は定期的にやってくるものですし、非常にお金がかかります。最近ではかなり安く引き受けている業者もいます。しかし、安全に関わる部分ですので、安心して任せられるパートナーをみつけましょう。
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