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2018年08月23日

結納とは・歴史・必要な金額・最近行うのか・誰がするのか|婿養子

結婚は決まったものの「結納をするべきか」悩んでいるという方も多いのではないでしょうか。ここでは「結納の意味」「結納金の相場」「結納品」など詳しくご紹介しています。さらに、現在の結納事情や再婚・婿養子の場合なども取りあげていますので、ぜひ参考にしてください。

結納とは・歴史・必要な金額・最近行うのか・誰がするのか|婿養子

結納とは・意味と内容

結納とは・歴史・必要な金額・最近行うのか・誰がするのか|婿養子

プロポーズを受けて「イエス」と答えたら、いよいよ結婚準備に突入です。しかし、ウエディングドレスやハネムーン先選びは楽しいものですが、結婚準備には以外に細かな取り決めや古い慣習などがあり戸惑う方も少なくありません。

特に、結婚準備の中でも「するべき」か悩むのが「結納」です。

結納という名前は聞いたことがあるけれど、する理由や具体的な内容を知らないという方も多いのではないでしょうか。ここでは、結納の意味や内容を詳しくご紹介します。ぜひ参考にしてください。

結納とは結婚前にする儀式

結納とは、結婚により両家が「結び合い」繋がることを祝って行なわれる式で、両家双方から祝いの品を「納め」合うのがしきたりとなっています。

結婚は本人同士が夫婦になるというだけではなく、家族と家族が新たに一つの家族となることを意味しています。つまり、結納とはお互いの家族を紹介するだけではなく、一つの家族になるための第一歩だといえます。

また、結納を執り行うことで、正式に結婚が決まり「婚約中」であることを世間に公表することになります。

正式結納と略式結納とは

結納には「正式結納」と、それを簡略化した「略式結納」の2パターンがあります。

「正式」結納とは仲人を立てて行われる結納で、「略式」結納とは仲人を介さずに両家のみで、家またはホテルや料亭などの部屋を借りて行われます。

最近では略式結納も多くなり、結納品も品数が少ないコンパクトタイプや略式用の結納品セットが販売されています。お互いの家族の考えも考慮しながら、しっかり話し合って決めるのが良いでしょう。

結納は入籍の前に

結納とは正式に結婚するということを世間に公表することであり、言い換えると「婚約式」です。ですから、結納は入籍の前に行われるのが一般的といえます。

結婚までのスケジュールは、本人たちの結婚の意志が決まりお互いの家へ挨拶しに行くところからはじまります。その後両家の顔合わせや結納を行いますが、できれば結納は挙式の3ヵ月前~6ヵ月前に済ませるのがベストです。

しかし、さまざまな事情から入籍が先になってしまう場合もあります。その場合には、結納品の目録の宛名を旧姓にします。入籍が先になったからといって、結納ができないわけではないので安心してください。

結納の歴史

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結納の歴史は古く、おおよそ1400年前に仁徳天皇の皇太子が、妃となる黒媛に贈り物をしたのがはじまりといわれています。

結納の形が整ったのは室町時代でしたが、その当時は公家や武家など身分の高い家でのみ行われていました。その後、江戸時代になると商家などの裕福な家でも行われるようになり、明治時代に入ってようやく庶民の間に広まります。

結納は時代の流れや場所などによりしきたりが変化し、現在では関東式・関西式など地方によって異なるしきたりが存在しています。

結納とは誰がするのか

結納とは・歴史・必要な金額・最近行うのか・誰がするのか|婿養子

結納とは、結婚する本人たちだけではなく、それぞれの両親も含めた「両家」で行ないます。

もちろん、結婚する本人たちの意見は大切です。しかし、結婚は家と家との結びつきが新しく生まれる機会ですから、それぞれの家庭の考え方や両親の気持ちも汲み取りながら決定するのがベストです。

また、結納にかかる費用を誰が負担するべきかという問題もあります。親が費用を負担するのか結婚する本人たちが負担するのかは、各家庭の金銭事情や親子関係などによって変わってきます。

「結納の有無」だけではなく、「結納のスタイル」や「結納金を含む結納の費用」については、あやふやなまま進めずにしっかり話し合いましょう。

結納とはどれくらいの金額が必要なのか

結納とは・歴史・必要な金額・最近行うのか・誰がするのか|婿養子

結納には、基本的に男性側は結納金の他に結納品などを準備する費用が必要となり、女性側は結納返しやもてなしのための祝い膳代、会場を借りる場合には会場代も必要になります。

他にも仲人を立てる場合にはお礼が必要ですし、結納のために新しくスーツなどを新調する場合にはその費用も考えなければなりません。ここでは、結納金だけではなく結納全体にかかる費用を詳しくご紹介しています。

いざという時に慌てないためにも、この記事を参考にしっかり計画を立ててください。

結納金

結納金の金額に決まりはありませんが、一般的な相場は100万円といわれています。

結納がおめでたい席であるため、100万円のようにキリの良い数字が好まれますが、5や7のように割り切れない数字がつく50万円や70万円でも構いません。また、8は末広がりで縁起が良いということで80万円を選択する方もいます。

