運送業に将来性はある?運送業が抱えている問題点5つ
初回公開日:2019年03月22日
更新日:2019年10月29日
記事に記載されている内容は2019年03月22日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。
運送業に将来性はある?
運送業に将来性があるのか無いのかの答えはまだ分かりません。ただテクノロジーの進化により、将来性を感じることができないこともあります。AIの技術が進み、働く人が減ってくれば運送業に限らず、色々な職業で問題が起きるでしょう。
運送業に就く人は、将来性ということに重きをおくのではなく仕事をすることで得られる充実感や働くことで得られる達成感を感じることのできる仕事をしていくようにします。
自動運転が進んだ場合
2020年の東京オリンピックに合わせて政府が自動運転を進めてきました。たくさんの人に便利に使ってもらえるための自動運動ですが、荷物を運ぶ工程を入れた場合で考えても運送業にすぐに影響は出ないです。
自動運動の車を扱い仕事をする人も、すべてオートメーションでは無いので人的にできる部分に関われるように仕事をしていきます。そのためにはニュースをチェックしたり、必要な資格を取っておきましょう。
運送業の将来が左右される!運送業の問題点10個
運送業の将来性が危うくなる問題点は少なからずあります。それは運送業だけでなく、さまざまな職業が過渡期に入っており、働き方や色々な価値観などで世の中の変化が激しいためです。
運送業に関わっている人は、運送業の将来性に関わる問題点を考えて仕事をしていきます。運送業で責任ある立場の人は、それらの問題を自分自身の問題として捉えていくようにします。
1:ドライバー不足という問題
働く世代が減ってきているので、ドライバーの確保が難しくなってきています。人手不足はどの職場でも避けられない問題となっているので、どれだけ会社自体がその現実に向き合えるのかで将来性が変わってきます。
自分が運送業を経営していて、ドライバー不足に悩んでいれば女性が働きやすい職場作りをしたり、社員待遇などを見直すことが大切です。
2:イメージが悪いという問題
運送業のイメージが悪いという問題があり、将来性を脅かしています。ただ、昨今では昭和の時代のように労働者のイメージはなくなりつつあります。配達業者のドライバーが注目されることもあるので一概には言えないです。
運送業で勤める人は、身だしなみを整えたり、言葉遣いを丁寧にするだけで運送業のイメージを変えるようにして仕事をするようにします。そうすることで運送業を利用する人に良いイメージを与えることができます。
3:3Kの仕事のイメージだから
3Kとは「危険」「汚い」「キツい」の意味で主に力仕事をする人がそう呼ばれることがあります。しかし時代は変わり、そのような差別用語は消えつつあるので運送業の将来性にはそれほど影響がないと言えます。
自分が就く仕事に自信を持ち、3Kという言葉がふさわしくないような働き方をすれば世の中の人の見方も変わります。社会には必要ない仕事はないことを覚えておきましょう。
4:イメージが悪いという問題
先述にもある通り、運送業は厳しい労働環境というイメージがあるので、良い印象を持つ人も少なくないです。イメージと仕事は別なので、たとえ悪いイメージがあっても将来性という観点とは無縁だと言えます。
世の中の人が持つイメージはあえて考えないようにして、依頼された仕事を確実にこなして、多くの人の信頼を得るように動くようにします。
5:労働環境が整っていないという問題
非正規社員が増えて、小さい運送業者では待遇がしっかりしていないので、運送業だけでなくさまざまな職業で労働環境を整えていく必要があります。
自分が責任ある立場で運送業の将来性を憂いているのならば、若い世代のために労働環境を整えるようにします。そうすることで労働環境を変えることができるので、将来性を少しでも明るくすることができます。
6:下請けによる運賃の低下の問題
外注業者や下請けがいることで賃金を多く払うことが難しくなります。どこまで下請けに仕事を任せるのかを考えながら、自社の運送業の社員のことを考えていかないと将来性はなくなります。
下請けの人に仕事を任せる場合は、自社の運送業の社員へ待遇をしっかり示して納得して働いてもらうようにします。
7:サービスの追求による過当競争
