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ユニック車を知るための豆知識8つ|クレーン付きの車5種

ユニック車を知るための豆知識8つ|クレーン付きの車5種
クレーンが備わっているトラック「ユニック車」の概要や仕様についてわかりやすく解説します。また、その他のクレーン5種についても取り上げます。ユニック車について知りたい方にとっては有用な情報が満載なので、ぜひ参考にしてみてください。

初回公開日:2019年7月10日

更新日:2019年10月29日

記事に記載されている内容は2019年7月10日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。


ユニック車とは?

皆さんは、「ユニック車」という車をご存知ですか。

ユニック車は「荷台にクレーンが備わっている」トラックで、クレーンで荷台から荷物を降ろす、荷台に荷物を載せる、といった作業が可能です。荷台にクレーンが備わっているトラックがユニック車であり、荷台はなくクレーンだけのトラックはクレーン車である点に注意しましょう。

本記事ではユニック車の概要や特徴、種類などをわかりやすく解説するので、ぜひ参考にしてください。

ユニック車の別名

ユニック車は、「キャブバッククレーン車」や「カーゴクレーン」、「クレーン搭載トラック」などと呼ばれることもあります。

他の名前が出てきても戸惑わないよう、それぞれの名称を頭に入れておきましょう。

ユニック車の種類

ユニック車には、「クレーン付き」と「簡易クレーン」、「ハイジャッキ」の3種類あります。

クレーン付きは運転席があるキャブと荷台の間にクレーンが設置され、主に吊り下げ荷重3トン未満になります。

簡易クレーンは荷台にクレーンが設置され、吊り下げ荷重は0.8〜2.5トンほどです。

ハイジャッキは、アウトリガーと呼ばれる車体を支える装置が付いており、アウトリガーにより斜めにした車体を支えて貨物を積み込めます。

ユニック車を知るための豆知識8つ

ここからはユニック車についてさらに詳しく知るための具体的な豆知識8つを紹介しましょう。

ユニック車の由来やクレーンの仕様など、わかりやすく取り上げるので、一つひとつ頭に入れておきましょう。

豆知識1:ユニック車の名前の由来

「ユニック車」は実は正式な名称ではなく、ユニックは大手メーカーである「古河ユニック株式会社」の登録商標です。

ユニック車という名称が一般に普及し、全てのこの系統のトラックがユニック車と呼ばれるようになりました。

豆知識2:ユニック車のブーム色

ユニック車に使用されるクレーンメーカーは国内に2社あり、「古河ユニック」と「タダノ」になります。

クレーンメーカー2社にはトラックの腕の部分であるブームの色にそれぞれ特徴があり、古河ユニックは赤色、タダノは青色であることが多いです。

ただ、その他の色であるユニック車も存在します。中古市場ではその他の色に出会えることもあるので、ブームの色にも注目してみましょう。

豆知識3:ユニック車のブームの仕組み

ユニック車のブームの仕組みを紹介しましょう。

ブームは主に、伸び縮みする伸縮とブームの角度が変わる上下の2つの動きによって機能しています。双方とも「シリンダー」と呼ばれる装置によって成立する動きであり、シリンダーの中に入っている油が生み出す「油圧」が動力源となっています。

油圧によってシリンダーの中にあるロッドと呼ばれる部品に力が加わり、釣り竿のようにブームを伸縮させたり、上下に動かしたりしています。

豆知識4:ユニック車のアウトリガー

先に触れたとおり、ハイジャッキタイプのユニック車には、「アウトリガー」という装置が備わっています。

アウトリガーはトラックを支える装置ですが、貨物を積み込むために斜めにした車体も支えることができます。

アウトリガーには、車体の後ろにもアウトリガーがあるリアアウトリガー、ジャッキの地面と設置する辺りが四角い差し違いアウトリガー、車体を高く上げることができるハイアウトリガーの3種類あります。

豆知識5:ユニック車の吊上げ荷重

ユニック車の吊下げ荷重は主に2.63~2.93トンになります。それ以上になると、トラックに搭載するクレーンとしては大き過ぎ、安全上の問題が発生する可能性が高まるためです。

大手2大メーカーのユニック車もこの範囲の吊上げ荷重を扱う車種がほとんどを占めています。

豆知識6:ユニック車の操作方法

ユニック車は操作を誤ると大事故につながるため、慎重に操作する必要があります。

周囲の状況を確かめた上で、できる限り荷物を積み下ろしする箇所に近い場所に車を止めて作業開始するようにしましょう。

ワイヤーやアウトリガーなどをトラック側の設備のチェックや設置をし、荷物の重さや重心など荷物側も入念にチェックした上で、クレーンの操作を開始するようにしましょう。

豆知識7:ユニック車の検査

労働安全衛生法により、ユニック車には日次、月次、年次の定期的な検査が義務付けられています。

日次検査は各装置の作動や外観のチェック、月次検査は日次点検の内容に加えてワイヤーやフック、配線などの確認が必要です。また、年次検査では日次と月次の検査項目に加え、荷重試験を実施します。

