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過積載トラックで事故を起こした時の責任・法律での違反内容

過積載トラックで事故を起こした時の責任・法律での違反内容

過積載トラックについての記事です。過積載トラックの定義や過積載トラックを運行した場合の危険性や事故を起こした場合に問われる運転手、運送会社、荷主それぞれに問われる責任や法律上適用される罰則規定や科せられる反則金や罰金について解説しています。

過積載トラックでの事故の責任・法律での違反内容

トラックなどの貨物を運搬する車両には最大積載量というものが設定されており、この数値を超えて荷物などを積んだ場合は過積載となり、法律に抵触するだけではなく交通事故誘因の可能性も高くなります。この記事では、過積載トラックなど最大積載量を上回る大量の荷物を積み込んだ状態での事故や、道路交通法上の違反内容などについて解説します。

過積載トラックの定義

過積載トラックとは、そのトラックに規定されている積載重量を超えて貨物を積んで走行する行為であり、法律違反行為に当たります。過積載トラックの運行は、法律違反や交通事故誘発の危険性だけでなく、過積載で走行した道路路面や道路構造に損害を与え、道路周辺に騒音や振動などの交通公害を引き起こすとも言われています。

最大積載量を超える貨物

過積載とは、トラックやダンプトラックなどの貨物自動車の荷台部分に、道路運送車両法で定められた、その車両の最大積載量をを超える貨物を積載した状態で運行する行為のことを言います。

過積載トラックの危険性

過積載トラックで事故を起こした時の責任・法律での違反内容

過積載トラックを運転した場合に考えられる危険性にはさまざまなものが考えられます。その中でも一番交通事故に繋がりやすい危険性のひとつに挙げられるのが、制動距離が長くなることです。

過積載によりトラックは走行する方向へ向かう力が大きくなるため、ブレーキをかけ始めてから車体が完全に止まるまでの制動距離が長くなってしまいます。したがって、十分な車間距離を取っていたはずが、過積載によって制動距離がいつもより長くなり、思わぬ形で追突事故を起こしてしまう場合が考えられます。

バランス崩壊

過積載をした場合、多くの荷物を積み込むため、トラックの荷台の積み荷が高くなりがちとなります。積み荷の高さが高くなると言うことは、それだけ重心の位置も高くなりバランスが不安定となります。

そのような状態でカーブの多い道などを走行すると、ちょっとしたハンドリングミスでもバランス崩壊が起き、交通事故へと繋がる可能性が高くなります。

過積載トラックで事故を起こした時の責任

過積載トラックを運行していて交通事故を起こした場合、過積載トラックを運転していたドライバーはもとより、そのドライバーに過積載運行を指示した雇い主たる会社や、場合によっては配送を依頼した荷主にも責任が問われる場合があります。この項では過積載トラックで事故を引き起こした場合の責任について解説します。

ドライバー

過積載トラックを運転したドライバーに対する措置は、警察の交通取り締まりによる検挙の際に直接追求されることになります。道路交通法など法律に基づいた免許状の減点や反則金などの科料は元より、相手方に対する損害賠償責任なども負うことになります。

運送会社

運送会社が過積載トラックの運行を指示した場合には、運行管理者の業務に関する法令に基づき、いくつかの処分が下されます。

主な問われる内容としては、「多数の死傷者を出した交通事故」、「社会的影響力の大きい交通事故」、「過積載運行が計画的に行われていた時」、「過積載運行が日常的に行われていた時」、「指導・運行を怠り速度違反が日常的に行われてきた時」などが挙げられます。

前述例はいずれも運行管理者である運送会社が問われる責任事項であり、前述のような指示が会社側からあった場合は、運行管理資格者証の返納命令が発令され、資格取り消しとなります。

荷主

荷主側が依頼した荷物が過積載になることを知りながら、荷物を引き渡したり売り渡したりすることは法律上で禁止されています。

実際に事故を起こした場合に直接責任を問われるのは運転手や運転手を雇用していた運送会社などになりますが、過積載になる事実を知っていた場合は、荷主側に対しても、民法上の損害賠償や過失責任を問われることは考えられます。

法律での過積載トラックへの違反内容

過積載トラックを運行し検挙された場合の原点や罰金など、法律上の罰則内容については気になるところです。ここでは法律内容に照らし合わせ、過積載トラックを運行した場合に適用される罰則規定などについて解説します。

減点

過積載による減点は、車種と過積載となった重量により異なります。大型自動車や中型自動車の場合、過積載の超過が最大積載量の5割未満で2点、5割以上10割未満の場合で3点、10割以上で6点がそれぞれ減点となります

ただし、これはドライバーが通常状態の場合であって、酒気帯びで過積載運行をすれば、酒気帯び分の減点が加算・併用されます。

2tトラックなどの小型トラックを過積載運行した場合は、普通車と同じ点数が減点となり、5割未満の過積載で1点、5割以上10割未満の過積載で2点、10割以上の過積載で3点がそれぞれ減点となります。当然ながら、普通自動車も酒気帯び運転で過積載運行すれば、同様に酒気帯び分の減点が併用されます。

反則金や罰金など

交通違反の時と同じく、過積載トラックを運行した場合反則金が科せられることとなります。

小型トラックによる過積載運行は普通自動車による過積載の反則金内容が適用され、5割未満の過積載の場合は2万5千円、5割以上10割未満の過積載の場合は3万円、10割以上の過積載の場合は3万5千円と、科される反則金の額が異なります。

これを大型トラックによる過積載運行で見ると、5割未満の過積載の場合は3万円、5割以上10割未満の過積載の場合は4万円がそれぞれ課されることになります。

10割以上の過積載の場合は反則金が科されない代わりに、6カ月以下の懲役または10万円以下の罰金という、過積載トラックを運行した場合の罰則の中でも、最も重い刑を科されることとなります。

過積載に対する事業所などへの処分

過積載トラックを運転していて検挙されたドライバーを雇用している事業所や荷主に対する処分も当然問われることになります。

事業所として初めて違反した場合ならば、違反車両の停止処分だけで済むことがほとんどです。しかし、2回目以降となって来ると、車両の停止処分に加えて行政指導などが行われることになり、最悪の場合事業許可の取り消し処分となることもあります。

荷主への処分

積載制限を超えることを知りながら、積載の依頼や要請をした荷主へ対する処分としては、警察署長からの再発防止命令が出されます。この再発防止命令を受けた後、再び過積載を助長するような事実があった場合は、6カ月以下の懲役または10万円以下の罰金が科せられることになります。

事故に対する責任の重さを知る

過積載トラックで事故を起こした時の責任・法律での違反内容

構造改革や規制緩和などにより運送会社参入のたやすくなった昨今、業界内の熾烈な競争に勝つため無理な受注や過度なサービスの一環として、過積載トラックを運行させる例が取り上げられますが、過積載トラックの運行は法律違反行為であり、万が一事故が発生した場合の被害は多大なものとなります。

事故を引き起こした場合の責任は相手被害者だけでなく、運送会社や荷主、あるいは荷主の取引先など、多方面に対し迷惑が掛かるため、大きなものとなります。万が一事故を引き起こした際の責任の大きさを踏まえ、過積載トラックの運行は行わないことを心掛けましょう。

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