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タクシー業界がブラックだと思われる理由10個|大卒で就職する理由4つ

タクシー業界がブラックだと思われる理由10個|大卒で就職する理由4つ
タクシー業界はブラックだというイメージを持っている人がたくさんいます。なぜブラックだと思われるのか、その理由について詳しくお伝えします。同時に、近年大卒でタクシーの運転手になる人が急増している理由についても触れています。

初回公開日:2019年4月22日

更新日:2019年4月22日

記事に記載されている内容は2019年4月22日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。


タクシー会社はブラック企業とは限らない

私たちは、タクシーを利用する中で、タクシーの運転は時間が早朝から深夜におよび、客とのトラブルも多く、神経をやられてしまうブラックな仕事だというイメージを持ってしまいがちです。

ですが、実際はタクシー会社にもいろいろあり、すべてのタクシー会社がブラックであるとは限りません。

この記事では、タクシー会社がブラックだと思われる理由と、実はそうではないことを示すいくつかの例をいくつかお伝えします。

タクシー会社がブラックだと思われる理由10個

労働時間が規定を超えていたり、神経を使う以外にも「ブラック」の条件はいくつかあります。

賃金が正しく支払われない、差別やパワハラが横行するなど企業自体のコンプライアンス意識が低い、従業員の健康や安全よりも会社の利益を重視する運営方針を持つなどです。

タクシー会社がブラックだと思われる理由を10個挙げていきます。

理由1:給料が安いのに長時間労働

タクシー運転手の勤務形態は、一般的に隔日が多く、出勤した次の日が休みになります。労働時間は朝の7時から深夜の3時までの20時間で、うち、3時間の休憩を差し引いても、17時間労働になります。

一方、タクシー運転手の給料は、売り上げの60%で、年収にすると平均およそ388万円となります。

男性労働者の平均年収が549万円であることを考えると、労働の割に給料が安いのが、ブラックだと思われる要因の一つです。

理由2:乗客とのトラブルが絶えない

乗客とのトラブルも、ブラックの大きな要因の一つです。

頻繁ではありませんが、乗り逃げ、難癖を付けて料金を払わない、スピード違反をさせてでも運転を急がせる、酔っ払いに絡まれるなどは、タクシー運転手なら一度は必ず経験があるでしょう。

タクシー運転手にとってはタクシーが仕事場ですから、乗客とのトラブルは仕事場の環境を悪くさせるものと言えます。

理由3:ドライバーの平均年齢が高い

現在は、タクシー運転手の7割が50代以上だという統計が出ています。20代、30代のタクシー運転手は全体の10%以下にすぎません。

しかも50代以上の内訳は、平成13年度では50代が大半を占めていたのに対し、10年後の平成23年度には60代が大半を占めており、ドライバーの平均年齢は年々上がっています。

世代交代が行われないというのも、ブラックだと思われる要因です。

理由4:危険な仕事である

酔っ払いに絡まれたり、脅されたりするだけでも十分危険でブラックな仕事だと言えますが、もっと重大な事件が今までにも実際に起きてしまっています。

売上金を狙った強盗に襲われたり、中には殺人事件に発展してしまったケースもあります。タクシーの中は、必ずお金のある密室状態ですから、助けが入る隙がなく犯罪者に狙われやすいこともブラックだと思われている理由です。

理由5:給料が完全歩合制

多くのタクシー会社は、固定給+歩合給を基本としていますが、中には完全歩合制を取っている会社もあります。

完全歩合制は、たくさん仕事をすればするほど給料は多くなりますが、逆に言えば固定給がないため、会社という組織に属しながら、病気などで仕事ができなければ収入はゼロになってしまいます。

タクシーの集客の良し悪しは、あくまでもその日次第のもので、収入の保証がないことはブラックだと感じさせる要因の一つだといえます。

理由6:社会的信用が低い

例えば、公務員ですと、クレジットカードの取得や住宅ローンを組むのは、比較的簡単です。アパートや賃貸の契約に苦労することも、まずありません。社会的信用が高いためです。

その点、タクシーの運転手の場合は、そこまで社会的信用度は高くありません。会社にもよりますが、社会的信用が低いと、福利厚生が保証されないことが多く、そのためブラックになりがちです。