各検査をするにあたり特別な資格は要しませんが、厚生労働省は「定期自主検査者安全教育要領」という教育を推奨しています。

(定期自主検査)
第四十五条 事業者は、ボイラーその他の機械等で、政令で定めるものについて、厚生労働省令で定めるところにより、定期に自主検査を行ない、及びその結果を記録しておかなければならない。
2 事業者は、前項の機械等で政令で定めるものについて同項の規定による自主検査のうち厚生労働省令で定める自主検査(以下「特定自主検査」という。)を行うときは、その使用する労働者で厚生労働省令で定める資格を有するもの又は第五十四条の三第一項に規定する登録を受け、他人の求めに応じて当該機械等について特定自主検査を行う者(以下「検査業者」という。)に実施させなければならない。
3 厚生労働大臣は、第一項の規定による自主検査の適切かつ有効な実施を図るため必要な自主検査指針を公表するものとする。
4 厚生労働大臣は、前項の自主検査指針を公表した場合において必要があると認めるときは、事業者若しくは検査業者又はこれらの団体に対し、当該自主検査指針に関し必要な指導等を行うことができる。

出典: https://www.jaish.gr.jp/anzen/hor/hombun/hor1-1/hor1-1-1-... |

豆知識8:ユニック車に必要な免許

ユニック車における運転の免許と操作に必要な免許を紹介します。

<運転(車両重量)>
・11t以上 最大積載量6.5t以上:大型自動車免許
・5以上11t未満 最大積載量6.5t未満:中型自動車免許
・5t未満 最大積載量3t未満:普通自動車免許

<操作(吊上げ荷重)>
・5t以上:可動式クレーン運転免許
・1以上〜5t未満:小型移動式クレーン運転講習
・0.5以上~1t未満:小型移動式クレーン運転の業務に係る特別教育

クレーン付きの車5種

解説してきたユニック車の他にもクレーン付きの車が存在します。ここからはユニック車とは異なる5種類のクレーン付きの車を紹介するので、今後の購入など必要に応じて検討してみてください。

1:トラッククレーン

まず「トラッククレーン」を紹介しましょう。トラッククレーンは、トラックの後部がクレーンになっている車です。ユニック車は、トラックに荷台とクレーンが備わっているのが特徴ですが、トラッククレーンには荷台は付いていません。

トラッククレーンのクレーンにはクレーン専用の操縦席が付いているのが特徴です。一方でユニック車は車の運転席とクレーンの操縦席は同一の席です。

2:オールテレーンクレーン

続いて、「オールテレーンクレーン」を紹介しましょう。

オールテレーンクレーンもトラックレーンの1つですが、6輪以上のタイヤを持つ大型の車になります。公道はもちろん、建設現場などの整理されていない荒地でも駆動可能な点が大きな特徴です。

一方で、小回りも効くという特徴も有し、都市部の面積が限られた工事現場でも活躍しています。

都市部の工事から大きな建設現場など、多くの用途で重宝される車と言えるでしょう。

3:ラフテレーンクレーン

「ラフテレーンクレーン」を紹介しましょう。ラフテレーンクレーンもトラッククレーンの一種ですが、4輪が主であり、運転とクレーンの操作は同一の席で行います。

その名前からも荒れた土地でも駆動できる車ですが、小回りが効くため都市部で使われることも多いです。

ラフテレーンクレーンは「ラフタークレーン」と呼ばれることもあります。

4:カニクレーン

「カニクレーン」を紹介しましょう。カニクレーンは、その名の通りカニの足のような構造を有している点が特徴のクレーンです。

カニクレーンはトラックにクレーンが載っているというより、クレーンが自走するイメージでよいでしょう。トラックが作業できない狭いエリアでも作業可能な点が特徴です。

また、カニクレーンとは前田製作所の登録商標ですが、一般に普及し、その他のメーカーの同一ものもカニクレーンと呼ばれています。

5:クローラクレーン

「クローラクレーン」を紹介しましょう。クローラクレーンはキャタピラーと呼ばれる走行装置にクレーンが載っています。

カニクレーン同様、クレーンが自走するので、トラックに載っているわけではありません。キャタピラーにより地面と接触している面積が大きいので安定性に優れており、地盤の強弱を問わず作業することが可能です。

なお、カニクレーンもクローラクレーンもクレーンが自走するため、公道を走ることはできません。

ユニック車の特徴を知ろう!

クレーンが備わっているトラックであるユニック車の特徴や仕様、またその他のクレーンについても取り上げてきましたが、いかがでしたか。

ユニック車にもタイプが異なるもの、吊上げ荷重の大小などの複数の検討要素があるので、本記事を機会に理解を深めていってください。

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