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菖蒲湯はいつするのか・作り方・効能・由来・入れ方|赤ちゃん

菖蒲湯はいつするのか・作り方・効能・由来・入れ方|赤ちゃん
5月5日の子どもの日には菖蒲湯に入るという風習があります。菖蒲湯とは菖蒲の葉や根を湯船に浮かべたお風呂ですが、どうして菖蒲を使うのかご存知でしょうか。菖蒲には古くから厄除けの力があると考えられていました。菖蒲湯の作り方や由来、効能についてご紹介します。

初回公開日:2018年9月13日

更新日:2018年9月13日

記事に記載されている内容は2018年9月13日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。


菖蒲湯はいつするのか

子どもの日、もとい端午の節句には鯉のぼりを掲げたり、勇ましい鎧兜の五月人形を飾ったりします。柏餅やちまきを食べたりもします。そんな子どもの日に行う年中行事の一つに「菖蒲湯」というものがあります。

菖蒲湯というのは、菖蒲という植物を湯船に浮かべてお風呂に入るという行事です。五月の季節には菖蒲湯を行う温泉や銭湯もあります。この菖蒲湯について、どうやって行うのか作り方や効能、由来などについてご紹介します。

菖蒲湯は端午の節句に行う行事

前述したように、菖蒲湯は端午の節句に行う年中行事の一つです。菖蒲湯とは5月5日の子どもの日に菖蒲の根や葉を入れて沸かす風呂のことです。子どもの健やかな成長を願う菖蒲湯を自宅でも楽しんでみましょう。

菖蒲湯の作り方

「菖蒲湯ってどうやって作るの」と疑問に思う方もいらっしゃるでしょうが、菖蒲湯の作り方はとても簡単です。菖蒲湯の作り方は、菖蒲の葉をそのまま湯船に浮かべればOKです。菖蒲の葉がバラバラにならないように束ねて入れてもいいですし、地域によっては葉を刻んでいれるところもあります。

菖蒲湯に使うのは花の菖蒲とは違う種類

菖蒲湯に使う菖蒲は、古くから厄除けや魔除けの力があると考えられていました。菖蒲湯に使われている菖蒲は、私たちがよく目にするアヤメ科の花菖蒲ではありません。菖蒲湯に使われる菖蒲はサトイモ科の植物です。

菖蒲湯に使われる菖蒲は葉菖蒲とも呼ばれ、川や池などの水辺に自生します。この菖蒲の葉が刃のように真っ直ぐ先がとがっていることと、邪気を払うような爽やかな香りを持つことから、菖蒲は男の子にとって縁起のいい植物と考えられ、端午の節句には菖蒲湯に入る習慣が伝えられてきました。また端午の節句は別名「菖蒲の節供」とも呼ばれます。

菖蒲はどこで手に入れることができるのか

菖蒲湯に入ってみたいけど、菖蒲はどこで手に入るのでしょうか。菖蒲は川や池の水辺に自生していますが、実際に自分で取りに行くのは大変です。

菖蒲は端午の節句の季節になると、花屋やスーパーの店頭で販売されるようになります。気を付けたいのは端午の節句を過ぎると滅多に販売はされないこと、売り切れると再入荷はほとんどないということです。菖蒲湯は季節限定のものなので、手に入る時期も限られてしまいます。

菖蒲は端午の節句の前に購入して、冷蔵庫に保存するか、湿らせた新聞紙に包んで日陰に置いておくと一週間程度はもちますので、店頭で菖蒲を見かけたら早めに購入して家で保存しておくという手段もあります。

生の菖蒲以外を使う

菖蒲を買い逃してしまった、菖蒲湯の季節以外でも菖蒲湯をしたいという方におすすめなのが、乾燥菖蒲や菖蒲の入浴剤です。

乾燥させた菖蒲は約二年間保存でき、いつでも好きなときに菖蒲湯が楽しめます。邪気を払うということと花言葉は「うれしい知らせ」ということもあり、端午の節句以外にも受験の前や大事な試験の前などに需要があります。菖蒲の香りの入浴剤も爽やかな香りがリラックス効果を生み出すので、おすすめです。

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菖蒲湯の効能

菖蒲は古くから薬草として珍重されてきました。菖蒲にはアサロンやオイゲノールという成分が多く含まれています。菖蒲を湯船に浮かべる菖蒲湯には血行促進や保湿、解毒、殺菌、疲労回復、腰痛や神経痛、筋肉痛を和らげる、リュウマチ、冷え性の改善などの効果があるとされています。

また菖蒲の独特な爽やかな香りは魔除けになると考えられていましたが、この香りがアロマセラピーとなり湯船に入れるとリラックス効果もあると考えられます。端午の節句だけでなく他の日にも菖蒲湯に入りたくなるほど、色々な効果があります。

菖蒲湯の効能を高めるには

菖蒲湯にはたくさんの効能がありますが、よりその効能を高める菖蒲湯の入れ方があります。菖蒲湯をするときはお湯を張った湯船にあとから菖蒲の葉を浮かべるのではなく、菖蒲を浴槽に先に入れてから水を張ってお湯を沸かすと、菖蒲の香りが増して効能がアップします。