結納金の金額は本人が出すのか親が出すのかによっても違ってきますし、地域の風習や家族の考え方が大きく関わってくる場合もあります。また、恋愛結婚かお見合い結婚かの違いも影響するため、家族とよく相談し決めるのが良いでしょう。

男性側

男性側は、結納金以外に婚約の証として贈る結納品や酒肴料、婚約指輪などの婚約記念品を購入する費用がかかります。

結納品は関東式・関西式など地方の違いや、9点セットや7点セットなど内容の違いによって金額が変わってきます。2万円代で揃うものもあれば5万円以上するものまでさまざまあり、中には10万円以上するものもあります。

また、男性側は酒肴料も持参しますが、相場は3万~5万円です。他に婚約記念品を用意する場合には、婚約指輪や着物などの費用もかかります。婚約指輪の一般的な相場は30万円前後ですが、デザインやブランドによっても変わってきますし、何よりも贈られる側の女性の価値観によっても左右されるでしょう。

合計すると大変な金額になりますが、最近ではコンパクトな略式結納も人気です。しっかりと両家で話し合って決めましょう。

女性側

女性側は、結納返しやおもてなしのための食事代などの費用がかかります。

結納返しは地方によって金額の相場が変わってきますが、一般的な相場は結納金の1割~半額程度で、女性側は結納返し専用の結納品を添えて贈ります。

また女性側は、結納が交わされた後におもてなしのための祝い膳を用意するのが一般的です。当日は準備でバタバタしてしまいますから、料亭や仕出し屋さんに結納用のお祝い膳を手配するのも良いでしょう。

自宅ではなくホテルや料亭を借りて結納をした場合、基本的には女性側の支払いとなりますが、食事代以外の会場代も含んでいるため高額になってしまう場合があります。この場合の費用分担については、事前に男性側と話し合っておくのがベストです。

結納とはどこでするのか

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結納は女性宅で行われるのが基本ですが、最近ではホテルや料亭・レストランなどで行なう方も増えています。

結納には、本人たちとそれぞれの両親を合わせた6人に、仲人を立てる場合には仲人夫婦2人を加えた計8名が一堂に会することになります。本来は女性宅で行われるのが基本ですが、大人数に加え、床の間など結納品を飾るためのスペースも必要です。

また、結納品を持参した男性側をもてなすために祝い膳を用意する場合が多いため、広さだけではなく準備も必要となります。

そのため、最近ではホテルや料亭・レストランの1室を借りて結納を行う方が増えています。さらに、ホテルでは食事だけではなく、結納が滞りなく行われるようにサポートや進行もしてくれる「結納プラン」という企画もあるので、利用してみるのも良いのではないでしょうか。

結納品とは

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結納品とは、結納の際に婚約の証として両家で取り交わされる祝いの品で、円満や子宝などの意味が込められた縁起物で取り揃えられています。

結納品は結納品専門店の他に結婚式場やデパートでも購入することができます。最近では通販でも購入することができますが、結納は地域によって飾りや内容が大きく異なりますので、できれば専門の方のアドバイスを受けながら購入するのがベストです。

ここでは、結納品の中でも代表的なものをご紹介しています。地域によって異なる場合もありますが、基本として頭に入れておくと選ぶ際にも戸惑わずに済みます。

目録(もくろく)

目録は、結納品の品名や数などが記載されたもので、一般的な明細書や納品書に当たります。

目録は奉書紙に毛筆で書かれたものが正式ですが、結納品を購入したところで代筆してもらうと安心です。また、目録の宛名や紙のたたみ方・包み方などに地方色が出る場合があるので注意が必要です。

熨斗(のし)

熨斗は、「のしあわび」ともいい、不老長寿を象徴しています。

また、あわびは昔から貴重で最高の品ですから、祝いの贈り物として最適の食材です。

小袖料(こそでりょう)

結納金は、「小袖料」または「御帯料」と書かれた金封に包みます。

昔は、お金ではなく着物や帯地を贈っていたので「小袖料」や「御帯料」と呼ばれています。因みに、結納金は新札で用意し、帯封が付いている場合には外さずにそのまま金封に入れましょう。

寿留女(するめ)

寿留女(するめ)には、「いつまでも幸せであること」「仲の良い夫婦であること」の2つの願いが込められています。

これは、するめがイカの干したもので長期保存がきくことと、噛めば噛むほど味が出てくることから、「幾久しく仲良く幸せに暮らしてほしい」という願いが込められました。

子生婦(こんぶ)

子生婦(こんぶ)には、子宝に恵まれますようにという気持ちが込められています。

お正月のおせち料理にも「養老昆布(よろこぶ)」ということで使われているように、昆布はおめでたい席には欠かせない食材です。喜びとともに、昆布を「子生婦」と表して子孫繁栄を願います。

結美和(ゆびわ)

