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秋の七草の覚え方・正しい順番・いつ食べるのか・種類・花言葉

秋の七草の覚え方・正しい順番・いつ食べるのか・種類・花言葉
「秋の七草」というと馴染みの少ない人も多いでしょう。ここでは、秋の七草がどういう風習なのか、どんな植物なのか、そしてそれらが選ばれた由来や花言葉などについてもご紹介します。昔ながらの四季を感じる素晴らしい風習なので、これを機会に覚えてみてください。

初回公開日:2018年10月1日

更新日:2018年10月1日

記事に記載されている内容は2018年10月1日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。


秋の七草の覚え方

「秋の七草」は秋を代表する草花を7種類選んだもので、「ハギ」「オバナ」「クズ」「ナデシコ」「オミナエシ」「フジバカマ」「アサガオ」のことを指します。「オバナ」は「ススキ」のことで、「アサガオ」は「キキョウ」に例えられることもあるので同一と考えてください。「秋の七草」を覚えておくとより一層「秋」という季節を楽しめるでしょう。

この「秋の七草」の覚え方として代表的なものは「おすきなふくは」という語呂合わせです。この順番のとおりに読むと、「お→オミナエシ、す→ススキ、き→キキョウ、な→ナデシコ、ふ→フジバカマ、く→クズ、は→ハギ」というように頭の言葉をとって分かりやすい語呂合わせになっています。

他にも「ハスキーなおふくろ」で、「ハ→ハギ、ス→ススキ、キ→キキョウ、(ー)な→ナデシコ、お→オミナエシ、ふ→フジバカマ、く→クズ(ろ)」という語呂合わせもありますので合わせておぼえておくとよいでしょう。

秋の七草の正しい順番

奈良時代に山上憶良(やまのうえのおくら)が万葉集で詠んだ二首の詩に出てくる草花が「秋の七草」の始まりと言われていて、その詩に出てくる順番が正式な順番と言われています。「秋の野に 咲きたる花を 指折り かき数ふれば 七草の花(万葉集・巻八1537)」(萩の花 尾花 葛花 撫子の花 女朗花 また藤袴 朝顔の花(万葉集・巻八1538)」

この万葉集の詩の順番を参考に並べると「萩(ハギ)・尾花(オバナ)・葛(クズ)・撫子(ナデシコ)・女郎花(オミナエシ)・藤袴(フジバカマ)・朝顔(アサガオ)」になり、この順番が「秋の七草」の正しい順番とされています。一つの詩は「秋の七草」を並べた詩で覚えやすいので、この詩ごと覚えておくのもいいでしょう。

秋の七草はいつ食べるのか

「春の七草」は七草粥として食する習慣があるので、「七草」というと「食べる習慣」というイメージがありますが、「秋の七草」は秋の草花を楽しむ観賞用として短歌や俳句で楽しまれているものなので、食べることではありません。ただし、秋の七草の草花は、それぞれ薬効があり、薬草として昔から重宝されていました。

秋の七草という風習に特に何かをする行事はありませんので、純粋に秋の草花を楽しんで、食ではなく見て季節を感じてください。

秋の七草の種類一覧

秋の七草の歴史をたどると、奈良時代の万葉集の山上憶良の詩から由来しています。しかしながらかなり昔の暦なので、今の季節の草花と若干異なるものもあります。秋の七草を詠った山上憶良の詩は、現代の七夕のもとになっていると言われていて、江戸時代では七夕の行事の際にも詠われています。

旧暦の七夕は現在では8月にあたるのですが、以前は8月から10月が「秋」とされていたので、詩の中に「ナデシコ」や「アサガオ(キキョウ)」といった、今の夏の花が含まれています。 それをふまえて「秋の七草」の種類を確認すると良いでしょう。

ハギ(萩)

秋の七草の初めにくる「ハギ」は、7~9月頃にピンクや白や紅紫色をした花を枝先に小さく咲かせる可愛らしい植物です。中秋の名月のときに月見団子と一緒に萩とススキを飾って供える風習もあります。秋のお彼岸に供える「おはぎ」も、この「ハギ」に由来していることからも、秋を代表する草花の一つと言えます。