給湯式の場合は、最初から浴槽に菖蒲を入れて、少し温度が高めのお湯を張って菖蒲湯を作りましょう。より菖蒲から成分が抽出されます。さらに菖蒲湯に入りながら菖蒲の葉で鉢巻をすると、頭がよくなるとも言われています。鰯の頭も信心からと言いますので、試してみてはいかがでしょうか。

菖蒲の葉を刻んで使う

菖蒲をそのまま湯船に浮かべるだけで菖蒲湯はできますが、さらに効能を高めるために菖蒲の葉を刻んで使うという方法があります。山口県の下関などでは、菖蒲湯というものは菖蒲を刻んで入れるものだと文献に明記されています。

菖蒲の葉を刻んでそのまま湯船に入れてしまうと、後の始末が大変になるので刻んだ菖蒲の葉は不織布などにくるみ、洗面器に入れて温度が高めのお湯をいれて成分を抽出させてから、布に入った菖蒲と抽出したお湯を湯船に入れるのがおすすめです。大き目のお茶パックを使うといいでしょう。

菖蒲は根の部分も使う

菖蒲湯に使う菖蒲ですが、実は菖蒲の効能は葉よりも根の方が強くなっています。葉よりも根の部分に成分が多く含まれており、菖蒲の根は「菖蒲根」として生薬としても使われています。菖蒲根の効能は血行促進や疲労回復、神経症、胃痛、関節痛、打撲傷などにも効果があるとされています。

しかし、菖蒲の葉は端午の節句が近くなると、花屋やスーパーなどで売られるようになりますが菖蒲の根は一般的に市販されていません。苗の状態ならば根ごと売っているので花屋へ相談するか通販すると手に入ります。

よもぎと一緒にいれる

菖蒲湯のために菖蒲を購入しようとすると、よもぎも一緒に売られていることがあります。実は端午の節句には菖蒲を屋根に差し菖蒲湯に入る風習がありますが、地域によっては菖蒲とよもぎを屋根に差して、菖蒲とよもぎの入ったお風呂に入るところもあります。

よもぎも菖蒲と同じように香りが強い薬草です。菖蒲のようによもぎにも厄除けの力があると考えられていました。よもぎには保湿効果や血行促進の効果がありほかにも腰痛や肩こりを和らげたり、止血効果や殺菌効果があります。ぜひ菖蒲湯を行うといにはよもぎも一緒にいれるようにしましょう。妊娠中はよもぎ湯に入るのは控えてください。

菖蒲湯の由来

菖蒲は古くから薬効のある植物として珍重されており、またその刃のような形状と爽やかな香りから厄除けの力があると考えられていました。中国の六世紀に書かれた書物にも古くから人々は菖蒲が長寿や健康を祈願して菖蒲を用いてたと記されています。

そしてその一方で、端午の節句の季節は春から夏に移り変わる時期であり、体調を崩しやすい季節であり、「物忌みの月」と呼ばれていました。そしてこの月にはさまざまな厄払いの行事を行っていました。菖蒲湯もその一つです。

日本での菖蒲湯の始まり

国から始まった菖蒲湯という風習は奈良時代に日本に伝わり、宮中行事として天皇が菖蒲湯に入浴したのが始まりとされています。

それから後に日本が武家社会となると、鎌倉時代には菖蒲が「勝負」「尚武」という意味にかけるようになり、菖蒲湯に男児が無病息災で立派に育つよう、また家を守り立身出世できるよう祈願するようになりました。

一般的に菖蒲湯が広がったのは江戸時代から

宮中や武家社会で楽しまれていた菖蒲湯が一般庶民にまで広がったのは江戸時代からといわれています。江戸庶民の生活の様子が記された書物には、各々の家で5月5日の夜もしくは5月6日の朝に菖蒲湯に入る風習があったことが書かれています。

江戸時代の銭湯では沼のように菖蒲を浮かべ、その日は銭湯の客は銭湯の代金のほかに多少の祝儀のおひねりを番台の上の三方に置いておいたといいます。

菖蒲湯祭り

石川県の加賀市にある山代温泉では毎年6月4日、6月5日に菖蒲湯祭りを行っています。菖蒲湯祭りは一年の無病息災を祈願するお祭りで、薬王院温泉寺から出発した菖蒲神輿が山代温泉をねりまわります。

この菖蒲湯祭りは、温泉寺薬王院に集まった多くの修験者達が厄払いのために菖蒲を刈取りって俵に詰めて無病息災の祈願を行い、地面に俵をこすり廻し、俵が破れて中から出てきた菖蒲をお湯の中へ投げ込んで菖蒲で邪気を払って厄払いをしたのが始まりとされています。

