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マイクロバスの特徴を知るためのポイント9つ|便利な用途

マイクロバスの特徴を知るためのポイント9つ|便利な用途
本記事では、マイクロバスの概要や特徴、おすすめの用途を紹介します。マイクロバスの利用経験はありますが、マイクロバスとは何かという話になると答えられないという方にとって打ってつけの情報が満載です。マイクロバスに関する新たな情報習得に向け、ぜひ参考にしてください。

初回公開日:2019年7月10日

更新日:2020年1月29日

記事に記載されている内容は2019年7月10日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。


マイクロバスとは?

皆さんはマイクロバスを利用したことがありますか。利用経験がある方にとっても、マイクロバスとは何か、と聞かれると答えに窮する方も多いのではないでしょうか。

マイクロバスとは主に「送迎用」として使われる車のことで、定員数は11名以上かつ29名以下です。また、車両総重量は8トン未満のものを指します。

マイクロバスは小さいにも関わらず、最大29名まで効率よく乗ることができ送迎用途では非常に優れた車です。

マイクロバスと小型バスの違い

マイクロバスと小型バスとの違いは、マイクロバスは「送迎用」である一方、小型バスは「観光用」である点です。

小型バスは観光用であるため、座席が少しゆったりとした作りになっています。定員の最大数は小型バスとマイクロバスの双方とも29名ですが、マイクロバスは車種によっては少し人数が少ないものもあります。

また、設備上も違いがあり、小型バスにはトランクや冷蔵庫など備わっていますが、マイクロバスにはありません。

マイクロバスの特徴を知るためのポイント9つ

ここからは、マイクロバスについての9つの特徴をみていきましょう。

マイクロバスを利用したことがある多くの方にとっても一つひとつの内容については意外と知らない上、自ら調べる機会は限られるでしょう。それぞれの特徴についてわかりやすく取り上げているので、ぜひ参考にしてみてください。

1:マイクロバスの定員

マイクロバスの定員は11名から29名です。中型や大型バスと比べると小さいにも関わらず、最大29名一度に利用することが可能です。ただ、29名は補助席を使用した場合の最大数であり、正座席のみでは21人前後まで乗れるマイクロバスが主流です。

小さいタイプは定員が11名のものもあるので、サイズによって定員が2倍以上異なります。

一口にマイクロバスと言っても車種によって定員が異なることを覚えておきましょう。

2:マイクロバスを運転するための免許

道路交通法施行規則にて、マイクロバスの運転には「中型免許(8t限定なし)」か「大型免許」が必要と定められています。

2007年に道路交通法が改正されたのですが、それまではマイクロバスの運転には大型免許が必要でした。

改正前に普通免許を取得していた方は「中型免許(8t限定なし)」の区分に入りますが、マイクロバスを運転するには限定を解除する必要があります。限定の解除は運転免許試験場や指定自動車教習所で可能です。

第二条 法第三条に規定する自動車の区分の基準となる車体の大きさ及び構造並びに原動機の大きさ(以下この条において「車体の大きさ等」という。)は、次の表に定めるとおりとする。

中型自動車
大型自動車、大型特殊自動車、大型自動二輪車、普通自動二輪車及び小型特殊自動車以外の自動車で、車両総重量が七、五〇〇キログラム以上一一、〇〇〇キログラム未満のもの、最大積載量が四、五〇〇キログラム以上六、五〇〇キログラム未満のもの又は乗車定員が一一人以上二九人以下のもの

出典: https://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search... |

3:マイクロバスは中型車

マイクロバスは道路交通法上、「中型車」に属します。2017年の道路交通法改正の後は、中型車は以下のように定められました。

・車両総重量:7.5トン以上11トン未満
・最大積載量:4.5トン以上6.5トン未満
・定員:11人以上29人以下

なお、「準中型車」という区分もあり、以下のように定められています。

・車両総重量:3.5トン以上7.5トン未満
・最大積載量:2トン以上4.5トン未満
・定員:10人以下

第二条 法第三条に規定する自動車の区分の基準となる車体の大きさ及び構造並びに原動機の大きさ(以下この条において「車体の大きさ等」という。)は、次の表に定めるとおりとする。

準中型自動車
大型自動車、中型自動車、大型特殊自動車、大型自動二輪車、普通自動二輪車及び小型特殊自動車以外の自動車で、車両総重量が三、五〇〇キログラム以上七、五〇〇キログラム未満のもの又は最大積載量が二、〇〇〇キログラム以上四、五〇〇キログラム未満のもの

出典: https://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search... |

4:マイクロバスの車体の大きさ

多くのマイクロバスの大きさは全長7メートル、車幅2.1メートル、車高2.8メートル前後になります。

なお、小型バスの場合は、全長7メートル、車幅2.4メートル、車高3.3メートル前後のものが多いです。

最大定員はマイクロバスと小型バスとでは同一ですが、マイクロバスの方がコンパクトなサイズであることがわかります。

5:マイクロバスに積める荷物

マイクロバスには基本的には小さな手荷物程度しか積むことはできません。マイクロバスはトランクルームを有しておらず、スーツケースなどの大きな荷物を載せられないためです。

一方で小型バスや中型バスにはトランクルームが備わっています。スーツケースなどの大きな荷物を積み込みたい場合、マイクロバスは避けた方がよいでしょう。

6:マイクロバスにトイレはある?