結美和(ゆびわ)は、婚約記念品である婚約指輪のことです。

とても美しく趣き深い字が当てられていて、単なる物ではなく「美しく結ばれ和をなす」品であることを意味しています。

結納には婚約指輪は必要なのか

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婚約指輪を結納の「婚約記念品」とする場合には、結納を行う際に婚約指輪が必要になります。

結納の際に贈られる結納品の中に「婚約記念品」という名目があり、婚約指輪を「婚約記念品」としてお披露目するのが一般的です。ただ、指輪とともにプロポーズをされたので、既に受け取ってしまったという方も多いのではないでしょうか。

その場合には、一旦男性側に戻してから結納の際に再度受け取るのがベストです。誠意をこめた贈り物なのですから、きちんとお披露目することが両家にとっても喜ばしいことです。

もちろん、婚約記念品を婚約指輪ではなくネックレスや着物などにしても構いません。その場合にも、結納の際にお披露目します。諸事情で婚約記念品が結納当日に間に合わない場合には、目録に記載したうえで後日お披露目すると良いでしょう。

結納の際の服装

結納の際の服装は一般的にセミフォーマルの着用が多く、注意点としては「両家の間でバランスをとる」「家族間でテイストを同じくする」ことの2点が挙げられます。

結納を行う場所にもよりますが、女性本人は独身のうちしか着られない「振袖」を選ぶ方が多くみられます。着物以外では、お祝いの席に相応しい華やかな雰囲気のワンピースやスーツが良いでしょう。派手な柄物やビジネススーツは避け、色もお葬式を連想させるので黒色は避けた方が無難です。

男性側は女性に合わせ、きちんとした「ダークスーツ」がベストです。ここで注意しなければならないのは、男性側と女性側で服装の格を合わせることです。女性側が振袖などフォーマルな服装に対し、男性側がジャケットにノーネクタイでは不釣り合いです。

また、家族間でも親が紋付きの着物で正装しているのに、本人たちがカジュアルな服装では釣り合いが取れません。事前に両家でしっかり話し合いましょう。

結納とは最近行われているのか

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最近では、結納品の取り交わしを省き、両家の顔合わせを主とした「お食事会」を行う方も増えています。

結納はしきたりや準備するものが多く、方ぐるしさや費用の面での難しさを感じる方も少なくありません。その点、「顔合わせお食事会」なら費用も少なくて済みますし、結納よりもラフに家族の絆を深めることができます。

また、親が結納にこだわっているがなるべく簡素にしたいという方は、コンパクトタイプの結納品や婚約指輪または結納金をメインにした結納セットなどを利用するのも良いでしょう。

婿養子の場合結納はするのか

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婿養子の場合も結納は同じように行なわれますが、一般の結納と逆に女性側が結納金や結納品を男性側に贈り、男性側が女性側に結納返しを贈ります。

これは、男性が女性の家へ養子として婿入りするためで、結納品の数や内容は一般的な結納と変わりませんが、結納飾りの色が緑系または青系になります。

また、婿養子の場合の結納金の相場は一般的な相場の倍以上といわれており、婚約記念品は婚約指輪ではなく腕時計やスーツなどになります。

再婚の場合結納はするのか

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再婚の場合も、初婚と同じように結納を行うことをおすすめします。

2人とも再婚の場合、「恥ずかしい」「派手にしたくない」「子どもがいるから」などの理由で結納を省略するケースも少なくありません。ただ、結納とは金品を交換するためだけの式ではなく、これから家族という絆を結ぶための式です。

気持ちを新たなスタートへ向けるためにも、結納は必要なのではないでしょうか。最近ではシンプルな結納品もありますし、食事会のようなラフな形式にする場合もありますから、形に捕らわれずに考えてみましょう。

結納返しとは

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結納返しとは、女性側が男性側へ結納品を受け取ったお礼として贈る金品のことで、男性側と同じように縁起物が揃った結納品とともに贈ります。

金額の相場は地域によって異なり、頂いた結納金の1割~半額程度となっています。現金以外ではスーツや腕時計・カフスなどが人気で、婚約の記念として大切に使ってもらえるような品を選びます。

また、結納返しの品は男性側と同じかそれより控えめにしなければなりませんから、あらかじめ男性側とどの程度の結納品にするのか打ち合わせをしておくのがベストです。現在では結納品と結納返しの同時交換が一般的となっていますから、この点をしっかり打ち合わせしておかなければ、男性側は恥をかき女性側はガックリ肩を落とすことになってしまいます。

結納には幸せや繁栄の願いが込められている

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「結納」はともすれば形式的なイベントのように捕らわれがちですが、結納品の一つ一つには幸せや繁栄の意味が込められおり、とても大切な式です。

ですから、「結納」は本人たちはもちろん、これから一つの家族として歩む双方の両親にとっても結婚に対する責任や重みを再確認する場となります。

形式や大きさにこだわらず、自分たちのための「結納」を行なってみてはいかがでしょうか。

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