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トラック運転手不足の理由10|運転手不足を解消するための取り組み

トラック運転手不足の理由10|運転手不足を解消するための取り組み

AmazonなどのECサイトやネットスーパーの普及により、我々の生活は大変便利なものになりました。しかしその便利な生活を支える物流の担い手であるトラック運転手は、慢性的な人手不足に陥っています。なぜそのようなことになったのか、理由と取るべき対策を解説します。


トラック運転手は人手不足

トラック運転手不足の理由10|運転手不足を解消するための取り組み

飲食宿泊サービスや介護など、どこの業界でも人手が不足し人材の確保、定着には苦労していますが、その中でも運送業は飲食宿泊サービスに次ぐワースト2位の人手不足と非常に深刻な状況です。

もちろん運送業界もただ手をこまねいているわけではなく、人手不足対策を講じていますが、効果は今ひとつで運送業の人手不足による倒産は前年比2.7倍と急増しています。

これからもトラック運転手不足は続くのか

運送業界の有効求人倍率の推移は右肩上がりで、平成30年4月では2.68倍となっています。

100人の求人を出しても半分どころか3分の1程度の応募しか来ない極めて深刻な状況で、しかもこの状況は続くものと予想されます。

このトラック運転手の不足している状況が続けば、さまざまな分野に重大な影響を及ぼし、オリンピックに伴うインフラ整備にも支障が出ると予想されています。

トラック運転手が不足している理由10

トラック運転手不足の理由10|運転手不足を解消するための取り組み

トラック運転手が不足している理由には、運転手の高齢化や急激な宅配数の増加、労働時間や賃金の問題などといったさまざまな要素があります。

どれか一つの要素が、決定的な理由というわけではなく、要素が相互に影響しあい現在の深刻なトラック運転手の人手不足という状況を生んでいます。

以下ではトラック運転手の人手不足を招いた理由でも、特に重要なものを10個あげて、各々解説していきます。

トラック運転手が不足している理由1:高齢化

トラック運転手は2006年に92万人と過去最高を記録しましたが、現在では80万人程度となっています。

また、大型トラック運転手で40歳未満の者は25%程度しかおらず、高齢化も合わせて進行しているのが現状です。

トラック運転手の仕事は荷物の積み下ろしなども含むため、肉体的な負担が大きく高齢で続けることは難しいのですが、高齢に達した現役世代が退職すると、より一層の人手不足に陥ることが予想されます。

トラック運転手が不足している理由2:若者の車離れ

トラック運転手不足の理由10|運転手不足を解消するための取り組み

トラック運転手の人手不足には、若者の車離れが影響していると考えることができます。

車そのものに興味を持てないのであれば、車を運転することが仕事のトラック運転手になろうという発想自体が若者には生まれないことになります。

トラック運転手不足を解消するためには、自動車産業だけでなく、運送業も若者の車離れ対策を行う必要があるでしょう。

トラック運転手が不足している理由3:宅配の激増

トラック運転手不足の理由10|運転手不足を解消するための取り組み

Amazonや楽天といったインターネット通販や、ネットスーパーの普及などにより、年々宅配便の取扱数は増加しています。

2017年度の宅配便取扱個数は、前年比5.8%増の42億個にも達しましたが、トラック運転手は逆に減少し続けているため、運転手一人当たりの負担を増加させ、業務を過酷なものにしています。

今後もインターネット通販が減少することはないため、トラック運転手の負担を減らす対策が必要となります。

トラック運転手が不足している理由4:不規則な労働時間

トラック運転手、特に長距離トラック運転手は、1日12時間や13時間と拘束時間が長く、勤務時間も不規則になりがちです。

トラック運転手は荷物を受け取るために待機したり、指定された時間に荷物を配達する必要もあるため、定時に仕事を始め、定時に終わるという生活を送ることは難しくなっています。

食事や睡眠時間も不規則で、昼夜が逆転することも珍しくないため、規則正しい生活を送れずに体を壊してしまう場合もあります。

トラック運転手が不足している理由5:不規則な休暇や休日

トラック運転手であっても近隣のみの配達を担当している場合には、勤務時間が定めやすく、固定した休みが取れる場合が多いです。

対して長距離トラック運転手は、取引先が決まった日時に配達を依頼するとは限りません。

このため長距離トラック運転手は、事前に休日のスケジュールを立てることが難しく、また立てたとしても、予定どおり荷物の受け渡しができないことも多く、結果として休日も不規則になってしまいます。

トラック運転手が不足している理由6:過酷なのに稼げない

トラック運転手不足の理由10|運転手不足を解消するための取り組み

トラック運転手はきついが、自分の努力次第で働けば働くほど稼げる職業というイメージがかつてはありました。

しかし、現在では全産業の平均給与額が36万円なのに対して、運送業は30万円と平均よりも低い給与水準で、賞与額や特別給与額に至っては年間で50万円も全産業平均を下回っています。

きつい仕事に長い拘束時間で低い給与水準では、トラック運転手が人手不足になるのも当然でしょう。

トラック運転手が不足している理由7:積み下ろしなど運転以外の業務

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トラック運転手はトラックを運転して、荷物を運ぶことが主な業務ですが、それ以外にもさまざまな業務があります

