トラック運転手の休みの知るべきポイント10コ|休みが取れないときの対策
初回公開日:2019年7月10日
更新日:2019年8月20日
記事に記載されている内容は2019年7月10日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。
トラック運転手の仕事とは
皆さんは、トラック運転手の休みについて、詳しくご存知でしょうか。この記事では、トラック運転手の休みについて知るべきポイントや、休みが取れないときの対策についてをご紹介いたします。
まず、トラック運転手は、トラックの種類や運ぶ荷物によって、仕事内容が異なってきます。共通する主な仕事はトラックを運転し、荷物を指定された場所に運ぶという事です。
この仕事には、自動車の大型免許証の取得が必要になります。
トラック運転手は休日出勤が多い
トラック運転手は長距離の移動があったり、年末年始など長期の休暇と重なってしまうと、休日出勤をしなければならなくなる事があります。
トラック運転手の業務内容はトラックの種類や運ぶ品物によりますが、一般的な配送業の場合は平日休みの方が比較的取りやすいです。
忙しい時期は年末年始の他に、お盆やゴールデンウイークなど多数あるので、長期の休暇はまず出勤しなければならないと考えておいて良いでしょう。
トラック運転手の休みについて知るべきポイント10コ
ここでは、トラック運転手の休みについて知るべきポイントをお伝えしていきます。
ドライバーは、走行距離で休みの取れ具合が違います。また、休息時間や休日出勤などについても詳しくご紹介していきます。
トラック運転手の休みについて知るべきポイント1:平均的な労働時間
トラック運転手の休みについて知るべきポイント1個目は、「平均的な労働時間」についてです。トラック運転手の平均労働時間は、16時間です。
トラック運転手の拘束時間は、1日13時間の基準があります。これよりも大幅に超えている場合は、会社や労働基準監督署に相談してみましょう。
トラック運転手の休みについて知るべきポイント2:平均的な休みの日数
トラック運転手の休みについて知るべきポイント2個目は、「平均的な休みの日数」についてです。トラック運転手の平均的な休みの日数は、年間70日から80日前後です。
この数字は会社やドライバーの種類にもよりますが、もっと少ない日数しか休みがない方もいます。あまりに休みが取れない場合は、まず会社に相談しましょう。
トラック運転手の休みについて知るべきポイント3:休みの日の決め方
トラック運転手の休みについて知るべきポイント3個目は、「休みの日の決め方」についてです。休みは最低でも、1週間に1日は取るようにしましょう。
トラック運転手は平日の方が希望どおりの休みが取れやすいので、会社の業務状況を確認して、なるべく他のスタッフの休みと重ならない日に休み希望を提出しましょう。
トラック運転手の休みについて知るべきポイント4:長距離ドライバーの休み
トラック運転手の休みについて知るべきポイント4個目は、「長距離ドライバーの休み」についてです。長距離ドライバーは、平均して年間約90日未満の休みしか取ることができません。
長距離ドライバーは長い時間拘束されているので、それに伴い休みも少なくなっています。体に負担だと感じた場合は、走行距離を会社と相談しましょう。
トラック運転手の休みについて知るべきポイント5:中距離ドライバーの休み
トラック運転手の休みについて知るべきポイント5個目は、「中距離ドライバーの休み」についてです。中距離ドライバーは、長距離ドライバーよりも走行時間が短いため、ある程度自由に休みを取ることができます。
中距離ドライバーは平均して、年間90日から110日の休みを取っている方が多いです。会社にもよるので、あまりにも休みが少ないと感じたら会社に相談してみた方が良いでしょう。
トラック運転手の休みについて知るべきポイント6:近距離ドライバーの休み
トラック運転手の休みについて知るべきポイント6個目は、「近距離ドライバーの休み」についてです。近距離ドライバーは、トラックを運転する時間がとても少なく、比較的自由に休みが取れます。
長距離ドライバーや中距離ドライバーと違い、近距離ドライバーは1週間に平均して1日から2日の休みが取れることが多いです。会社や時期にもよりますが、連休も自由に取れる場合があります。
トラック運転手の休みについて知るべきポイント7:複数人で運行する場合
