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気丈な人の特徴・気丈に振る舞う人の心理・「気丈」の読み方

気丈な人の特徴・気丈に振る舞う人の心理・「気丈」の読み方
「気丈」とは人の気質を表す言葉として使われていますが、昔は違う意味で使われていました。どんな気質の人を気丈な人と呼ぶかご存知ですか。例をあげながら具体的にご説明するとともに、気丈という言葉の指し示す意味、また昔にはどのように使われていたかをご紹介いたします。

初回公開日:2019年3月11日

更新日:2020年1月29日

記事に記載されている内容は2019年3月11日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。


気丈な人の特徴

「気丈」という言葉は、「(しっか)りした気持ち」「強い気持ち」「揺るぎない気持ち」「取り乱さない気持ち」などを意味しますが、基本的に2人称(あなた)または3人称(彼や彼女)に対して使います。

つまり、「気丈」という言葉は、一般的に他人の言動に対して敬意を表わす「褒め言葉」として使う場合が多いといえます。

「気」という字の意味

気丈の「気」という字の音読みは「キ」と「ケ」、訓読みは「いき」ですが、以下のような意味で使われます。

(1)空気や水蒸気
気体・大気・気化などを指す。

(2)森羅万象の自然現象
気候・気象・磁気などを指す。

(3)息・呼吸
呼気・吸気・気息・器官などを指す。

(4)様子・気配・趣
気運・気品・景気などを指す。

(5)臭い
臭気・香気などを指す。

(6)心の動き・意識・性質
短気・気分・気力などを指す。

「丈」という字の意味

気丈の「丈」という字の音読みは「ジョウ」、訓読みは「たけ」ですが、以下のように長さの単位として使われます。

(1)物の長さの単位
度量衡(明治時代までの尺貫法)において、物の長さを表わす単位として1丈(3.03m)は10尺(30.3cm)と定義されていました。

(2)着物の寸法
着物の各部の長さを意味し、襟元から袖口までを「着丈」や「身丈」といい、肩口から袖土までを「袖丈」といいます。

土地の広さを表す単位

土地の広さを表す単位としては、以下のような使われ方をしていました。

(1)度量衡(明治時代までの尺貫法)において
土地の測量や距離の計測単位は「間(けん)」が使われていました。

(2)建物の広さ
1丈四方の面積(約9.2m2)を「方丈(ほうじょう)」といいますが、その広さの広間や建物のことをいいます。

物の名称や人物に使われることも

(1)つえ(杖)

(2)歌舞伎役者(芸名)などに添える敬称
昔は長老などに付ける尊称でしたが、歌舞伎の2代目市川團十郎は栢莚(はくえん)という芸名に「丈」を付けて呼ばれていました。

気丈な人の特徴

「気丈な人」とは、一般的に「どんな場面に遭遇しても慌てることがなく、常にしっかりとして揺るぎない強い気持ちを持った人」といったイメージを思い浮かべます。

そのことから、「気丈な人」の特徴としては、「どんな場面」「慌てることがない」「確(しっか)り」「揺るぎのない」「強い気持ち」などがキーワードとして挙げられます。

1:精神力が強い

気丈な人の大きな特徴は、どんな困難に直面しても決してうろたえることなく、合理的な状況判断に基づいて現実的な対処法を見いだすことです。

そのように考えると、いつも気丈に振る舞う人が備えている精神力の強さの秘訣は、意外にも外見から計り知ることができない「先見力」や「想像力」などの能力とも考えられ、危機に対処する際のリーダーが備えるべき資質の1つといえます。

茫然自失

普通の人は、目の前に困難が立ちはだかると思わず目を背けてしまうか、茫然自失の状態に陥ります。つまり、現実を正面から見つめたり受け入れることができないため、結果として適切な対処法を導き出すことがでないことです。

このように、気丈な人は精神力の強さが特徴の1つとして挙げられますが、逆説的にいえば普通の人でも起こりうる障害をあらかじめ想定していれば、うろたえることや自分を見失うこともありません。

2:信念が強い

気丈な人の最も大きな特徴は、私生活においても仕事においても一度決めたことをやり通すという「強い信念を持っている」ことが挙げられます。

信念とは、「自分が正しいと信じる思考」や「自分を信じて疑わない心理」のことをいいますが、言い替えれば物事の価値判断の基準や原則に従った態度のことをいい、何ごとにもブレない強い信念を持つことが「気丈な人」の大きな特徴といえます。

正常性バイアス

世の中の多くの人は自分の身の回りで嫌なことや困ったことが起こると、自分にとってネガティブな現実を無視したり過小に評価してしまう傾向があります。このような行動心理は「正常性バイアス」とか「恒常性バイアス」と呼ばれています。

