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2018年12月08日

「造詣が深い」の意味と使い方・読み方・例文・類語・反対語

「造詣が深い」という言葉は聞いたことがあるけれど、実際に詳しい意味や使い方をよく理解していないという人は多いです。では、この「造詣が深い」とはどのような意味で、どのように使うべきなのでしょうか。今回はこの「造詣が深い」という言葉についてご紹介します。

「造詣が深い」の意味と使い方・読み方・例文・類語・反対語

「造詣が深い」の意味と使い方

「造詣が深い」の意味と使い方・読み方・例文・類語・反対語

皆さんは「造詣が深い」という言葉をご存知でしょうか。「聞いたことがある」「実際に使っている」という方もいれば、「あまり聞き馴染みがない」という方もいるでしょう。

そして前者の「聞いたことがある」という方の場合、「よく聞くけれど、詳しい意味は知らない」という方や「どのような時に使うのだろう」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。

今回はこの「造詣が深い」という言葉についてご紹介しますが、まずは基本的な意味や語源、よく使う相手について理解しましょう。

「造詣」って何?

まずは「造詣が深い」の「造詣」から理解しましょう。「造詣」と言われてもパッと意味を答えることができないという人は多いです。「深い」という意味についてはなんとなくニュアンスも理解できますが、「造詣」だけ尋ねられると戸惑ってしまうという人は少なくありません。

「造詣」とは、ある特定の分野に関して非常に高い知識を持っていることを意味します。浅く広くでもなく、狭く深くでもありません。広く深く十分な知識を持っていることを「造詣」と言います。したがって、並程度の知識を持っているだけでは「造詣」には当てはまりません。とても高度な知識を持っていることが条件です。

「造詣」という言葉をより細かく見ていくと、「造」は「達する」や「その地点まで至る」という意味があります。そして「詣」も同じ意味を持ちます。この2つの漢字が合わさったことにより、上記のような意味になったと言われています。

「造詣が深い」の意味

「造詣が深い」の意味と使い方・読み方・例文・類語・反対語

「造詣が深い」の「造詣」について詳しく説明したため、「造詣が深い」とはどのような意味を持つか、すでに理解した方も多いでしょう。改めてここで「造詣が深い」の意味についてご説明いたします。

「造詣が深い」とは、学問や技術面における特定の分野に関して広く深い知識を持ち、よく理解していることを意味します。学問だけでなく、技術面に関しても使われるため、物作りや開発に関しても使われることがあります。

しかし「造詣が深い」という言葉は、日常生活の中で使われることはあまりありません。基本的には専門的な話をする場であったり、ビジネスの場で使用されることがほとんどです。

専門家の人を紹介する際に使われる

「造詣が深い」の意味と使い方・読み方・例文・類語・反対語

「造詣」や「造詣が深い」という言葉にはどのような意味があるかを理解したところで、実際にこの言葉はどのような相手に使用されることが多いかを見ていきましょう。「造詣が深い」という言葉の意味からもわかるとおり、専門分野に関する知識が広い人に対して使われることが多く、結果的に専門家や専門職に就いている人に使うことが多くなります。

「○○さんはこちらの分野に関して造詣が深いと伺いました」や「やはり○○に造詣が深いですね」というように使われることが多いです。また「○○に造詣が深い~さんです」と他の人に紹介する際、使用されることもあります。

目上の人を褒める際にも使われる

「造詣が深い」の意味と使い方・読み方・例文・類語・反対語

「造詣が深い」という言葉は、専門分野に精通していることをあらかじめ知っていた人を相手だけに使われる言葉ではありません。会社の上司など目上の人がある特定の分野に精通していることを知った際などにも褒め言葉として使われることがあります。

例えば、目上の人がある特定の分野の芸術鑑賞が好きだったとしましょう。その分野に関する話を詳しく聞いた際に、「○○さんは~に造詣が深いのですね。初めて知りました」といったように使われることがあります。

後ほど紹介しますが、上司や目上の人を相手に使う際は、より丁寧な印象を与えるために敬語表現にして使用するという人も多いです。

「造詣が深い」の読み方

「造詣が深い」の意味と使い方・読み方・例文・類語・反対語

「造詣が深い」という言葉の意味やどのような人を相手に使われることが多いかを知っていただきましたが、ここで「造詣が深い」の読み方を間違えている可能性も考え、「造詣が深い」の読み方や間違えやすい読み方、漢字についてご紹介します。

自分では正しい読み方をしていたつもりが実は間違って使っていたということがあっては、社会人として非常に恥ずかしい思いをしてしまいます。このようなことがないよう、ここで改めて読み方を確認しておきましょう。

「ぞうけいがふかい」

まず「造詣が深い」の読み方ですが、「ぞうけいがふかい」と読みます。「深い」は皆さん読めると思いますが、「造詣」を読み間違えてしまう人がいます。「造詣」は「ぞうけい」と読みます。この言葉を間違えないように注意しましょう。

