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2018年07月06日

傭車の特徴・費用相場・利用方法・下請けとの違い・募集方法

傭車の特徴・費用相場・利用方法・下請けとの違い・募集方法

傭車という言葉を聞いたことが無い人にとって、傭兵と何か変わりのある造語というイメージを抱きがちです。今回はこの傭車とは何なのかをわかりやすく説明し、具体的にどのようなシステムになっているのか、メリットとデメリットを交えて解説いたします。

傭車の特徴

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傭車という言葉を聞いたことがないという人も多いでしょう。これは運送会社やトラック配送業者といった車を多用する業界にのみ存在している言葉なので、それらの界隈にいないという方々には認知度が低い言葉です。まずは、この言葉の特徴や意味を分かりやすく解説していきます。

傭車は造語

「傭車」とは傭兵のように兵士を雇うのと一緒で、忙しすぎて車が足りなくなってしまったときに他の運送業者などから車やトラックを借りることです。いわゆる「傭兵+車=傭車」から生まれた造語となっています。

ただし、車をそのまま借り入れるだけでは動かせる人手が足りませんので、人でも含めて丸ごと借りることになります。傭車として最も多いのが自社の仕事を下請けや知り合いの個人事業主に依頼をするというケースです。

固定費削減の必須テクニック

傭車はあくまでも下請けや個人事業主に運送業を手伝ってもらうというスタイルです。このような状況になる最大の理由が人件費や車の税金といった最大の費用を削減できることにあります。

荷物を運搬する業界というのは波が激しく、忙しいときはやたらと忙しいのに、忙しくないときはそんなにやることがなく仕事の取り合いになるということも少なくありません。いわゆる年末年始やお中元の時期、引っ越しシーズンは運送業者にとって最も忙しいシーズンになりますが、それ以外は割と平和です。

このように波がかなり激しいゆえに、忙しいときには傭車を使って対応するというスタイルが増えました。会社にもよりますが、自車両4で傭車が6の割合になっているところもあります。

傭車費・傭車代の相場

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傭車費用や傭車代というのはなかなか表には出てこない数字なので、具体的な数字を示すことは難しいですが、この業界に強い方の意見を参考にすると、粗利は15~25%です。

もちろん、この数字が100%正しいというわけではありませんが、はっきりと表には出てこない数字なので一つの目安程度に考えてください。一般的な手数料で考えると5~10%くらいが相場となっていますので、なかなかに高い値であると言えるでしょう。

傭車を使うメリットとデメリット

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傭車にはメリットとデメリットが存在します。これは傭車を利用するメリットとデメリット、傭車依頼を受けることのメリットとデメリットに別れていますので、それぞれ別に解説していきましょう。

荷主側が傭車を利用するメリットについて

いわゆる繁忙期に入って自社にある車だけでは足りなくなってしまったから、下請けや知り合いの個人事業主に依頼をするという人に発生するメリットになります。すでに触れている部分もありますが改めて紹介します。

それは、人件費や自動車税などの削減、緊急時の対応が容易、他社との繋がりが強化されるの3点でしょう。実は自車両が少ないという会社でも、傭車を雇うことができる会社ならば大口契約を結びやすくなります。

また、他社との繋がりが強化されればされるほど、自分たちが対応していない範囲まで手を伸ばすことができるようになりますので、事業展開の一環ともなるでしょう。逆に、傭車会社から新たな仕事が来るケースも存在しています。

傭車依頼を受ける人たちのメリットについて

依頼を受ける側の立場にいる人たちにもメリットはあります。依頼を受けることで繋がりが強化される、安定した収入が得られる、経験を積むことができるということでしょう。

依頼を受けている期間はそれだけ仕事を受け続けられますので安定した収入源になってくれますし、依頼主からの繋がりも強固なものとなりますのでより新しい仕事を回してもらう可能性も高まります。

荷主側が傭車を利用するデメリットについて

傭車を利用するデメリットももちろん存在します。依頼を受けているけれど、対応するのが自社の教育を受けていない人になるため、想定外のトラブルにつながることがあるということ、そしてそれらのトラブルによって評価が落ちるのは自社ということでしょう。

最も危険なのが自社が依頼を受けているという形で別会社に発注をするという仕組みそのものにあります。トラブルを無くすために、自社では徹底した社員教育を行っていたとしても、依頼をする業者にまで手が入っていることはないので、その教育が通用しません。