豪雨や地震などの甚大な自然災害に遭遇しても「これくらい大丈夫」と判断し、目の前の現実を過小評価したり自分に不都合な情報を無視するなどして避難行動に結びつかないのがその一例です。

3:正義感が強い

気丈な人の特徴の1つに「正義感が強い」ことが挙げられますが、正義感とは「不正を憎み義憤を感じる気持ち」のことを指し、基本的には規則(ルール)を遵守することや道義的な行動を重んじることです。

正義感が強い気丈な人は、コンプライアンス(法令遵守)意識や人道的意識が高いことから、時として生活に困っている人のことや反社会的なふるまいを目にすると、自らの力でなんとかしてあげたいという気持ちを強く抱きます。

ボランティア活動やNPO活動

最近は、貧富の格差に根ざしたさまざまな社会問題が顕著になっています。これらの問題解決の一助として、各種のボランティア活動やNPO活動が不可欠といえますが、気丈で正義感の強いボランティアだけに負担を強いるのは些か社会正義に反するともいえます。

4:情緒に流されない

気丈な人の特徴は、専ら法律などの規則や社会規範を重んじる傾向が強いので、物事の側面を情緒的に捉えたり感情的に行動することが少なく、人前において喜怒哀楽の表情を出すことがありません。気丈な人はいわゆるポーカーフェイスができます。

どんなにショックを受ける場面に遭遇したときでも、顔の表情や身体の仕種に表わさない人がいれば、きっとリーダーとしての資質を備えた気丈な人と考えても差し支えありません。

5:本音を言わない

気丈な人の特徴の1つとして、優位の人に対してあまり「本音を言わない」ことが挙げられます。気丈な人は、他人の前で「本音を吐くこと」を良しとしない傾向があるため、心の中を見透かされないように建前しかいわないことが多いといえます。

しかし、それには気丈な人の心理として、必ずしも「弱点を見せない」とか「虚勢を張っている」というばかりでなく、周囲の人に「迷惑を掛けられない」という思いがあるからです。

気丈にふるまっていても

ビジネスシーンにおいて、気丈なリーダーであっても心から気の許せる相手に対しては、時として本音を吐くことがあります。そんな時は、さりげなく聞いてあげるのが「武士の情け」と受け止めてあげるのが側近としてのマナーです。

気丈に振る舞う人の心理

周囲から「気丈な人」と見られている人の中には実は「威張る人」と捉えられている場合があります。気丈な人はいつも「規則」や「ルール」に厳しいこともあり時として周囲の人には非情な人と映ることがあります。

しかし、「気丈な人」と単に「威張る人」の心理の決定的な違いは自分の心の感情に流されないことです。気丈な上司が部下を叱る場合は人前を避ける・声を荒げない・追い詰めない・理路整然と諭すなどの態度で接します。

不遜な人と見られることも

気丈な人は、いつも「規則」や「ルール」に厳しいこともあり、時として周囲の人には「非情な人」と映ることがあります。また、気丈な人は、人前で喜怒哀楽の感情や表情を見せないことが多いため、唯我独尊で「不遜な人」と誤解される側面があることは否めません。

泰然自若

世の中の多くの人は、自分の身辺に咄嗟に危険が迫ると頭が真っ白になって慌てふためくことが多いです。しかし、気丈な人の場合は何が起こっても何ごともなかったように泰然自若(たいぜんじじゃく)とした態度を保つのが特徴です。

気丈にふるまう上司に対して

気丈に振る舞う上司に接するときは、相手の迫力に圧されて卑屈にならずに、時には真っ向から自分の意見を述べることが真に上司に応えていく姿勢といえましょう。それは容易ではありませんが、大事なことです。

「気丈」の読み方

「気丈」とは、「強い気持ちを持つさま」「慌てず平常心でいるさま」「確(しっか)りとした気持ちを持っているさま」などの様子を表わした言葉です。ちなみに、「気丈」という言葉は、最近ではあまり使われることがありません。

一体どのような読み方が正しいのか迷ってしまいますが、以下に説明いたしますので正しい読み方を覚えてください。

きじょう

「気丈」は「気」と「丈」から成り立った二字熟語ですが「気」という字の音読みは「キ」「ケ」、訓読みは「いき」であり「丈」という字の音読みは「ジョウ」、訓読みは「たけ」です。というわけで、「気丈」の正しい読み方は「きじょう」です。

また「気」は空気・大気などを意味しますが、気候・気象・磁気など自然現象を意味することもあります。さらに様子・気配・趣・景気など、あるいは心模様や意識などの意味でも使われます。