「ぞうし」は誤読

「造詣が深い」の意味と使い方・読み方・例文・類語・反対語

上記で「造詣」を間違えて読む人がいるという話をしました。正しくは「ぞうけい」と読む言葉ですが、間違った読み方をしている人はどのような読み方をしていることが多いのでしょうか。それは「ぞうし」です。

「造詣が深い」の「詣」の部分には「主旨」や「趣旨」に使われる「旨」という漢字が含まれています。漢字の中には作りに使われている漢字と同じ読みをする漢字も多く存在するため、始めは深く考えずに「旨」と同じ読み「し」と誤読してしまう人は珍しくありません。そのため、「ぞうけい」ではなく「ぞうし」と誤読する人が時々います。

しかし、先ほどもお話ししたとおり、誤読は社会人にとって非常に恥ずかしい間違えの1つでもあります。「今まで間違えていた」と気付いた方は、すぐに「ぞうけい」と正しく読み直しましょう。

「形」と「詣」の書き間違えにも注意

「造詣が深い」の「造詣」を「ぞうし」と読み間違えてしまう人もいますが、中には漢字を書き間違えてしまう人もいます。最も多い書き間違いとして、やはりこちらも「造詣」の「詣」の字を「形」としてしまう間違いが多いです。「詣」の字の間違いには要注意です。

もし「造形」と書き間違えてしまうと、この言葉自体は存在するため、まったく別の意味になってしまいます。「造形」は下記のような意味になります。誤読だけでなく、漢字間違いにも注意しましょう。

ぞう‐けい〔ザウ‐〕【造形/造型】の意味

[名](スル)形のあるものをつくりだすこと。ある観念などから、ある形をつくりだすこと。また、そのもの。「歓喜のイメージを―する」「自然の―美」

出典: https://dictionary.goo.ne.jp/jn/128343/meaning/m0u/%E9%80... |

「造詣が深い」を使った例文

「造詣が深い」の意味と使い方・読み方・例文・類語・反対語

ここまで「造詣が深い」という言葉の意味や読み方について見てきましたが、実際どのように使えば良いかわからないという方も多いでしょう。そこで、「造詣が深い」の実例をこちらでいくつか取り上げ、紹介します。

また今回は「造詣が深い」という言葉でご紹介していますが、「造詣」という言葉を使った別の言い換え表現についても説明します。ぜひこの2つの表現方法を覚えておきましょう。

「○○に造詣が深いのですね」

最もよく使われる例文として「○○に造詣が深いのですね」という言い方が用いられます。これは教えてもらう前は知らなかった、という意味が含まれています。そのため、その分野の専門家の方々を相手に使うよりも上司や身近な目上の方に使うことが多いでしょう。

ある特定の分野について詳しく教えてもらった際に、「~さんは○○に造詣が深いのですね。勉強になります」とうように使われることが多いです。使える場面は「造詣が深い」という言葉を使う中では多いため、ぜひこの言い回しを覚えておきましょう。

「彼は○○に造詣が深い方です」

第三者を目の前の自分と話している人物に紹介する際、「彼は○○に造詣が深い方です」と言うことで、どのような分野に精通しているかを伝えることができます。

この例文は、「彼(または彼女)」と紹介されている人物がその場にいる場合はもちろん、その場にいなくても話の文脈の中で用いることが可能です。どのような人物であるかを尋ねられた際、このように答えることで相手の正しい情報を伝えることができます。

「○○に造詣の深い~さんです」

こちらは、先ほどの「彼は○○に造詣が深い方です」と同じように相手を紹介する例文です。異なる点は、「○○に造詣の深い~さんです」という紹介の仕方は、対象の相手がその場にいるときに使用できる紹介文です。対象の相手がその場にいない場合には、先ほどの例文を使用するべきでしょう。

またここまで、「造詣『が』深い」という言葉を紹介してきましたが、「が」を「の」に変換して使用することも可能です。文脈に応じて適切に変換するようにしましょう。

「造詣がある」とも使われる

今回は「造詣が深い」という言葉で紹介していますが、そもそも「造詣」という言葉自体にある特定の分野に精通していることという意味があります。そのため、「造詣」という言葉は「造詣が深い」だけでなく、「造詣がある」とも使われます。

「造詣がある」を使用する場合、「彼女は○○に造詣がある」「○○に関して造詣がある」というように使われます。「造詣が深い」と「造詣がある」は同じ意味です。ぜひこの2つの使い方を覚えておきましょう。

「造詣が深い」の反対語

「造詣が深い」の意味と使い方・読み方・例文・類語・反対語

「造詣が深い」という言葉には、ある特定の分野において広く深く知識を持っている、精通しているという意味があります。では、この言葉の反対語に当たる言葉にはどのような言葉が当てはまるのでしょうか。

「造詣が深い」という言葉をより深く理解するために、反対語を理解することも重要です。ボキャブラリーを増やす目的でも覚えておくべきでしょう。

「造詣が浅い」とは言わない

「造詣が深い」という言葉に対して反対語を考えたとき、「造詣が『浅い』で反対語として使用することができるのでは」と思う方も多いでしょう。しかし、実は「造詣が深い」という言葉は存在しますが、「造詣が浅い」とは言いません。