他にも家畜の肥料に使われたり、お茶として飲まれています。萩の根には咳止めなどの効果があり、他にも、のぼせやめまいなどの婦人病にも効くと言われ、薬草としても親しまれています。園芸品種でもあるのでご家庭でも気軽に秋の七草の一つを感じてください。

オバナ(尾花)ススキ

尾花(オバナ)というとあまり聞きなじみがありませんが、ススキのことを指し、秋を代表する植物として有名です。ススキの穂が動物の尾に似ているので「尾花」という名前がつきました。かつては「カヤ」とも呼ばれていて、茎の部分がカヤブキ屋根の材料に使用されたり、家畜のエサに使用されたり、昔から日本人の生活にかかせない植物として扱われていました。

開花時期は8月から10月で、9月頃に最盛期を迎えます。今では十五夜にはススキを飾るのも定番になっていて、飾るだけで気軽に秋を演出できる人気の植物です。薬効としてもススキの根には咳止めや解熱や利尿作用があると言われ、昔から利用されていました。ススキは多年性の草で街中でも多く見られることから今も昔も親しまれている秋の定番植物です。

クズ(葛)

日本の各地に分布し、7月から9月にかけて紅紫色の小さい花を咲かせます。クズの根は繁殖力や再生力が強いのも特徴なので、人工の林や海外では有害植物として扱われることもあります。日本ではクズの根からとれる葛粉は、和菓子やお料理のとろみづけなどに昔から利用されているので、食用としてなじみがあるでしょう。


薬草としても、根を乾燥させた葛根という生薬として、風邪薬によく利用されていることでも有名です。他にも痛み止めや熱さまし、二日酔いなど薬草としてもとても優秀です。ご紹介した秋の七草の詩以外にも、秋の季語として俳句でも多く詠われています。

ナデシコ(撫子)

花の見頃は7月から9月にかけてで、淡紅色の花の可愛らしい花をつけます。古くから「撫でたくなるほどかわいらしい花」と言われ愛されてきたので「撫子」という名前がつきました。「撫子」は「撫でし子」と和歌などでも愛らしい子供や女性に例えられ、多く詠まれているくらい昔から愛されている花です。

ナデシコも薬草として有名で、全草を乾燥させたものが生薬として使われてきました。利尿作用や消炎作用もあり、むくみや高血圧、月経不順にも用いられていますが、妊婦さんは流産の危険性があるので、使用しないように注意してください。観賞用としても楽しまれていますが、ナデシコは絶滅の恐れがある植物なので、見かけたら大切にしてください。

オミナエシ(女郎花)

花の盛りは8月から10月で茎の上部に黄色い小さな花をたくさんつける可愛らしい花で、秋を代表する花の1つです。茶花としてもススキと合わせて多く使用されます。黄色い可愛らしい花を咲かせる「オミナエシ」に対し、8月から9月にかけて白い花を咲かせる「男郎花(オトコエシ)」もあるので合わせて覚えておくといいでしょう。

オミナエシの「オミナ」とは女性のことを指していて、若い女性や美人を表現するときに使われることがあります。オミナエシの「エシ」とは圧倒や圧迫を意味する「圧し」や「減し」などを指し、これらを合わせると「美しい人も圧倒するような美しい花」という意味になります。こちらも和歌や俳句で多用される昔から愛されている秋の花になります。

薬草としても鎮痛効果や抗菌、整腸作用などがあり、婦人病などにも用いられていたり、綺麗な花を観賞するだけではなく昔から人々の生活欠かせない植物です。

フジバカマ(藤袴)

花の見頃は8月から9月にかけてで、茎の先に淡い紫色や白、ピンクなどのフワフワとした花を密集させて咲かせます。藤色の花の形が着物の「袴(はかま)」に似ていることから「フジバカマ」という名前がつきました。もともとは薬草として利用されていましたが、花がとても可憐なので観賞用として親しまれるようになりました。

薬効としては利尿作用などがあり、血糖を下げたり、糖尿病、浮腫、月経不順などに古くから用いられてきました。お風呂に入れるとかゆみをとる効果もあります。秋の花として古くから愛されてきたフジバカマは、奈良時代から日本に生育しているとされていますが、現在は数を減らし絶滅の恐れがあると言われる植物です。

あさがお(朝顔)