その中でも荷物の積み下ろしが、トラック運転手にとって大きな負担となっています。

荷物の積み下ろしが自動化されていれば良いのですが、いまだに多くの現場では手作業で行われ、トラック運転手の時間的、肉体的な負担となっています。

トラック運転手が不足している理由8:再配達の手間

インターネット通販で商品を購入したが、配達時に不在だったため、再配達を頼んだ経験がある人は多いでしょうが、これがトラック運転手の人手不足の理由の一つとなっています。

宅配便の取扱個数は42億個にものぼり、そのうち約2割が再配達となっています。

約2割の再配達を行うには、トラック運転手9万人分の労働力が必要ですが、運転手自体は減少し続けているため、一人ひとりの負担を大きくする結果となっています。

トラック運転手が不足している理由9:経験者優遇の求人

トラック運転手の求人を見ると、ほとんどの求人で経験者優遇の文字が見えます。

いかにトラック運転手が不足していても、企業としては即戦力になる経験者を優先的に雇用したいのが本音でしょう。

また、企業間の価格競争や全国一律送料などで、負担だけ増えて利益に繋がっていない現状のため、未経験者を雇用したくても雇用する余裕がないという面もあります。

トラック運転手が不足している理由10:必要な免許を持っていない

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かつては普通免許で運転できたトラックでも現在では、準中型など別の免許が必要となり、より大型のトラックを運転するならば中型・大型免許と取得に手間も費用も掛かる免許が必要となります。

しかし、給与も下がり激務である運送業には、若者があえて手間も費用も掛かる免許を取ってまで就職するには魅力に乏しく、結果としてトラック運転手の人手不足と高齢化が進むことになっています。

トラック運転手不足解消のための取り組み5つ

トラック運転手不足の理由10|運転手不足を解消するための取り組み

物流を支えているトラック運転手の人手不足がこのまま進行すれば、人手不足による倒産は増加し続け、誰も荷物を運ぶ運転手がいないという物流そのものの崩壊に至ります。

完全な崩壊とまでは行かなくても、トラック運転手の人手不足の影響は既に個々の運転手や物流に現れ、その解消のためにも即効性、実効性のある取り組みが必要です。

以下ではトラック運転手不足解消のために、取り組むべき対策5つを解説していきます。

トラック運転手不足解消のための取り組み1:労働環境の改善

トラック運転手の人手不足解消のためには、長時間労働を改善し、働きやすい環境を整備することで人を集めることが必要です。

トラック運転手の長時間労働は、荷物の積み下ろしの際に、自身で決めることができない待機時間である「荷待ち時間」が存在することが大きな原因でした。

荷主の力が強く長時間の荷待ち時間になっても、運転手は文句を言えない状況でしたが、法改正により荷待ち時間の記録が義務付けられるなど改善が見られます。

トラック運転手不足解消のための取り組み2:女性ドライバーの登用

トラック運転手不足の理由10|運転手不足を解消するための取り組み

男性の職業というイメージがあるトラック運転手ですが、実際の数字としてトラック運転手における女性が占める割合は、わずか2.4%と非常に低くなっています。

全産業において女性が占める割合が42.8%であることと比較すると、いかにトラック運転手に女性が少ないかわかるでしょう。

しかし、国がトラガール促進プロジェクトを立ち上げるなど、運送業においても、他産業に遅れていた女性活用の動きが見られます。

トラック運転手不足解消のための取り組み3:給与待遇の改善

トラック運転手不足の理由10|運転手不足を解消するための取り組み

激務で重労働であるにもかかわらず、全産業平均よりも低い給与や賞与となっている運送業においては、給与面における待遇改善が必須の取り組みとなります。

トラック運転手の仕事に対する不満でも、労働時間の長さとともに必ず上位にあがるのが給与面の不満です。

この給与面の不満が解消され、自分の頑張り次第で年収1000万以上も目指せる魅力のある仕事となれば、トラック運転手を目指す若者も増えてくるでしょう。

トラック運転手不足解消のための取り組み4:トラックの大型化

トラック運転手の不足を解消するため、運送業界では独自規格の大型・長大トラックを導入することで輸送力を高め、省力化を図る取り組みが見られます。

また、国交省が実証検証を行っている21メートルダブル連結トラックは、通常の大型トラックの2倍近い輸送力を持ちますが、輸送ルートが限られるなどの課題もあり、より一層の省力化に向けた検証が必要となっています。

トラック運転手不足解消のための取り組み5:トラックの自動運転化

自動運転技術に関しては、2020年の実用化に向け、官民ITS構想・ロードマップを策定するなど官民一丸となって取り組まれています。

自動運転技術はトラック運転手の不足を解消する手段としてだけでなく、運転手の負担を減らす技術としても注目されます。

しかし、自動運転が実用化されても、車体の大きさや長さが一般車両とはまるで違うトラックでは、車線変更の際の事故防止など技術的問題がまだまだ残ります。

トラック運転手が不足している理由を知ろう

トラック運転手不足の理由10|運転手不足を解消するための取り組み

価格競争の結果得られる利益が減り、給与面の待遇も以前と比べて悪化、長時間労働のトラック運転手は、きつくて稼げない魅力のない職業と見られるようになりました。

しかし、それでもトラック運転手は物流を支える欠くことのできない職業です。

トラック運転手の人手不足解消のためには、運送業界の取り組みだけなく、我々も再配達を減らすなどの協力をしていく必要があるでしょう。

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