なぜならば、ここまでにも説明があったように、そもそも「造詣」という言葉自体に特定の分野に精通していること、という意味があるため、「浅い」を使用しても反対語になるということではありません。

より精通している、熟知しているといった意味を強める働きのある「深い」を使用しているからといって、その言葉の反対語である「浅い」を使えば反対語になるということではないため、反対語には違う言葉を選びましょう。

知識が浅い

「造詣が深い」の反対語に、「深い」の対義語である「浅い」を用いて「造詣が浅い」にしても反対語にはならないという話をしました。しかし、「浅い」とういう言葉を使い、「造詣が深い」の反対語を挙げることはできます。それが「知識が浅い」です。

「知識が浅い」は、ある特定の分野に関して、理解が不足していることを意味します。したがって、ある特定の分野に精通しているという意味を持つ「造詣が深い」の反対語として当てはまります。

浅学非才

また四字熟語で「浅学非才(せんがくひさい)」という言葉がありますが、こちらも「造詣が深い」の反対語として当てはまります。

「浅学非才」とは、知識が浅く不足しており、才能がないことを表す四字熟語です。しかし、「浅学非才」は学問に関して使われる言葉のため、技術面で使われることはありません。この点を注意しましょう。

また「浅学非才」は他人を指して使うと非常に失礼な言葉です。この言葉は基本的に自分を謙遜するときに使われることが多い四字熟語です。使う場面を間違えてしまうと相手を不快にさせてしまいますので注意しましょう。

「造詣が深い」の類語

「造詣が深い」の意味と使い方・読み方・例文・類語・反対語

続いて「造詣が深い」と似た意味を持つ言葉・類語をご紹介します。「造詣が深い」はビジネスシーンなどでも使いやすいですが、日常生活で使用することは少ない言葉です。「造詣が深い」が適していない場では他の類語を知っておくことで、様々なシーンで言い換えることが可能になります。多くの言葉を頭に入れておき、その場に適した言葉を選べるようにしましょう。

よく知っている

まず最もわかりやすく、日常会話でも使われることの多いカジュアルな類語として「よく知っている」が挙げられます。「造詣が深い」という言葉は特定の分野に関して精通しているという意味を持つ言葉ですが、「よく知っている」は「知っている」「理解している」「精通している」といった意味の言葉を幅広く含む意味を持っています。

博識である

「造詣が深い」の意味と使い方・読み方・例文・類語・反対語

「博識」とは、広く知識を持っていることを表す言葉です。したがって、ある特定の分野について広く深い知識があることを意味する「造詣が深い」という言葉と類似していると言えるでしょう。

この「博識」という言葉を使用する場合は、「○○さんは博識である」や「博識な人だ」と使われることが多いです。また似た意味の四字熟語として、「博学多識」という四字熟語もあります。こちらは多くのことを知っているという意味があります。

精通している

ここまで「造詣が深い」という言葉の意味として、「精通している」という言葉を使用してきました。そのため、「精通している」という言葉も「造詣が深い」と類似しており、「造詣が深い」という言葉に含まれる要素です。

ちなみに「精通している」とは、ある特定のことに関して詳しく知っていることを意味する言葉です。ここまで「造詣が深い」という言葉の意味をご紹介してきましたが、改めてその意味をより詳しく理解すると、「造詣が深い」についても理解が深まるのではないでしょうか。

「造詣が深い」の敬語

「造詣が深い」の意味と使い方・読み方・例文・類語・反対語

ここまで「造詣が深い」についてご紹介してきましたが、意味や使う場面などを見ても「造詣が深い」という言葉自体をそのまま目上の人や上司に使用しても問題ありません。「○○に造詣が深いのですね。大変勉強になります」といったように使うことで、失礼になる事はありませんし、相手にとっては褒め言葉になります。

しかし、中には「他に敬語表現はないのか」と気になる方もいるでしょう。「造詣が深い」という言葉をより丁寧に、敬語表現にする場合、どのような言い方が正しいのでしょうか。

「造詣が深くていらっしゃる」

「造詣が深い」をより丁寧な敬語表現として使用する場合、「造詣が深くていらっしゃる」という言葉があります。この「いらっしゃる」は尊敬語表現のため、相手に対してより尊敬の意味を込めた敬語表現になります。

しかし、「造詣が深い」という言葉自体に相手を尊敬するというニュアンスが含まれているため、「いらっしゃる」を頻繁に付け加えて使うことは避けるべきでしょう。あまり使いすぎると「調子が良い」という印象を持たれてしまう恐れもあります。

「造詣が深い」の意味や使い方を理解しましょう

「造詣が深い」の意味と使い方・読み方・例文・類語・反対語

いかがでしたでしょうか。「造詣が深い」は目上の人に対して「特定の分野に関して広く深く知識を持っている」という意味で使用する言葉です。敬語表現としてビジネスシーンでも使用できる言葉です。ぜひ知識の1つとして覚えておきましょう。

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