トラックの種類別トラックドライバーの仕事の特徴20|おすすめ転職サイト
初回公開日:2019年7月10日
更新日:2020年1月29日
記事に記載されている内容は2019年7月10日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。
トラックドライバーは人手不足
トラックドライバーは現在深刻な人手不足となっており、未経験の人でも採用があるなど転職しようとしている人にとっては良い時期でしょう。また、近年では女性の採用にも積極的な会社が増えています。
トラックドライバーが人手不足になっているのは、勤務時間や給与などにブラックなイメージがついているなどの理由があります。しかし、現在は人手不足を改善するために長時間勤務の是正など対策が行われてきています。
トラックの種類別トラックドライバーの仕事の特徴20
トラックの種類は大きく分けて、「小型トラック」・「中型トラック」・「大型トラック」の3つがありますので、それぞれについて仕事の特徴を紹介していきます。
「小型トラック」・「中型トラック」・「大型トラック」では必要な資格も違いますし、仕事内容にも違いがあります。休日や給与などの待遇面でも違う部分がありますので、それぞれについて細かく見ていきましょう。
小型トラックの種類や特徴
「小型トラック」というのは、主に積載量が2トン以下のトラックのことを指しています。
小型であり積載量もそんなに多くはないことから、たくさんの荷物を一度に運ぶことにはあまり向いていませんが、小型トラックは小回りがきくので町中でもよく見かけることがあります。
小型トラックには荷台がフラットになった「平ボディ」・荷台がアルミ製の箱型になっている「バンボディ」・断熱されている「保冷車」などがあります。
トラックドライバーの仕事の特徴1:小型トラックドライバーの主な仕事
小型トラックドライバーの仕事の内容についてですが、これは各運送会社により違いがあるものの、傾向として大型や中型トラックで運んだ荷物を細かいエリアに配送する仕事となっています。
町中でよく見かける小型トラックは、宅配トラックが多いでしょう。小回りが利くことから小型トラックは宅配トラックとしてよく利用されており、宅配便配達は小型トラックドライバーのメインの仕事と言えます。
トラックドライバーの仕事の特徴2:小型トラックドライバーに必要な免許
小型トラックドライバーに必要な免許は「普通自動車免許」であるため最も取得が容易な免許であり、18歳以上で取得できるため多くの人が保有している運転免許となっています。
そのためか、未経験の人がトラックドライバーになる場合は小型トラックドライバーになるケースが最も多いです。小型トラックドライバーの仕事に宅配ドライバーが多いこともあり、トラックドライバーの中でも女性ドライバーが他よりは多めです。
トラックドライバーの仕事の特徴3:小型トラックドライバーの給料
小型トラックドライバーの給料ですが、公益社団法人・全日本トラック協会による2018年度版実態調査によると男性ドライバーの1か月の平均賃金は約29万円、女性ドライバーは約26万円となっています。
小型トラックと中型トラックの中間に準中型があります。男性の場合はどちらも平均賃金が変わらないのに対して、女性準中型トラックドライバーの場合は約27万円で、小型ドライバーよりも少し賃金が上がっています。
トラックドライバーの仕事の特徴4:小型トラックドライバーの勤務時間
小型トラックドライバーの勤務時間についてですが、国土交通省のデータで中小型トラックという分類になっていますので、そちらから紹介いたします。中小型トラックドライバーの年間労働時間は2,484時間、平均所定外労働時間(年間)は384時間でした。
小型トラックドライバーは基本的に、日勤と呼ばれる朝出社して夜には帰宅する働き方がメインとなっているため、他のドライバーよりは勤務時間は少な目となっています。
トラックドライバーの仕事の特徴5:小型トラックドライバーの休日
小型トラックドライバーの場合は、休日は週休2日が保証されていることも珍しくなく、年間休日数も120日程度はあるのが一般的となっています。
小型トラックという特性からあまり長距離を運送することがないので、比較的決まった時間内での勤務となり、休みもとりやすい傾向にあります。
中型トラックの種類や特徴
中型トラックとなりますと、積載量は4トンクラスが一般的で小型トラックよりも一回り大きな車体となっています。
中型トラックの種類は、荷物をそのまま積めるようになっている「平ボディ」・荷台がアルミ製の箱で運送する荷物を守る「バンボディ」などは小型と同じ種類です。
荷物の積み下ろしのためにバンボディの横が開く「ウィングボディ」・冷たい荷物を運ぶ「冷凍冷蔵車」・荷台の屋根を幌で覆う「幌ウィング」があります。
トラックドライバーの仕事の特徴6:中型トラックドライバーの主な仕事
中距離トラックドライバーの主な仕事は、ルートドライバーなど比較的短距離から中距離の運送をすることです。
