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年収においての額面と手取りの違い|計算/税金/ふるさと納税

年収においての額面と手取りの違い|計算/税金/ふるさと納税
給与所得者にとって、額面と手取りの違いをしっかり理解することはとても大切です。就職活動や転職活動時に必ず給料が提示されますが、実際に手元に残る給料が提示された金額より少ないことが多々あります。ここでは、額面と手取りの違いについて詳しくご紹介します。

初回公開日:2017年11月2日

更新日:2017年11月2日

記事に記載されている内容は2017年11月2日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。


年収における「額面」と「手取り」の違いを理解するために

給与所得者は、労働に対して勤務先から給料という形で労働対価をいただいています。給料には年収や年棒などがありますが、どちらも生活を営む上で大切な収入源であることに変わりありません。そして、この給料や年棒には「額面給与」と「手取り給与」がありますが、「額面」と「手取り」の違いをご存知でしょうか。

この「額面」と「手取り」の違いを理解せずに、ただも給料をいただいているだけでは、節税対策などもできず、非常にもったいない結末を迎えることになります。ここでは「額面給与」と「手取り給与」の違いを詳しくご紹介します。

額面給与は基本給+残業代・交通費・各種手当のこと

額面給与とは、基本給に残業代、交通費や住宅手当や育児手当などの各種手当を合計した金額のことです。この額面給与は額面金額とも呼ばれていますが、どちらも同じことです。「月収」や「年収」という表現をされる場合のほとんどが、一般的に額面給与のことを指していると考えて間違いありません。

つまり、額面給与は基本給に残業代・交通費・各種手当などを全て含めた総額を指し、それを毎月の収入額として見る場合には「月収」といい、年間収入額として見る場合に「年収」という表現に変化します。額面とは「書面上はこの金額を給与として支払っています」という意味合いで、手取りと区別するために「額面」という言葉が付け加えられているだけと捉えて問題ありません。

手取り給与は額面給与ー税金・保険料の金額のこと

手取り給与は所得や収入のことではなく、基本給や残業代など会社から支給されるお金の総額である「額面給与」から控除額・住民税や所得税などの各種税金・社会保険料などを引いて「手元に残るお金」のことを指します。

天引きされる金額は、扶養家族の有無や社会保険、控除額や種類によって多分に変わりますので、平均値としてご紹介することが難しい項目となります。実際に額面給与から引かれる保険料や税金は下記となります。

・保険料(国民健康保険、社会健康保険、雇用保険)
・年金(厚生年金、国民年金)
・税金(所得税額、住民税額)

※保険や年金の分類は、自営業や給与所得者などによって異なります

給料から天引きされている「控除」に当たるものは?

毎月の給料からあらかじめ引かれてしまう金額に健康保険料・年金・社会保険料・住民税がありますが、これらの金額は毎年6月に決まるので、一度金額が決められればその先1年間は変動がありません。一方で、所得税は月々額面給与によって変動するので、残業時間が多い時や営業実績を上げられた時、ノルマを多く達成したなどの+αがある月は、他の月よりも多く所得税を納めることになります。

①健康保険
病気やケガの時に3割負担の支払いで、病院の受診や医薬品の購入ができる日本の医療保険のことです。保険料は給与所得者と会社とで半額ずつ負担します。勤務先がどの健康保険組合に加入しているかにより、保険料率が異なります。

②介護保険
40歳以上になると加入義務が発生し、健康保険料と一緒に納める税金で、介護が必要になった際に1~2割負担でサービスを受けることができる保険です。

③厚生年金
年金を受給するために労働期間に払う年金です。保険料は給与所得者と会社とで半額ずつ負担します。

④雇用保険
失業した時に失業給付金などを受け取るための保険です。勤務先の事業内容によっても保険料率が異なります。

⑤所得税
給料から非課税となる諸手当を除いた金額に対してかかる税金です。日本は年収が高いほど税率も高くなる「累進課税方式」を導入しています。

⑥住民税
住んでいる(または住民票がある)都道府県・市町村に納める税金です。前年度の年収額で税金額が決められ、翌年の6月から12ヶ月の均等割で支払います。

⑦その他
勤務先によっては労働組合費・退職金の積み立て金・社宅の家賃などが引かれる場合もありますので、事前に確認が必要です。

年収額面の平均額の計算方法

年収額面とは基本給料や各種手当の合計支給額にボーナス(賞与)を足した金額です。つまり、年収額面の平均額の計算方法は「(総支給額×12ヶ月+ボーナス)÷12ヶ月=年収額面の平均額」となります。

手取り額の計算方法とは?

