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2018年09月20日

トラックの運管理規定・ソフトの使い方・システムの内容|休憩

陸運業界では日々の運行業務を安全に行うために、運行業務の管理が義務付けられています。事業者や運行管理者・運転者などに細かく規定が定められており、違反をすると罰則をかせられます。運行管理の規定や業務を円滑に行うためのシステムなどについて知っておきましょう。

トラックの運管理規定・ソフトの使い方・システムの内容|休憩

トラックの運行管理とは?

トラックの運管理規定・ソフトの使い方・システムの内容|休憩

陸運業界で働くトラックドライバーが日々安全に輸送を行うために定められたルールがいくつかあります。その内の1つが運行管理です。過労運転や過積載の防止などのために運行管理は貨物自動車運送事業輸送安全規則で、事業者と運転管理者そして乗務員と運転手が果たさなければならない義務として定められています。

運行管理内容

事業者、運行管理者、乗務員と運転者がそれぞれ行う運行管理の内容は以下のとおりです。

運行管理内容
事業者運転者の選任、運転者や乗務員の睡眠施設の整備・管理・保守、事故の記録・保存、運行管理者の助言など
運行管理者点呼の実施と記録・保存、運行指示書の作成、乗務員の監督指導など
乗務員酒気帯びの乗務の禁止、過積載の禁止など
運転者安全な運転ができない場合の事業者への連絡、日常点検の実施と確認、点呼を受けるなど

トラックの運行管理規定を知ろう

トラックの運管理規定・ソフトの使い方・システムの内容|休憩

事業用自動車のトラック運転者には、過労運転を防止するために労働時間にかかる基準が国土交通省によって定められています。

自動車運送事業者はその基準に従い、運行管理規定を作成し運転者の勤務時間および乗務時間を定めなければなりません。そして運行管理者が定められた勤務時間および乗務時間の範囲内で乗務割を作成し、それをもとに運転者は乗務を行います。

各社の運行管理規定の元となる「事業用自動車の運転者の勤務時間および乗務時間に係る基準」はバスとタクシー・トラックについて定められています。その中から陸運業界にかかわるトラックの基準を確認しましょう。

拘束時間

まずトラック運転者の1日の拘束時間は13時間を超えてはいけませんが最大で16時間までは延長可とされています。

ただし15時間を超える拘束時間は1週間に2回以内におさめなければいけません。そして1カ月のトータル拘束時間は293時間を超えてはいけません。年間3,516時間(293時間×12ヶ月)を超えない範囲であれば、1カ月320時間まで延長可とされています。

特例として2人乗務の場合は最大で20時間とし、隔日勤務の場合は最大21時間に定められています。ただし夜間に4時間以上の仮眠時間のある場合は、2週間につき3回を限度に24時間まで延長可とされています。

運転時間

トラックの最大運転時間は2日平均で1日あたり9時間、週では2週間平均で1週間あたり44時間を超えないように定められています。また連続運転時間は4時間を超えてはいけません。

休憩

基本はトラック運転勤務終了後、継続8時間以上と定められています。分割する場合は1回4時間以上の休憩を1日で10時間以上にならなければいけません。特例として2人乗務の場合は4時間まで短縮、隔日勤務の場合は勤務終了後20時間以上とされています。

長距離

トラックの連続運転時間4時間ごとに30分の休憩の確保をしなければなりません。また夜間でのワンマン運転の場合には実車運行距離500kmを超える場合1時間以上(1回20分以上で分割してもよい)の休憩の確保が必要です。

また夜間ワンマン運行の実車運行区間では、運行計画上、実車運行区間における運転時間は4時間ごとに合計40分以上(運行実車距離400km以下の場合は合計30分以上、分割する場合は1回が連続10分以上)の休憩となるようにしなければなりません。

トラック運行管理者はどんな仕事をするのか

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トラックドライバーの安全運行を管理ために、国は運送業者に運行管理者の設置を義務付けています。運行管理者はいわゆるトラック運行の司令塔です。具体的には以下のような仕事を行います。なお、運行管理者として選任されるには職種に応じ国家資格である「運行管理者資格者証」を取得していなければなりません。

