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トラック用語横持ちの意味や内容とは|トラックの横持ちが必要な場面6つ

トラック用語横持ちの意味や内容とは|トラックの横持ちが必要な場面6つ
トラックの「横持ち」という言葉は、運送業に携わっている人でなければ、あまり聞き慣れない言葉ではないでしょうか。横持ちとはどういう状況を指すのか、なぜ横持ちが発生してしまうのかを見ていきましょう。そして、横持ちを減らすにはどうすればいいのかを解説します。

初回公開日:2019年7月2日

更新日:2019年7月2日

記事に記載されている内容は2019年7月2日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。


トラックの横持ちとは

陸上運輸において、トラック輸送は大きな役割を担っています。

トラック運輸で発生する「横持ち」という作業は、運ぶ荷物の水平方向の積み替えのことです。荷物の積み替えや人力での移動が横持ちに当たります。これに対し、フロア間を移動する「縦持ち」という言葉もあります。

横持ちとは具体的にどのような移動を指すのでしょうか。発生するシチュエーションや意味は、同じ陸運でも、業界によって異なっています。

倉庫や物流業界の場合

倉庫・物流業界では、いわゆる寄り道のことを横持ちと言います。本来の目的地に向かう前に積み込み先に輸送することや、直接輸送するには物量が少ないときに別の荷物と積み合わせをすることを指します。

また、車内の拠点間輸送もこの横持ちに該当します。具体的には、生産拠点から物流センターへの輸送や、複数の物流センター間の輸送のことです。

引っ越し業界の場合

引っ越しのときには、大量の段ボールや家具を、狭い住宅街に運び込むケースが多々あります。

引越業界での横持ちは、トラックが通れない道を、住居まで人の手で荷物を運ぶことを言います。工場間輸送とは異なり、大型トラックが入れない路地を通るケースが増えるため、多くの場合この作業が発生することになります。

トラックの横持ちが必要な場面6つ

トラック輸送での横持ちが発生してしまう状況を整理します。

横持ちの言葉の意味に加えて、それがどういった状況で起きるのかを見ていきます。具体例として、以下で6つのシーンを紹介します。

トラックの横持ちが必要な場面1:細い道しかない

引越業界で多く見られるシーンです。どのルートを考慮しても道が細く、目的地までトラックをつけられない場合、人力で荷物を住居まで運びます。

大型トラックで輸送したのち、途中で小型のトラックに積み直して目的地に近い場所まで移動することもあります。これも最終目的地に向かう前に行われる荷物の移動であるため、横持ちと呼ばれます。

トラックの横持ちが必要な場面2:予定時間に間に合わない

ドライバーはタイトなスケジュールの中、日々荷物を輸送しています。

長距離トラックが荷物の積み込みに間に合わない場合に、別のトラックを出し、積み込み先に向かって荷物を受けることがあります。道路状況などにより、一時別の車両に荷物を積み替えることも横持ちです。

トラックの横持ちが必要な場面3:トラックが進入できない

荷物の受け取り先周辺が狭く、大型トラックが進入できないとき、小型トラックや中型トラックで一度荷物を受け取ってから再度積み替える作業が発生することがあります。これも横持ちです。

また、大型貨物自動車通行止めの標識のある道路では、一部のトラックの進入が制限されます。この場合は荷物の積み替えの作業が必要です。小型トラックでのピストン輸送を行わざるを得ない状況もあり、コスト増につながってしまいます。

トラックの横持ちが必要な場面4:全ての物量を一括で保管できない

物量が多い場合、一つの物流拠点で荷物を保管できなくなり、最終目的地に輸送する前に、拠点Aから拠点Bへ荷物を移動させなければならない状況が起こります。これも寄り道輸送となるので、横持ちです。

在庫が増えて一括での管理ができなくなり、拠点が増えれば増えるほど、この作業が発生する頻度も多くなります。

トラックの横持ちが必要な場面5:物量の増加で拠点のキャパシティを超える

在庫を保管する拠点が増えてしまう場合も、横持ちが発生しやすくなります。売り上げの拡大に伴って生産量を増やしたときや、季節物の商品が出始めて流通量が増えたときに起こる状況です。先に記載したように、拠点が増えればその分横持ちも増えます。

トラックの横持ちが必要な場面6:物流センターで流通加工を行う

生産拠点とは別に物流センターを抱え、一度そこに搬送してから出荷を行う場合、社内での横持ちが必ず発生します。生産拠点に流通加工機能を備えていない場合、出荷拠点となる物流センターへの荷物の移動が必須です。

物流センターが複数ある場合、生産拠点から各出荷拠点への横持ちがさらに増える原因となります。

トラックの横持ち作業の内容

日々目にするトラックですが、その全ての輸送が最終的な輸送先に向かっているわけではありません。

横持ちの作業が発生する場面について、イメージできたでしょうか。さまざまな理由がありますが、本来「AからC」へ輸送する荷物を、「AからB、BからC」と輸送する状況が横持ちです。「無駄な輸送工程」と言われることもあります。

物流業界における横持ちを減らす対策3つ

運送会社各社は、各拠点に大量の荷物を抱えています。

横持ちは、最短ルートを通らない寄り道の工程であり、コストの増加や減収にもつながってしまいます。物流業界では、この作業を減らすことで、より効率的な配送ができるような取り組みが必要です。では、実際にはどのような対策が考えられるのでしょうか。

横持ちを減らす対策1:物流拠点の集約を行う

横持ちの回数を減らすための取り組みとして、物流拠点の集約が挙げられます。社内の拠点間輸送を減らし、直接的に最終目的地へ荷物を運ぶことができるようにします。その分の作業工程の短縮、コストの削減が狙いです。

また、生産拠点に物流拠点としての機能を備えることも、横持ちを減らす対策の一つとなります。生産した製品を物流センターへ運ぶ、車内間輸送を削減できます。

横持ちを減らす対策2:動きの激しいものと鈍いものを一緒にしない

荷物の性質ごとにきちんと配送計画を分けることが重要です。

積み下ろし回数に差があるものを一緒に管理してしまうと、効率的な運送計画が難しくなってしまいます。はじめから一台のトラックに積み、直接目的地に向かえるのであれば、無駄な横持ちは発生しません。

頻繁に出し入れがある物資があれば、長期にわたり保管されるものもあるでしょう。倉庫内での動きの激しいものと鈍いものは、分けて管理することが望ましいといえます。

横持ちを減らす対策3:余分な在庫を減らす

余分な在庫が多いと、それだけ広い拠点のスペース確保が必要となります。その結果、在庫拠点を増やしてしまい、拠点間輸送が増えてしまうことが考えられます。

これは、適正な在庫量を保ち、少ない拠点で物資を保管できるようにすることで避けることのできる状況です。過剰な在庫を抱えてしまうことのないように、生産計画を見直すことも対策の一つといえるでしょう。

トラック用語の「横持ち」について知ろう!

倉庫に入るこのトラックは今、物流においてどんな役割を果たしているのでしょう。

トラック業界における専門用語、「横持ち」についてイメージできたでしょうか。ひとくちに運送といっても、いくつかの分類があることが分かりました。横持ちはお金を生まない物流であるため、なるべく回数を減らすべく、各社で取り組みが進められています。

効率的で計画的な運送によって、わたしたちの暮らしや産業が成り立っているといえます。

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