理由7:体への負担が偏る

タクシーやトラックの運転手は一日中座って同じ姿勢を取っていることによる体への負担が大きくなります。

特に、首と腰への負担は大きく、腰の持病を持つタクシー運転手は少なくありません。このためブラックと言われることがあります。

しかし、休憩ごとにストレッチをするなど各自で健康管理することは可能ですし、健康に問題が生じた時に、適切なサポートをしてくれる会社かどうかも大事です。

理由8:結局は自己責任

例えば、 全国福祉輸送サービス協会が、バリアフリー研修推進実行委員会としてタクシー運転手に研修を推進して、利用者とのコミュニケーションを深める策がいろいろと練られています。

しかし、実際に車いすを乗降時に介助したり、AED搭載して人命救助するのは、ドライバー本人です。

会社が頑張れば頑張るほど、サービスの種類が増えるほど、ドライバーへの負担は増えます。利益優先の運営方針は、ブラックの条件です。

理由9:ずっとひとり

タクシーの中が職場ですから、勤務時間中は、うるさい上司もいない代わりに愚痴を言ったり他愛もないことを話せる同僚もいません。

人間関係の煩わしさがないので、それを好む人もいますが、基本、仕事は一人で行うことになります。

客が次から次乗ってくる時間帯に、にぎやかで大きな道を走行しているうちは気づかなかったのに、深夜、遠くまで客を送り届けた後、慣れない道を一人で戻る時の虚しさは、想像に難くありません。

理由10:自己肯定感が失われる

タクシーの利用客の中には、クレーマー気質の人もいますし、日ごろ溜まった鬱憤をタクシー運転手にぶつけてストレスを発散させる人、タクシー運転手を見下して命令してくる人もいます。

接客が仕事だとは言え、理不尽な扱いを受けていると、だんだんと自己肯定感が低くなってきて、仕事に生きがいを見出すのが難しくなることもあります。

社員の多くが生きがいを見出せない仕事は、ブラックになりがちです。

大卒でタクシー運転手になる人が増えている理由4つ

かつては、大卒でタクシー運転手になることはあり得ないとさえ思われていた時代がありましたが、現在、大卒でタクシー運転手になる人は増えているのが実情です。

とあるタクシー会社の2010年度の大卒採用は1名だったのが、2014年度には100名を超える状況になっています。

なぜ大卒でタクシー運転手になる人が増えているのか、その理由について考察していきます。

理由1:正社員の内定が獲得できない

大卒でも、企業の正社員の座を射止めるのは難しい時代です。倍率の高い人気の職で正社員になることができない人が、比較的門戸の広いタクシー会社に就職を希望することがあります。

タクシー運転手は、定年後も嘱託として働くことができ、実質定年がない状態のため、老後のことを考える人にとっては、長く続けられる仕事であることが魅力のひとつになっています。

理由2:自由度が高い

出勤・退勤時間の決められた仕事は窮屈だと感じる人にとっては、勤務体系もさまざまで、勤務中も自由に休憩の取れるタクシー運転手の仕事は魅力的です。

大卒で、例えば堅いと言われる役所勤めをしても、高い報酬は望めませんが、固定給+歩合給が主流のタクシー運転手だと、仕事をしたら、した分だけの収入を得ることができます。

理由3:他の大卒者とは違う仕事がしたい

文部科学省の発表している統計によると、平成29年度の大卒者のうちの76.1%が就職しています。

就職先で最も多いのが、卸売業・小売業で、医療・福祉関連、製造業と続き、これらだけで全体のおよそ半分の割合を占めています。

大卒だからといって、大卒に人気の職業に就く必要はないじゃないかと考える若い人たちが多くいても不思議なことではありません。

理由4:人間的に成長したい

タクシー運転手は、言うまでもなく、接客業です。タクシー会社が手掛けるさまざまなサービスを、「運転手にとってはブラックだ」と捉える人もいる一方で、自らさまざまなサービスを提供して、利用者とコミュニケーションを図りたいと考える人もたくさんいます。

いろんな利用客と接する中で、人間的な成長を期待することができます。

タクシー会社がブラックかどうかは会社にもよる

結局のところ、タクシー会社がブラックかどうかが決まるのは、会社次第ということになります。

コンプライアンス意識の高い会社だと、社員や、社会からの厚い信頼を得ることができますし、反対に低い会社は、それができません。

現在、タクシー業界は、女性ドライバーや大卒者を多く採用して、かつてのブラックのイメージを払拭しようと努めているので、需要と供給が今まで以上にうまくかみ合うことが期待されています。

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