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タクシーがガソリンを使用しない理由|LPガスのメリット5つとデメリット4つ

タクシーがガソリンを使用しない理由|LPガスのメリット5つとデメリット4つ
ガソリンスタンドに立ち寄っているタクシーを見かける事は滅多にありません。気になるのが、タクシーの燃料事情ですが、ガソリンスタンドに立ち寄らない理由は、燃料がLPガスだからです。LPガスを使う事によるメリットやデメリットをまとめましたので、参考にして下さい。

初回公開日:2019年7月10日

更新日:2019年8月20日

記事に記載されている内容は2019年7月10日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。


ガソリン燃料のタクシー車両は多くはない

通常の車はガソリン車が圧倒的に多いですが、タクシー車両に関してだけは今も9割がたのタクシーにおいて、LPガスが使われています。

一部の個人タクシーにおいては、ガソリンを用いられることもありますが、まだ少数です。ガソリン燃料のタクシーが多くない理由には根拠があります。では、タクシーがLPガスが主流な理由を見ていきましょう。

タクシーの燃料ガスの特徴と理由

タクシーの燃料ガスは、通常の車と違いLPガスである事が特徴で、その理由としては通常のガソリンでは得られなメリットがあります。

しかし、その一方で、メリットが多いにもかかわらずLPガスが普及せずにガソリン車が多いのは、それなりにデメリットがある事も特徴です。

では、タクシーがガソリンではなく、燃料をLPガスを使っているメリットを見ていきましょう。

タクシーがガソリンではなくLPガスを使用するメリット5つ

タクシーがガソリンではなくLPガスを利用することには、主に5つのメリットがあります。

このようなメリットを見ると、LPガスの良さを感じますが、デメリットを見ると通常の車はやはりガソリンに頼らざるを得ないと考えさせられるようなものになっています。

まずは、タクシーがガソリンではなくLPガスを使うメリットを見ていきましょう。

タクシーがガソリンではなくLPガスを使用するメリット1:燃料コストが安い

タクシー車両がガソリン車より圧倒的にLPガスが多い理由としては、第一に価格が安い事が挙げられます。

タクシーは走るためのエネルギーをたくさん使いますので、ガソリン車だと必然的に経費がかかります。しかし、LPガスを使うことにより、燃料コストが安く結果的に経費が安くなります。

その点から、ガソリンではなくLPガスを使う事は大きなメリットがあります。

タクシーがガソリンではなくLPガスを使用するメリット2:排気がクリーン

次に排気ガスがクリーンである事が挙げられます。

環境問題が叫ばれて久しい今、環境を考える点においては排気ガスがクリーンであることは非常に良い事です。タクシーは長時間車を走らせますので、無視できないメリットでしょう。

タクシーがガソリンではなくLPガスを使用するメリット3:ガソリン税がかからない

車は何かしら税金がかかりますが、LPガスでしたらガソリン税が掛からない点も見逃せないメリットです。

タクシー会社もそうですが、利益を追い求める以上、経費は少ないほうが良いのは言うまでもありません。経費の実費はもちろんですが、税金もできれば節税したい物です。ガソリン税が掛からないことも節税面でも大きなメリットです。