この菖蒲湯祭りは旧暦の5月5日、つまり一か月遅い6月に行われていますが、ここ以外にも地域によっては旧暦の5月5日に菖蒲湯を行います。

菖蒲湯の入れ方

子どもの無病息災を祈願する菖蒲湯ですが、厄払いの意味があるだけでなく菖蒲には薬効も多いので、端午の節句にはぜひ子どもを菖蒲湯に入れてあげましょう。生まれたばかりの赤ちゃんもその健康を祈って菖蒲湯に入れてあげたいと思うでしょうが、赤ちゃんを菖蒲湯に入れるときは気を付けたいことがあります。

赤ちゃんの菖蒲湯の入れ方

赤ちゃんを菖蒲湯に入れても問題はありません。しかし、生後二~三か月の赤ちゃんにはおすすめしません。赤ちゃんの肌はとても敏感です。生後間もない赤ちゃんはまだ肌のバリア機能が未熟なので、生後四か月くらいからを目安としましょう。

心配な場合はまず少しだけ肌を菖蒲湯に浸してみて、肌に異常が出ないか確かめてから入浴させるとよいでしょう。赤ちゃんだけでなく、肌が弱い人や敏感肌の人は先に少量のお湯で試してみるのがおすすめです。

赤ちゃんを菖蒲湯に入れるときは、長時間湯船に入れることは避け、最後に上がり湯をして身体を洗い流しましょう。また菖蒲湯に入らなくても菖蒲を頭に鉢巻のように巻いて、厄除けの行事をするのもいいでしょう。

菖蒲湯の地域別の意味

菖蒲は菖蒲湯以外にも、菖蒲を束ねたものを家の軒下にさげて厄払いをする「軒菖蒲」という行事が行われてきました。地域によって、端午の節句には菖蒲を使った厄払いの行事がいろいろとあります。

菖蒲を頭に巻く

地域によっては、菖蒲湯に入るときに菖蒲を頭に鉢巻のように巻く風習があります。菖蒲は昔から頭が良くなる薬、健忘症に効く薬草として用いられてきました。なので、菖蒲湯に入るときに菖蒲を頭に巻くと「子どもの頭が良くなる」といわれてきました。またお腹に巻くと「健康になる」ともいわれています。

菖蒲枕

菖蒲湯や軒菖蒲のほかに、菖蒲枕といわれるものがあります。菖蒲を5月4日の夜に枕の下に置いて寝ると、邪気払いになるとされていました。そして菖蒲枕に使った菖蒲を翌日の菖蒲湯に入れて、無病息災を祈願しました。

元々は菖蒲の上にそのまま寝たり、菖蒲で枕を作ったりしていました。菖蒲の爽やかな香りはアロマテラピーでリラックス効果があるので、ぐっすり眠れそうです。

菖蒲打ち

菖蒲を束ねて地面を叩く厄払いの行事を「菖蒲打ち」といいます。地面を叩いて大きな音を立て、そうやって邪気を払います。音が大きいほど厄払いでき、縁起がいいとされます。

菖蒲太刀

菖蒲の葉は真っ直ぐで先が尖っていて刃の形に似ています。この刃の形から菖蒲には厄払いの力があると考えられてきました。

「菖蒲太刀」は元々は子どもが太刀のように佩いた菖蒲の束のことでしたが、のちには端午の節句に飾る木太刀をさすようになりました。この菖蒲を刀に見立てて子どもたちはチャンバラごっこを行い、それには悪霊退散や武道の上達の祈願の意味がありました。

菖蒲酒

菖蒲を細かく刻んでお酒に浸した菖蒲酒が飲まれていました。菖蒲酒を飲んで、体の中の邪気や病魔を払うとともに、菖蒲は解毒効果や殺菌効果など薬効が豊かなので、その効果も期待できました。端午の節句には厄払いに効果があるとされた菖蒲を使った行事がいろいろと行われていました。

菖蒲湯に使った菖蒲はどうする?

菖蒲湯は菖蒲を先に束ねておくと、片づけが簡単です。あとに残った菖蒲湯の残り湯は、洗濯に使用することができます。菖蒲と一緒によもぎを入れた場合は、服に色移りする可能性があるので気をつけましょう。また菖蒲湯は色移りはしなくても菖蒲の香りが残る場合があるので、匂いが気になるときはやめておきましょう。すすぎは水道水を使いましょう。

また、お湯から取り出した菖蒲はそのまま捨ててもいいですが、葉や茎を乾燥させて芳香剤の代わりや虫よけとしても使用できます。そのまま捨てるのがもったいない場合は再利用してみましょう。

菖蒲湯で厄除けしましょう

菖蒲湯の作り方やその効能、由来などについてご紹介しました。端午の節句に厄除けのために入る菖蒲湯ですが、実際に菖蒲にはいろいろな薬効があるので、ぜひ子どもたちを菖蒲湯に入れてあげましょう。

また最近ではこのような季節の年中行事を行う家庭が少なくなっていますが、こういった昔からの行事はそれぞれに由来や意味があります。菖蒲湯には邪気を払い、子どもが健やかに成長し、立派に大きく育って欲しいという願いがこめられています。

次にくる子どもの日にはお子さんや家族の幸せと無病息災を願って、菖蒲湯に入ってリフレッシュしてください。

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