仕事内容
休憩施設の管理事業所が設置した休憩施設または睡眠・仮眠施設の状態を常に良好であるように管理する
乗務割の作成事業者が定めた勤務時間や乗務時間の範囲内で乗務割を作成し、乗務割に従い運転者を乗務させる
乗務員の健康状態の把握・管理乗務員の健康状態を常に把握し、健康診断等で管理監督をする。また必要に応じ医師の診断を受けるなどの適切に指導を行う
乗務前および乗務後の点呼乗務前後および途中で点呼を行い、運転者からの報告と安全確保のための指示や酒気帯びの有無の確認を行う
貨物の積載方法の指導および監督安全な運行のために、貨物の積載方法を従業員に対し指導監督を行う
乗務員の指導・監督乗務員に対し法令に基づき、安全な運行に必要な技能や知識を継続的かつ計画的に指導監督を行う
運行記録計の管理と記録運行管理計の整備および着脱などの管理と得られた記録の保存を行う
異常気象時などの対応運行に危険が伴うような異常気象等の状況を把握し、運転者への伝達や運行中止の指示など適切な措置を講じる

トラック運行管理違反をした場合の罰則

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トラック運行管理違反をすると、監査が行われ違反が認められた場合行政処分が行われます。違反内容により処分の重さも変わってきます。

罰則内容

トラック運行違反の具体的な罰則内容としては以下のようなものがあります。

・自動車等の使用停止処分
・業務停止処分
・許可の取消処分

トラック運行管理システムでは何ができるのか

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トラック運行管理システムは安全な運行に必要な機能を多く搭載しており、大きく分類すると「運行業務に関する機能」と「事務業務に関する機能」に分けられています。ここでは「運行業務に関する機能」について見てみましょう。

トラック運行管理業務に関する機能では運行計画の作成や配車管理などを行うことができます。この機能を利用することで作業の効率化を図ることができ、また不測の事態への対応も円滑に行うことができるので業務の滞りなどを回避することができます。

運行管理システムの基本機能

トラック運行管理システムの内容は導入している製品により差があります。ここではトラック運行管理システム基本的な機能について確認しておきましょう。

基本機能内容
運行管理機能データベースをもとに作成したシュミレーションで、的確な運行計画を割りだし、運行表の作成にかかる業務時間を短縮することができます
配車管理機能シュミレーションをもとに効率的な配車を算出し管理することできます
動態管理交通情報をもとに運転者の現在地を把握することができます
安全運転管理機能運転者の運転特性やクセを把握でき、安全運転指導に役立てることができます
日報作成機能出発地や目的地、走行距離などを外部機器から自動的に取得し、運転者の日報作成を容易にすることができます
分析・レポート作成機能システム上で管理されているデータを分析し、レポートを作成することができます
運転手台帳作成機能運転者台帳を作成することができ、健康診断や免許の更新時期などの管理をすることができます

トラック運行管理ソフトの使い方

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トラックの運行管理ソフトの上手な使い方はまずは業務にあったタイプの商品を選ぶことです。全ての機能を取りそろえたパッケージタイプのものや、必要な機能を選択できる選択タイプのほか、1つの機能に特化している特化タイプのものなどがあります。ご自身の会社にあったトラック運行管理ソフトを導入することで、業務の効率をはかることができます。

管理表

トラック運行管理ソフトが特に役に立つのが運行管理表です。運行計画の作成や配車管理を行うには、時間管理やルートの他に運搬する荷量や所持している車両台数などさまざまな要素を把握し計画しなければなりません。そのため初心者では大変な仕事です。

トラック運行管理ソフトを使用することで、システムに組み込まれたデータベースをもとに最適な運行計画が割り出されます。システムを上手く使うことで諸経費などの削減にもつながります。

しっかりと運行管理を行い安全な運転業務をしよう

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日本の陸運業界において運送会社はとても重要な存在です。しかし毎日の運送業務には危険が隣り合わせなのも事実です。そんな中大事になるのが運行管理です。毎日の業務を安全に行うためにもしっかりと運行管理を行いましょう。

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