マイクロバスにはトイレは備わっていません。基本的には短距離の送迎用途であり、小さなサイズで大人数を一度に輸送することを目的としているためです。

小型や中型のバスにもトイレは備わっていないので、人数にもよりますが、トイレ付が望ましいのであれば大型バスの中から探すとよいでしょう。

7:マイクロバスの車種

マイクロバスには主に以下のような車種があります。

・トヨタ:コースター、ハイエース(トヨタ)
・日産:シビリアン、NV350キャラバン
・三菱ふそう:ローザ
・日野:ポンチョ(主に路線バス)、リエッセⅡ
・いすゞ:ジャーニー

全てマイクロバスという区分になりますが、仕様や機能がそれぞれ異なるので、必要に応じじて選択するようにしましょう。

8:マイクロバスのレンタカー料金

マイクロバスをレンタルする場合、業者にもよりますが、12時間で4万円弱程度と覚えておくとよいでしょう。前日からのレンタルとなると加えて1万円程度を要します。

上記は運転手無しで車のみを借りるケースですが、マイクロバスを運転手付きで手配した場合、1日で7〜9万円程度を見込んでおくとよいでしょう。

マイクロバスの運転の経験の有無などから、運転手を手配するかどうか適宜判断するようにしましょう。

9:マイクロバスの購入金額

マイクロバスを新車で購入する場合、500〜800万円ほどです。一方で中古車の場合は、200〜400万円ほどです。

新車と中古車の双方とも、車種や機能、グレード、使用年数によって金額が大きく変わるので、用途に応じて適宜判断するとよいでしょう。

マイクロバス ミニカーのご紹介

マイクロバスの概要や特徴については取り上げきましたが、ここでマイクロバスの可愛らしいミニカーについて紹介しましょう。

ドイツのフォルクスワーゲン社から発表された1952年の「ムーンアイズ」モデルです。愛らしい姿かつお洒落な作りになっているので、部屋のインテリアとして最適です。

マイクロバスの便利な用途4つ

ここからは、マイクロバスの具体的な4つの用途をみていきましょう。

マイクロバスを自ら手配したことがある方は少ないでしょうが、今後団体での旅行や、マイクロバスが必要になることが発生した時のために、ぜひ頭に入れておいてください。

マイクロバスの用途1:グループ旅行

マイクロバスの用途の1つ目はグループ旅行です。マイクロバスは11名から29名までが定員なので、家族や親族、友達などのグループでの旅行に最適です。

目的地の近くまで公共交通機関で行き、そこからマイクロバスに乗るのも一手ですし、目的地が近いのであれば最初からマイクロバスを利用するのも一案です。

目的地までグループ全員で楽しくお喋りしながら到着できるので、グループ旅行にマイクロバスはおすすめです。

マイクロバスの用途2:学校イベント

続いてのマイクロバスのおすすめの用途は学校のイベントです。

マイクロバスで学校から目的地まで児童や生徒を安全に送り届けることができます。学校イベントにおいては、まずは目的地に行くことが必要なので、その移動用にマイクロバスは最適です。

多くて29名まで乗ることができる上、足りない場合は台数を増やすとよいでしょう。

マイクロバスの用途3:冠婚葬祭

マイクロバスは冠婚葬祭の際も重宝します。

冠婚葬祭が行われる目的地の近くに皆さんに集合してもらい、そこからマイクロバスで皆さんを目的地まで送り届けるという使い方がよいでしょう。

参加者が同じ時刻に集合することが難しい場合は、マイクロバスで集合場所と目的地を何度も往復するなどの対応を取りましょう。

マイクロバスの用途4:イベント送迎

最後のマイクロバスのおすすめの用途はイベントの送迎です。

イベントにおいては開催場所の近くにマイクロバスの乗り場を設け、集まった参加者を順次目的地に送り届けるとよいでしょう。

マイクロバスは小回りが利くので短時間で目的地と乗り場を往復できる上、多くて29名まで乗ることもできる車種なのでイベントの規模を考慮して適切に活用しましょう。

マイクロバスの特徴を知って便利に使おう!

マイクロバスについて基本的な情報から活用案まで紹介してきましたがいかがでしたか。マイクロバスは利用したことはありますが、知らない点も多かったという方もいらっしゃるでしょう。

マイクロバスはコンパクトにも関わらず最大29名まで利用できる優れた車です。価格も大型バスと比べると非常に安価なので、状況に応じて上手く活用すると非常に便利な車です。

本記事を機会にマイクロバスについての理解を深め、を便利に使っていきましょう。

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