長距離運送の仕事がくることもありますが、稀だと言われています。それに伴い、大型トラックのようにどこかで車中泊をしながら数日かけて運ぶ、といった仕事内容はほぼありません。小型トラックよりは運送距離が長い仕事となりますが、基本的に日帰りの仕事がほとんどでしょう。
トラックドライバーの仕事の特徴7:中型トラックドライバーに必要な免許
中型トラックドライバーになりたい場合には、「中型自動車免許」が必要となってきます。
中型自動車免許を取得するには満20歳以上で、普通自動車免許や大型自動車免許を保有して2年(免停期間をのぞく)以上経っていることが条件です。また中型8トン限定免許を保有して限定解除試験を受けることで、中型自動車免許を取得することができます。
小型よりも大きなトラックを運転するので、さらに高い運転能力が必要です。
トラックドライバーの仕事の特徴8:中型トラックドライバーの給料
中型トラックドライバーの給料は、男性ドライバーの1か月の平均賃金は約30万円、女性ドライバーの1か月平均賃金は約28万円となっています。
小型トラックドライバーと比較すると男性ドライバーで3,000円程度、女性ドライバーは16,000円程度とわずかながら高くなっているのが特徴です。
トラックドライバーの仕事の特徴9:中型トラックドライバーの勤務時間
中型トラックドライバーの勤務時間につきましては、小型トラックドライバーと共通の中小型トラックドライバーのデータとなっており、年間労働時間は2,484時間・平均所定外労働時間(年間)は384時間です。
全産業の年間労働時間が2,124時間、平均所定外労働時間(年間)が156時間であることから、トラックドライバーの勤務時間が長めである、というのは事実と言えるでしょう。
トラックドライバーの仕事の特徴10:中型トラックドライバーの休日
中型トラックドライバーの休日はどうなっているのかといいますと、小型トラックドライバーと同じく週休2日であることが多く、年間休日も120日以上ある場合が一般的です。
それほど長距離は走らないことが多いので、日帰りできる運送距離の仕事がほとんどとなっています。
大型トラックの種類や特徴
大型トラックは貨物運送をする上で大事な役割を担っており、積載量も10トンクラスのトラックを運転するのが一般的です。
大型トラックの種類も「平ボディ」・「バンボディ」・「ウィングボディ」・「冷凍冷蔵車」などの種類があります。この他に「タンクローリー車」や、家畜を運搬するための「馬運車」などがあります。
トラックドライバーの仕事の特徴11:大型トラックドライバーの主な仕事
大型トラックドライバーの仕事は、指定された荷物を指定された場所まで運ぶことですが、距離が長距離となっていることがほとんどです。
このため、車中泊をしながら数日かけて運ぶ長距離トラックドライバーとも呼ばれます。基本的に短距離の仕事はほぼなく、中距離から長距離の運送がメインとなります。
トラックドライバーの仕事の特徴12:大型トラックドライバーに必要な免許
大型トラックドライバーになるために必要な免許は、「大型自動車免許」です。
かなり大きな車体を運転することになるため、小型や中型の場合よりも免許をとる難易度は上がっています。
大型自動車免許を取得するためには、年齢で21歳以上かつ普通免許・中型免許・準中型免許・大型特殊免許のいずれかを取得して通算で3年以上の運転歴(免停期間を除く)が必要です。
トラックドライバーの仕事の特徴13:大型トラックドライバーの給料
大型トラックドライバーの給料は、男性の1か月平均賃金が約36万円、女性の1か月平均賃金が約32万円となっています。
小型トラックドライバーで男性が約29万円、女性は26万円程度だったことを踏まえますと、男性も女性も共に大型トラックドライバーの方が6万円~7万円ほど賃金が増えていることになります。
トラックドライバーの仕事の特徴14:大型トラックドライバーの勤務時間
大型トラックドライバーの勤務時間ですが、年間労働時間で2,604時間、所定外労働時間は468時間と非常に長いものとなっています。
全職業平均よりも所定外労働時間が中小型トラックで約2倍でしたが、大型トラックドライバーとなると約3倍ともなります。トラックドライバーは小型・中型・大型に関わらずいずれも勤務時間は長めだと考えておいた方がよいでしょう。
トラックドライバーの仕事の特徴15:大型トラックドライバーの休日
大型トラックドライバーの年間休日についてですが、会社によって多少の変動はありますが100日~120日程度であることが多いでしょう。
大型トラックドライバーは日をまたいで仕事をすることが多いため、休日については多くの配慮がなされています。休息時間8時間+24時間で1休日と考えられているため、勤務から勤務の間が32時間以上あってはじめて休日として数えられます。
トレーラーの種類や特徴
トレーラーとは「けん引自動車」のことで、運転席と荷台や客車が分離されているタイプの車のことを指しています。
トレーラーにはキャンピングカーの他、大きな貨物車などがあります。一般的にトレーラードライバーというと、貨物車をけん引しているトラックのドライバーのことを指しています。
トラックドライバーの仕事の特徴16:トレーラードライバーの主な仕事