きたけ

「気丈」という二字熟語の正しい読み方は「きじょう」が正解ですが、時として誤って「きたけ」と読む人がいます。ちなみに、「丈」という字の訓読みは「ジョウ」ですが、「丈」は元来物の長さを表わす単位であり、明治時代の度量衡(尺貫法)では「1丈=10尺=3.03m」とされていました。

また、着物の世界では、いまでも着物(和服など)の寸法を表わす言葉で「たけ(丈)」が使われています。

公衆の面前で言い間違い

「きたけ」ではありませんが、テレビで「清々しい」という言葉を「きよきよしい」と読んだサッカー選手がいました。誤りに気が付いて直ぐに「すがすがしい」と誤りを訂正しました。素直に自分の不勉強さを恥じた姿が、視聴者にまさに「清々しい」印象を与えました。

気丈の類語

「類語(るいご)」とは「類義語(るいぎご)」ともいい、意味の似通った言葉やある言葉(の意味)の範疇に含まれる言葉のことをいいますが、「気丈」に似た言葉や同じような意味を持つ言葉には、以下のような言葉があります。

1:丈夫(じょうふ・じょうぶ)

「丈夫(じょうふ)」とは、男子の「美称」として使われる言葉です。心身ともに優れている男子(一人前の男子)のことを意味し、雄々しい男や立派な男という意味の「益荒男(ますらお)」という言葉があります。

なお、確(しっか)りしていることや頑丈で壊れないさまを表わす場合は、「丈夫(じょうぶ)」といういい方をします。

2:大丈夫(だいじょうふ・だいじょうぶ)

「大丈夫(だいじょうふ)」は、丈夫と同じく立派な男子(益荒男)のことを意味します。

なお、「大丈夫(だいじょうぶ)」と発音する場合は、「間違いなくて確かなさま」という意味で使いますが、コンビニなどで買い物する若者が「パンは直ぐに食べるから、袋に入れなくても大丈夫です。」など、間違った使い方をしているケースが見受けられます。

3:偉丈夫(いじょうぶ)

「偉丈夫」とは、身体が大きくて逞しい男とか人格の優れている男のことを意味します。なお、「偉(イ)」という字は、大きくて目立つさまや大きくて立派なさまという意味ですから、「大丈夫(だいじょうふ)」と同じ意味で使われます。

4:気丈夫(きじょうぶ)

気丈夫とは、「頼りがいがあって安心に思うこと」の意味であり、心気丈(こころじょうぶ)と言い替えることができます。「気丈夫」という言葉は、「気丈」に下に「夫」がついてますが、「丈夫」の上に「気」が付いているともいえます。

5:美丈夫(びじょうぶ)

「美丈夫」とは、「風采(顔や姿)が整った立派な男性」という意味です。美丈夫を言い替えれば、「男前(おとこまえ)」や「美男子(びなんし)」をいい、さらに今風に言うと「イケメン」のことを意味します。

気丈の反対語

「気丈」とは、「確固たる自信」「動じない気持ち」「強く淀みのない信念」などを表わす言葉ですが、その反対語としては「気弱(きよわ)」という言葉が当て嵌まります。ちなみに、気丈という言葉と反対の意味を表わす言葉には、以下のような言葉があります。

1:脆弱(ぜいじゃく)

脆(もろ)くて弱いさまを表わす「脆弱(ぜいじゃく)」というのが、気丈の反対語です。また、気丈の類義語には、「打たれ強い」という意味の「強(したた)か」があります。

2:臆病(おくびょう)

少しのことに恐れるさまを表わす「臆病(おくびょう)」という言葉が気丈の反対語です。また、気丈の類義語には「肝が据わっている」という意味の「豪胆(ごうたん)」があります。

3:悄然(しょうぜん)

元気がなくしょんぼりしているさまを表わす「悄然(しょうぜん)」が気丈の反対語です。また、気丈の類義語には「自分の力や生き方に自信を持つ」という意味の「昂然(こうぜん)」があります。

4:消極的

自ら進んで取り組まないさまを表わす「消極的」という言葉が、気丈の反対語となります。また、気丈の類義語には物事に前向きに取り組むさま」という意味の「積極的」があります。

「過ぎたるは及ばざるが如し」の諺

「気丈」という言葉は、「気が強い」「覇気がある」「ガッツがある」「根性がある」などの意味でも使われます。


気丈な性格は、一般的に組織のリーダーとして備えるべき資質の1つといえますが、あまりに度が過ぎると「高圧的」「独善的」「強引」「頑固」「傲慢」「不遜」などネガティブな一面があることを承知しておかなければなりません。

人の性格には、必ず「ポジ」と「ネガ」の両面がありますので、時として「過ぎたるは及ばざるが如し」の諺をかみしめて見ることが大切です。

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