タクシーがガソリンではなくLPガスを使用するメリット4:エンジンオイルが長持ちする

エンジンオイルとは、エンジンを動かす際に必要な油の事で車には必要な物ですが、交換が必要であり、それが長持ちすればするほどに交換費用が少なくて済みます。

エンジンオイルは汚れたら変えないと、事故や故障の原因にもなりえますので、普通のガソリン車は3か月から半年くらいでの交換が必要です。

LPガスにすることで、エンジンオイルが長持ちをするために変える頻度が減り、結果的にコスパが良い状態になります。

タクシーがガソリンではなくLPガスを使用するメリット5:盗まれにくい

盗難車の被害は圧倒的にガソリン車が多く、LPガスで走る車は盗難されにくい一面があるので、タクシーの盗難は圧倒的に少ない傾向にあります。

なぜなら、ガソリンスタンドのように燃料を補充できる施設が、LPガスの場合は圧倒的に少ないからです。もし、燃料が切れたら乗り捨てるしか手段はありません。

タクシーがガソリンではなくLPガスを使用するデメリット4つ

タクシーがLPガスを使う事でいろいろなメリットがありますが、良い事ばかりではなくデメリットもあり、デメリットは主に4つあります。

LPガスが安くて排気ガスもクリーンであるように、大きなメリットがあるにもかかわらず中々普及しない理由として、このデメリットが関係しています。では、タクシーがLPガスを使用する際のデメリットを4つ見ていきましょう。

タクシーがガソリンではなくLPガスを使用するデメリット1:使用期限が定められている

LP車は6年毎に燃料タンクの耐圧検査をする必要があり、LPガスの充てん期間が定められているのですが、期限切れになると燃料の補充ができなくなります。

2年ごとに車検があるなどはガソリン車にもあり、期限がある事は同じですが、LPガスの車の場合は、さらにLPガスの充てんに関しても期限があります。

タクシーがガソリンではなくLPガスを使用するデメリット2:スタンドが少ない

LPガスのスタンドが圧倒的に少ない事も、タクシーやトラック以外の車でLPガスが普及しない大きな原因の一つです。

ガソリンスタンドはいろいろなところであるので、燃料が少ないと思い立ったら簡単にガソリンスタンドでガソリンを充てんできます。その点においては非常に楽な一面があります。しかし、なかなかスタンドがないとしたら、遠くに燃料補給のために行く事になります。

そうすると、実用的とは言い難いです。

タクシーがガソリンではなくLPガスを使用するデメリット3:燃費が悪い

LPガスは燃料自体は安いところがあるのですが、燃費が悪い一面があります。

良く走るくらいではないと、元を取る事はできません。毎日通勤通学に使うとか、週末に少し買い物のために使うぐらいでは、燃費の悪さからコスパが良くないでしょう。

その点においては、日々長距離を走るタクシーやトラックのほうが、コスパ良くLPガス車を使いこなすことができます。

タクシーがガソリンではなくLPガスを使用するデメリット4:パワー不足

パワー不足もLPガス車のデメリットです。

しかし、多くのケースではそこまで気にならないケースが多いでしょう。普通に平地を走るとか、少々の坂道くらいでは気にならない程度です。タクシーに乗って、パワー不足を感じた方は圧倒的に少ないのではないでしょうか。

大きなデメリットではありませんが、パワーにおいてはガソリン車に劣る点があります。

ガソリンで動くタクシーは個人タクシーに多い

LPガス車が多いタクシーですが、ガソリンで動くタイプのタクシーもあります。

LPガス車はガソリン車に比べて多くない点から部品なども特殊ですが、タクシー会社大手であれば車種を全て同じにすることによって、メンテナンス費用を抑えている一面があります。

しかし、個人タクシーであればその手を使う事ができませんので、ガソリン車しているケースが多いです。

近年はハイブリッド車も増加中

近年は、ガソリン車ばかりではなく、ハイブリッド車も増加しています。

LPガスのメリットの恩恵が受けられない点において、個人タクシーの方はガソリン車が多い傾向にありますが、さらに燃費が良いハイブリッド車に切り替えるところも増えてきています。

一番のメリットは燃料補充の回数が明らかにガソリン車に比べて少ない点です。

タクシーのガソリン事情について知ろう

なぜガソリンスタンドに立ち寄るタクシーが少ないのかと疑問があった方も、タクシーのガソリン事情を知る事で疑問を解消された方も多いでしょう。

今はタクシーやトラックなど仕事で使う車のみの適用となっていますが、もっと進化していくごとに我々が持つ自家用車についても、LPガスなどのさまざまなエネルギーが普及する可能性もあります。

その点では知識として知っておく事で役立ちます。

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