つまり、自社が対応していたのならば防げていたであろうトラブルが多発する恐れがあるということです。この場合でも責任を取るのは傭車を依頼した会社となってしまいます。なかなかきついデメリットです。

傭車依頼を受ける人たちのデメリットについて

依頼を受ける側にももちろんデメリットは存在します。依頼を受けたが給料が安く設定されていることがあるとか、依頼がないと収入が不安定になってしまうということや、事故が発生した場合の責任は傭車側に発生するということでしょう。

もちろん、事故が発生したときの責任は表立ってはその依頼をした会社になってしまいがちですが、そこで発生してしまった補償費などが依頼を受ける傭車側の負担になってしまうことがあるということです。

傭車の利用方法

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それでは具体的に傭車を使う方法について記載いたします。これは100%決まった形は存在していないので、会社によって異なる部分もあるということはご理解ください。

契約書を必ず用意する

傭車とはもう少し難しい言葉を使うと「利用運送」となります。傭車というのはあくまで俗語に近いので、契約書として用意するときには「利用運送契約書」や「運送委託契約書」といった形になるでしょう。

基本的には実運動会社が運輸局の運送事業の許可を得ていないと傭車契約はできませんので注意しましょう。具体的な契約書の中身は下記のサイトを参考にしてください。

依頼する

上記の形で契約書を取り交わした後は、必要な時期に連絡して仕事の内容をより具体的に指示し依頼をしてください。いわゆる外注依頼ですので、通常業務の外注に仕事をお願いするときのスタイルと同じになります。

委託して終了

依頼の内容を伝えれば実際に委託をして終了となります。しっかりと契約書を取り交わしてしまえば、傭車契約は非常にシンプルなものであり難しいことはないです。ただし、傭車契約をしている仕事の量や契約社数が多すぎると、管理側が大変なことになります。

傭車と下請けの違い

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もともと、この傭車という言葉そのものが造語であり定義付けも怪しい部分がある言葉なので、下請けと傭車の間に明確な差があると断言することはできません。人によって意見が異なるので何とも言えないのが実状です。

下請けや会社で傭車は一個人というものや1次下請けの下にあたる2次下請けや3次下請けが傭車といった考え方が多いです。ほとんど変わらないという認識でいいでしょう。

傭車の募集方法

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大手のリクナビといった仕事紹介サイトで「傭車」と入力しても一切出てきません。必ず「利用運送」という名前で検索してください。すると「利用運送業」や「利用運送事業」を生業としている会社が次々とヒットします。つまり、大手の運送会社がこれらの会社に何らかの手段で傭兵依頼をしているということです。

具体的に大手の運送会社がこれらの会社を募る方法については一切記載してありませんが、システム的には派遣会社と同じなので、派遣先企業がサービスグループに依頼をして労働力を提供してもらう代わりに仕事を指示するというスタイルになるのでしょう。

傭車の管理方法

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傭車の管理方法は非常に難しく、先ほど記載したように自社教育が届いていない人に頼むこととなるのでトラブルが多発することもしばしばあります。これを防ぐためにも、簡易的な自社教育を傭車登録している人たちに施すことが必須となるでしょう。

すべてを教え込むことが不可能だったとしても、何も教えないで自分たちの管理下に置くことは不可能なので、簡易的な社員教育を施すことは必須となります。いわゆる新たに北派遣社員に対する最初の教育と一緒です。

傭車運転手の探し方

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傭車運転手の探し方は非常にシンプルで、先ほど紹介したようにリクナビといった大手仕事紹介サイトを経由するか、自分たちのホームページがあるのならばそちらから募集をかけるというスタイルになるでしょう。

ネット社会が発達している現代においても、それらの発注した物品を動かすためには運送業者が必須なのでこれらの仕事はなくなりません。むしろ全盛期と言える状態になっています。

傭車契約は少なくなる可能性も

傭車契約は多くの運送会社で当たり前のものとなっていますが、間に企業が入れば入るほど実際に運送する人たちへの手取りが少なくなりがちなのであまりいい目で見られないことも多いです。

ちょっと前までは自車両の数よりも傭車のほうが多いという企業も多々ありましたが、傭車ではドライバーの確保ができなくなりつつあるという現状がありますので、自車両比率が高まっている傾向にあります。運送ができる人が求められている現状は変わりませんので、これからこの業界に入りたいという方は動向に注意しましょう。

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