壊れやすいものを取り扱う部署を作ったり、壊れた場合の保証をつけることで運送業者自体が疲弊しています。また休みを取れなかったり、他の会社との競争をすることで賃金を減らさなければいけなくなっています。
自分が勤めている運送業は何に力を入れているのかを顧客にアピールして仕事をしていくようにします。そうすれば余計なサービス合戦をせずに済むでしょう。
8:長時間労働問題
ネット通販が多くなってきているために配る物が多くなり、長時間労働を強いられることが多いです。長時間労働が当たり前になってしまえば、多くの人を運送業に呼び込むことはできません。そのようなことが運送業の将来性を暗くしています。
自分の勤めている運送業者に、スムーズに配達するためのアイデアなどを現場の意見として発言できる場で話すようにします。
9:若手の車離れという問題
今はインドアで趣味を楽しむ機会が多くなり、車に興味を示す若者が少なくなっています。車に興味がなければ、普通免許を持たないので運送業の仕事をする人が減ります。
自分が運送業者に勤めていて、責任ある立場にいる場合は大型普通免許ではなく普通免許や自動二輪などで荷物を運ぶアイデアを考えるようにします。
10:賃金が割に合わないという問題
仕事がハードなのに割りに合わないという問題があります。ハードな仕事をしているのに賃金の面で満足できなければ、運送業の将来性は暗くなるばかりです。
自分の勤めている運送業者の賃金が割りに合わない場合は、勤務日数を増やしたり、取得が難しい免許を取ることで賃金の改善をすることができます。しかし、運送業全体の将来性ということで考える場合は運賃自体の改善が必要です。
労働環境が整えば将来性が無いわけでは無い!
運送業の問題点を一つ一つクリアしていけば、将来性は明るくなります。そのためには社会全体で物を買うことを考えて、限られた資源をどう利用するのかを考えながら、どうすれば豊かな暮らしができるのかを考えなければいけません。
運送業に勤めている人は、問題点をクリアするために自分たちの声が上層部に届く機会を多く設けてもらえるような努力をするようにします。
運送業売り上げ企業ランキングTOP3
運送業の売り上げを知ることでこれからの将来性を考える機会を得ることができます。運送業社が競い合うことばかり考えるのではなく、配達業者の特色を生かして協力しなければ将来性は明るくならないです。
自分の勤めている運送業と他社を比較しながら、売り上げを考えることでこれからどう仕事をしていくのかを振り返ってみましょう。
第3位:株式会社日立物流
日立物流は電車の車両やインフラのための設備を運ぶことが多いので、多くの売り上げを得ることができています。これからの時代はインフラを整える機会が多くなるので、運送業としては明るい将来性を持っている企業と言えます。
自分の勤めている運送業者でも日立物流のような他社に真似できないような仕事ができないかを考えていくようにしましょう。
第2位:ヤマトホールディングス株式会社
amazonのお抱えの運送業者であり、また楽天やネットショピングの依頼が多いので売り上げを上げることができています。クロネコヤマトという昔からのネームバリューもあり信頼が高いので利用する人が多く、安定した売り上げを得ることができています。
ヤマト運輸以外で仕事をしている人は、ヤマト運輸にしかない営業所の多さや、配達システムで参考にできない点はないのかを考えていきましょう。
第1位:日本通運株式会社
引っ越し業や薬品の運送を生業としており、順調に売り上げを伸ばしている企業です。かつては日本郵便との合併の話もあったほど運送会社としては信頼されている企業です。
自分が勤めている運送業者で引っ越しの新たなサービスを考えたり、壊れやすいものを運ぶ技術を得ることを会社規模で考えて仕事をしていくようにしましょう。
運送業の将来性についての参考にしよう!
さまざまな企業の仕事を見直してみたり、問題点を洗い出すだけでも将来性を明るくすることはできます。自社の運送業者の将来性を明るくしたければ、一人一人が働きやすい労働環境を作り、新たなことを考える余裕を作るようにします。
運送業の仕事をしている人は、これからの将来性について話し合う場を作ることで職場改善を考える機会を設けることができます。
ドライバーの仕事情報を探す
ドライバーへの転職をお考えの方は、好条件求人が多い
ドライバー専門の転職サービス『はこジョブ』へ!