万葉集では「朝顔」と詠われていましたが、「朝貌の花」とは「キキョウ」であると言われています。今の朝顔が中国から伝わったのは、秋の七草を詠った山上憶良の没後なので、現在で知られている「アサガオ」ではないと考えられています。「ムクゲ」や「ヒルガオ」という説もありますが、詩に出てくる「朝貌」は「キキョウ」であるという説が有力です。

「キキョウ」は、つぼみの部分がふくらんだ風船のように見えるので、英語ではバルーン・フラワーと呼ばれて親しまれています。薬効としても優秀で、キキョウの根には咳止めや鎮痛などの効果があり、気管支炎や咽頭痛に用いられます。キキョウの和の気品を感じさせる高貴な紫色の花は、秋を代表する花とされていて古くから日本人に愛されています。

秋の七草の花言葉一覧

草花には、それに関連したことや見た印象からなる、花言葉というものがあります。花だけではなく草や樹木などにもつけられているので、花や植物を贈るときや飾るときに花言葉の意味も考えて贈られることが多いです。ここでは、秋の七草の花言葉の意味をご紹介していきますので、これら秋の草花を飾るときなどにぜひ参考にしてください。

ハギ(萩)の花言葉

ハギの花は、秋になると細い茎に小さな可愛らしい紅紫色の花をたくさん咲かせます。その控えめながらもたくましさのある姿から「やわらかな心」「やわらかな精神」「思案」「内気」などの花言葉がつけられています。たおやかながらも強さのある人を見たときに、この花言葉を思い出してください。

オバナ(尾花)の花言葉

ススキの名前にも諸説ありますが、すくすくと真っ直ぐに立つことを表してススキという名前がついたとされています。茎も細長く一見弱そうに見えるのに繁殖力がとても高く、その生命力の強さから「活力」「精力」「生命力」や、「心が通じる」という花言葉が生まれました。

誕生花に示されている日は9月15日なので、敬老のプレゼントに長寿や健康を祝って贈ると喜ばれるのでおすすめです。

クズ(葛)の花言葉

葛の根と茎は増殖力や再生力がとても強いので、草木がなかなか育たない場所でも育つことができます。薬草としても多くの効能があることから、「芯の強さ」「恋のためいき」「活力」「治癒」という葛の特徴を表したものや、「根気」「努力」「思慮深い」という花言葉がつけられています。葛の強靭な生命力を取り入れたいときに活用してみてください。

ナデシコ(撫子)の花言葉

ピンクの細い糸状の花びらが繊細でやわらかなイメージのあるナデシコの花は、その花のとおり「純愛」「貞節」「無邪気」といった女性的な花言葉がつけられています。ナデシコはさまざまな色で楽しむこともできますが、それぞれの色によって花言葉も変わってきますのでこちらを参考にしてください。

ピンクのナデシコの花言葉は「純粋な愛」、赤いナデシコの花言葉は「大胆」、「純粋で燃えるような愛」、白いナデシコの花言葉は「器用」「才能」などと意味が少しずつ変わります。贈り物や飾るときは、それぞれのナデシコの花言葉を意識してみると楽しめます。

オミナエシ(女郎花)の花言葉

オミナエシの花は女性に例えられることが多く、その花は気品を残しつつ優しく繊細なのにはかなげな姿をしていることから、花言葉も「美人」「はかない恋」「親切」、他にも「永久」「忍耐」など秋風にたおやかに揺れる姿が表現された花言葉です。そんな秋美人を表現できるオミナエシの花を部屋に飾って秋を楽しむのもおすすめです。

フジバカマ(藤袴)の花言葉

フジバカマの花はたくさんついている小花が少しずつ咲いていくことにちなんで、花言葉は「ためらい」「遅れ」とつきました。また「あの日を思い出す」や「躊躇」という意味もあり、花言葉の意味をふまえての贈り物としては少し適さない印象をお持ちでしょうが、メインの花に添える花として使うと、繊細で可愛らしい雰囲気が秋を演出してくれます。

あさがお(朝顔)の花言葉

アサガオはキキョウで表されているので、こちらではキキョウの花言葉をご紹介いたします。キキョウが愛する人のために一生涯を通してずっと待ち続けた若い娘であった、という昔の物語に由来しています。その物語を表現した「永遠の愛」「誠実」「清楚」「従順」という花言葉が使われています。