手取り額は、基本給に残業代(時間外手当)などの全ての諸手当を足した「総支給額」から保険料や税金などの「控除額」を引いた金額です。手取り額の詳しい計算方法は下記となりますので、ご紹介します。

■手取り額の計算式
額面給与+交通費-(所得税+住民税)-(健康保険+厚生年金保険+雇用保険+介護保険)=手取り額

※介護保険は40歳以上から徴収されますので、計算式に含まない方もいらっしゃいます。

年収額面にボーナスや賞与は含まれる?

年収額面とは、給与所得者が1年間に支払われた給与合計のことで、税金や各種保険料などが差し引かれる前の金額のことです。この年収額面には、夏冬のボーナスや残業代に含まれ、特別ボーナスや役職手当などもこれに含まれます。

ただし、ボーナス(賞与)についても税金の支払い義務が課されていますので、ボーナスの手取り額は額面支給の75~85%が手取り額になると考えおくと良いでしょう。

ふるさと納税は年収額面に含まれる?

ふるさと納税は法律上「寄附金」として取り扱われるので、寄附金である以上は確定申告手続きを行うことで、税金の控除(本来支払うべき税金から差し引かれること)を受けることができます。このふるさと納税も税金の優遇措置を受けられ、寄附した金額から自己負担額の2,000円を除いた金額を所得税や住民税などの税金から控除することができます。

たとえば10,000円をふるさと納税として寄附した場合は、8,000円(寄附金額10,000円-自己負担額2,000円)を差し引くことができます。

ただし、注意が必要なのは、「控除された税金が全額還付されて自分の口座に振り込まれるわけではない」ということです。確定申告を行った場合は、所得税分と住民税分を分けて控除されます。

10,000円をふるさと納税として寄附した場合の還付と控除は以下となります。
既に給与天引きで支払っている所得税から800円が還付

翌年支払う住民税が7,200円安くなる(節税できます)。

つまり、所得税分の控除額は還付金として指定の口座に振り込まれますが、住民税分は翌年支払う住民税を節税する形で控除されますので、年収額面にプラスして含まれるということではなく、翌年支払う住民税が安くなることで、年収額面が多くなる印象を受けられます。

求人情報に記載されている金額は、年収額面のこと?

インターネットでの求人サイトにしても、求人誌にしても、掲載されている給与情報は年俸制・給与制を問わず「額面年収」だと捉えて間違いありません。

勤務先によって、組合費や社内積み立て金などの違いがあることや保険組合の掛率が異なること、給与所得者自身の環境により天引きされる金額が大きく異なり、手取り年収に大きく差が出るため、「額面年収」以外が提示されることはほとんどないということが額面年収(または額面月給)を掲載する大きな理由です。

つまり、給料日にもらう(振り込まれる)手取り給与は、求人広告に表示された額面金額よりも低いことになります。

転職の時に伝えるのは額面年収で間違いない?

転職活動をする中で、応募先の会社で前職の年収を尋ねられることは度々あります。その場合は手取り年収ではなく、額面での年間総支給額(額面年収)を答えることが大切です。その他、面接で前職の年収だけでなく希望年収を尋ねられた場合にも、手取り額ではなく額面年収を回答すれば間違いありません。

本音を率直に発言する事は決して悪いことではありませんが、「手取りで30万円を希望します」などと回答してしまうと、一般常識に欠ける人材だと思われる可能性が高いので、注意が必要です。

年収を記入する際は額面でいいのか

転職活動とする時、クレジットカードを作る時、住宅や車のローンを組む時など、社会人ともなると年収を記入する機会が増えます。その際に記入する金額は手取り額ではなく、基本給与に残業代やボーナスなどを含めた1年間の総支給額である額面年収を記載します。

車購入前に額面年収を把握すべきか否か

現金で一括購入ができる場合は額面年収を把握する必要は必ずしもありませんが、ローンを組んで車を購入する場合には、ローンの上限金額が設定されているため、額面年収を把握する必要があります。ご自身の年収に合わせて無理のない範囲で車種を選ぶことが大切だと言えます。

思い描くライフスタイルを構築するために

額面年収と手取り年収の違いをご理解いただけたでしょうか。額面と手取りとでは30%ほどの金額差がありますので、節税をするためにも、ご自身のライフスタイルを構築させるためにも、この違いをきちんと把握しておく必要があると言えます。

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