トレーラードライバーの主な仕事は、コンテナやタンクローリー・キャリアカーなどをけん引して運搬する仕事となっています。
トレーラードライバーの場合は大型トラックドライバーと同じく、距離を運搬することが多いです。けん引であるため荷物のつけはずしが楽だという特徴があります。トレーラードライバーの中には、車を複数台荷台に乗せて運搬する仕事もあります。
トラックドライバーの仕事の特徴17:トレーラードライバーに必要な免許
トレーラードライバーに必要な免許は、「大型自動車免許」と「けん引免許」の2つとなっています。これはトレーラーが大型車であることと、けん引貨物車を運転するためけん引免許が必須となっているためです。
けん引免許は車両重量750kg以上をけん引する際に必要となる免許です。けん引免許を取得するには、普通免許・大型自動車免許・大型特殊免許の内、いずれかの免許を取得しておく必要があります。
トラックドライバーの仕事の特徴18:トレーラードライバーの給料
トレーラードライバーの給料についてですが、2018年度の賃金実態調査では男性の1か月平均賃金が約39万円、女性の1か月平均賃金が34万円とトラックドライバーの中では最も高水準となっています。
中には1か月の賃金が50万円以上という会社もあるため、トラックドライバーのなかで最も稼げるドライバーであることは間違いありません。トラックドライバーとして稼ぎたい場合は、トレイラードライバーがおすすめです。
トラックドライバーの仕事の特徴19:トレーラードライバーの勤務時間
トレーラードライバーの勤務時間ですが、大型トラックとなりますので年間労働時間は2,604時間、1日8時間~10時間程度となっていますが、こちらは会社や運航ルートにより違いがあります。
トレーラードライバーは比較的長距離を運送することになりますので、大型トラックドライバーと同じように車中泊をすることも珍しくはありません。1日の拘束時間は長めの仕事となっています。
トラックドライバーの仕事の特徴20:トレーラードライバーの休日
長距離運送の多いトレーラードライバーですが、週休2日は確保されていることが多く、年間休日も100日~120日程度はある会社が多いです。
年間休日については会社ごとに違いがありますので、休日が多く欲しい場合は年間休日日数の多い会社を選ぶとよいでしょう。ただ休日出勤がある場合もありますので、そちらもチェックしておく必要があります。
トラックドライバーになるには?おすすめの転職サイト5つ
ここからはトラックドライバーになりたい人におすすめの、転職サイトを5つほど紹介いたします。
転職サイトはたくさんありますが、ここでは主にトラックなどの運送業に特化した転職サイトと、扱う業種の多い総合的な転職サイトを紹介します。
トラックドライバー転職サイト1:トラックマンジョブ
「トラックマンジョブ」はトラックドライバー専用の転職サイトで、北海道・東北地方から九州・沖縄まで日本全国のトラックドライバーに関する求人を取り扱っています。
トラックマンジョブに応募して採用された場合、「入社お祝い金」がもらえます。お祝い金の対象求人でなければならない、入社してから1か月後などの条件がありますので確認してみましょう。
トラックドライバー転職サイト2:ドラEVER
ドライバーの専門求人サイトとなっているのが「ドラEVER」で、細かく検索できることで評判が高いです。
トラックマンジョブのようにお祝い金制度はありませんが、求人数は約2倍以上と多くなっています。自分にマッチする求人を探している、トラックドライバー志望の方におすすめです。
トラックドライバー転職サイト3:はたらいく
「はたらいく」はトラックドライバーやドライバー専用の転職サイトではなく、多くの業種を取り扱っている総合転職サイトです。
そのため全体の求人からトラックドライバーの求人を探す必要がありますが、はたらいくはここでしか求人を出していない、という独占求人が多いのが魅力です。
トラックドライバー転職サイト4:ブルル
トラックドライバー求人情報サイト「ブルル」は掲載料金をとって求人情報を載せているサイトなのですが、そのためか採用に熱心な会社の求人が多めの転職サイトとなっています。
求人に応募をした後は各会社とのやりとりとなりますので、自分で色々と動ける人向きとなっています。
トラックドライバー転職サイト5:doda
大手転職サイト「doda(デューダ)」は、転職自体が初めてで慣れていないという方におすすめの総合転職サイトです。
書類審査や面接対策などを行ってくれるため、とくに競争率の高い会社への転職を希望している場合に利用することがおすすめです。総合転職サイトですので、求人件数は多めです。
トラックドライバーになろう!
トラックドライバーは現在人手不足が深刻で、未経験者でも正社員やドライバーになれるチャンスがあります。勤務時間は他の職業よりは長めですが、その分稼ぎやすいこと・正社員の募集が多めなことが魅力です。
未経験の人も、女性も歓迎されているので、興味のある方はトラックドライバーとして活躍してみましょう!
ドライバーの仕事情報を探す
ドライバーへの転職をお考えの方は、好条件求人が多い
ドライバー専門の転職サービス『はこジョブ』へ!