トラック運転手の休みについて知るべきポイント7個目は、「複数人で運行する場合」についてです。2人以上でトラックを運行する場合は、1人ずつ交代での運転になります。
1人が運転している間、もう1人は休むことができます。常に2人制で運行する場合は、シフト制での休日希望を出すことになるので、自分の希望どおりの休みが取れないことが多いです。
他のスタッフと相談しながら、休暇を取るようにしましょう。
トラック運転手の休みについて知るべきポイント8:フェリーに乗船する場合
トラック運転手の休みについて知るべきポイント8個目は、「フェリーに乗船する場合」についてです。フェリーに乗っている間は全て、ドライバーの休息時間として扱われます。
船内では自由に過ごすことができるため、食事をしたり仮眠を取ったりすることが可能です。フェリーの乗り降りだけトラックの運転が必要になりますが、船内では体を休めてその後の運転に備えておきましょう。
トラック運転手の休みについて知るべきポイント9:休日出勤・残業
トラック運転手の休みについて知るべきポイント9個目は、「休日出勤・残業」についてです。トラック運転手に休日出勤や残業をさせるには、改善基準告示で定められた条件を会社側が守る必要があります。
会社が労働組合と協定を結び、そのを所轄の労働基準監督署に届けた後にトラック運転手の休日出勤や残業の指示をするというのが、正しい手順です。もしあなたの会社がこの手順を踏んでいなければ、指示に従う必要はありません。
トラック運転手の休みについて知るべきポイント10:休息時間
トラック運転手の休みについて知るべきポイント10個目は、「休息時間」についてです。トラック運転手は、例外措置として休息時間を分割して取ることができます。
特に長距離ドライバーの場合は、交通状況により時間の管理が難しいことが多いです。そのため、1回4時間以上の休息を合計で10時間以上取る必要があります。
居眠り運転や体力の消耗による無理な運転を防ぐため、ドライバーはきちんと休みましょう。
休みが取れない時に取る対応策3つ
ここでは、「トラック運転手の休みが取れない時にとる対応策」についてをご紹介いたします。
皆さんは普段、仕事の休みが取れないと不満に感じることはありませんか。仕事ばかりでは体も心も休まらず、ストレスばかりが増えていってしまいます。
もしあなたが現在トラック運転手で、休みが自由に取れないと困っていたら、ぜひ以下の対応策を参考にしてみてください。
休みが取れない時に取る対応策1:労働基準監督署に相談する
休みが取れないときは、「労働基準監督署」に相談するという対応策があります。労働基準監督署とは、労働基準法やその他の労働者保護法規に基づき、監督や労災保険の給付を行う厚生労働省の機関です。
仕事で休みが自由に取れなかったり、自由に有給や残業の調節ができない場合、労働基準監督署に頼りましょう。ネットでも相談することができるので、気軽に自分の現状を話してみましょう。
休みが取れない時に取る対応策2:直接会社にかけあう
直接会社にかけあうというのも、休みが取れない時には効果的な対応策です。休みについて会社に直談判することは、実際はあまり行われていることではありませんが、勇気をもって話をしてみましょう。
会社に直接掛け合う場合は、自分の部署や直属の上司ではなく、他の部署やさらに上の立場の方に訴えかけると良いでしょう。
会社に直接相談しても現状が変わらない場合は、1人で悩まず労働基準監督署に相談しましょう。
休みが取れない時に取る対応策3:別の会社に就職する
別の会社に就職するということは、1番手っ取り早い対処法です。別の職業や、同じ「トラック運転手」でも別会社に転職するということは、休みがしっかりとれて自分の元々の生活リズムを取り戻す第一歩となります。
ただし転職する場合は、家族や今の会社にきちんと転職する旨を伝えて手続きを取り、さらに、転職先の会社の休みの取得方法や残業時間を調べておきましょう。
トラック運転手を目指すなら休みがしっかり取れる会社を選ぼう!
トラック運転手の休みの知るべきポイントや、休みが取れないときの対策については、いかがでしたでしょうか。トラック運転手を目指している方は、休みが取れる環境の会社であるかを、事前にきちんと調べておく必要があります。
現在トラック運転手をしているという方で休みが自由に取れないと困っている方は、これを機に転職や会社を変えることを考えてみても良いでしょう。
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