ちなみに、アサガオは朝咲いて午後にはしぼんでしまう姿を短い命に例えられているので、花言葉は「はかない恋」とされます。またツルが支柱にしっかり絡まることから「固い絆」「愛情」という花言葉もあります。

七草の由来

日本では昔から年の初めに芽を出した草を摘む風習があり、その「若菜摘み」という風習が七草の原点とされてきました。

「七草」というと、1月7日に食べる「七草粥」の「春の七草」が有名です。これはもともと中国の「人日」と呼ばれる、人を殺さない日にあたる旧暦の1月7日に、「七種菜羹」と言って、7種類の野菜をいれた羹(あつもの)を食べることにより無病を願う風習に由来しています。

「秋の七草」というといまいちピンと来ない人も多いでしょうが、無病息災を願いながら食べる「春の七草」の草花に対して、「秋の七草」は先述のとおり、眺めることで秋を楽しむ草花です。日本の四季を楽しむ一つに「七草」はありますが、他にも「昔の七草」「夏の七草」「冬の七草」もあるので「七草」で四季を感じてみてください。

秋の七草の由来

「秋の七草」の由来は、奈良時代に万葉集での中で詠われた山上憶良(やまうえおくら)の詩の二首から来ていると言われています。秋の草花を並べただけの詩ですが、それが今現在まで語り継がれて残っています。「春の七草」とは異なり、「秋の七草」は食するのではなく目で見て季節を楽しむという、日本人の四季に対する敬意を表している風習です。

「秋の七草」の時期は旧暦の7月から9月なのですが、現在の暦でいうと9月中旬か末くらいが初秋の季節に当たります。秋の七草の中には夏に咲く草花もありますが、旧暦でみたときの「秋」のイメージなので、今と昔の秋を感じながら楽しんでみるのもおすすめします。

秋の七草と春の七草の違い

日本の昔ながらの風習が見直されていたり、健康志向の高まりの影響に伴い、お正月明けの1月7日に「七草粥」を食べる習慣が復活してきました。スーパーなどでも七草粥セットとして「春の七草」のセットが生やフリーズドライで販売されています。その影響で「春の七草」のほうが一般的には有名になりました。

しかし、時代背景からみると「春の七草」の七草粥は鎌倉時代に定着した風習だと言われています。これに対して「秋の七草」は万葉集をみてもわかるとおり、奈良時代からある風習なので秋の七草の方が古いです。これを機に季節を目で見て楽しむ「秋の七草」という風習も生活に取り入れてみてください。

春の七草

春の七草は「せり、なずな、ごぎょう、ほとけのざ、はこべら、すずしろ、すずな」という春の野草です。お正月明けの1月7日にを七草粥として食す習慣のときに入れる野草のことを言います。春の七草は、正月のごちそうで疲れた胃腸を休ませるため、胃に優しいお粥に7種類の野草をいれてを食べるという風習です。

春の七草の覚え方

春の七草はテレビなどでも紹介される機会が多くなったので耳にした方も多いでしょう。しかしその7種類の野草になじみがなければ忘れてしまうこともあります。せっかくなので春の七草も知識として覚えておくといいでしょう。

基本的に春の七草を覚えるときはリズムが大切です。短歌を詠うように「5・7・5・7・7」のリズムで「セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコべラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロこれぞ七草」と詠うようにすると覚えやすいです。

「七草」で秋を感じる

芸術の秋・食欲の秋・運動の秋というように「秋」というと気温も涼しく過ごしやすくなり、風景も冬に向けて少しずつ寂しくなり、情緒的になる季節です。

気温の変化などから体調も崩しやすくなるので、薬草としての秋の七草が活躍する時期でもあります。芸術の秋から見ても、秋の七草は文学や絵画の世界でも頻繁に登場します。日本古来の風習には素晴らしいものがたくさんあり、この「秋の七草」というのもその一つです。

秋の七草の7種類すべてを見るのが難しいという方は、画集で見たり、自分で描いてみたり、一部を取り入れて飾ってみてください。こうした何気ない風習は、覚えておくと自分の心の豊かさにもつながるので、生活に「秋の七草」を取り入れて日本の「秋」を感じてみてはいかがでしょうか。

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