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大型トラックを整備する方法・工場での仕事内容・おすすめの本

大型トラックを整備する方法・工場での仕事内容・おすすめの本

大型トラックの整備点検は、3カ月毎となっています。この義務を怠って起る事故は人為的事故と言えます。大型トラックはほとんどが営業用に稼働しています。大型トラックの所有者や運転者は、車社会における大型トラックの存在環境を認識して、整備点検を厳守しましょう。

初回公開日:2018年06月07日

更新日:2018年06月07日

記事に記載されている内容は2018年06月07日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。


大型トラックを整備する方法

大型トラックは整備不良で使用した場合、大事故につながる危険性があるので、定期的に整備が必要です。また大型トラックを整備するには、資格を持った整備士のいる専門の整備工場を利用するか、購入時のディーラーに依頼するしかありません。

ここでは大型トラックの整備の方法その他、整備に関するいろいろを検証していきます。

大型トラックの種類:定型

大型トラックは10t以上のトラックを大型トラックと言いますが、種類もいろいろあります。ここでは特殊タイプ以外の大型トラックの種類を紹介します。

1.平ボディ型:荷台がフラットのトラックで、最大積載量が11t~15tのトラックです。

2.バンボディ型:荷台が箱型のトラックで、風雨から荷物を守る作業時に利用されるトラックです。後側だけが開閉するタイプです。

3.ウィングボディ型:バンボディ型の両サイドが開くタイプです。開いた時に鳥の翼のようになるので、ウィングボディ型と呼ばれるタイプのトラックです。

4.冷凍冷蔵型:冷凍・冷蔵装置の付いた大型タイプです。冷凍・冷蔵の必要のある食品を、遠距離輸送できるトラックです。

大型トラックの種類:特殊型Ⅰ

ここでは大型トラックの中で、特殊なタイプの大型トラックを紹介します。

1.ダンプ型:荷台の前方がせり上がり、砂や砂利などが滑り落ちる仕様のタイプです。

2.タンクローリー型:石油その他の液体を運ぶタイプです。液体を安定して運ぶために、荷台の形が楕円形をしているトラックです。

3.液糖タンクローリー型:液体の糖分を運ぶトラックです。

4.バルク型:粉粒状の商品(小麦粉・肥料など)を運ぶトラックです。

5.水素運搬型:気体(水素)を運ぶトラックです。

6.塵芥型:文字どおりごみを収集するトラックです。

7.馬運型:これも文字どおり馬を運ぶトラックです。

8.鉄道コンテナ運搬型:鉄道用のコンテナを運ぶトラックです。

大型トラックの種類:特殊型Ⅱ

大型で特殊のトラックには、上記の他に次のようなものもあります。

9.散水型:道路に水を撒くトラックです。

10.ダブルキャブ型:人の乗るスペースを増設したトラックです。

11.ダンプローダー型:ショベルカーやブルドーザーなどの重機を運ぶトラックです。

12.ウォークスルー型:宅急便輸送などに使用される大型トラックです。運転席から荷台にじかに出られる大型トラックです。

13.現金輸送型:荷台が金庫になっている文字どおり現金を輸送する大型トラックです。

14.リンボーバン型:荷台の高さを調節することのできる大型トラックです。

15.超重量型:橋げたなどの超重量な荷物を運ぶ大型トラックで、タイヤもたくさんついている特殊なトラックです。

大型トラックの整備:車検の期間

近代国家において大型トラックの活躍の場は広範囲に及んでいますが、大型トラックの車検は毎年受けなくてはなりません。つまり安全運行のために、毎年整備することが義務づけられていると言うことです。

大型であるために、整備不良による事故が起きた場合、事故の規模も危険度も増すからです。個人営業であれ会社規模の営業であれ、大型トラックの整備は細心の心配りが必要な理由もそこにあります。

大型トラック整備工場での仕事内容

大型トラックの整備工場での整備や検査内容は、一般にはあまり公開されることはありませんが、ここではそんな整備工場の中を少し覗いてみることにします。

整備工場の仕事:タイヤの空気圧チェック他

大型トラックは、車検と車検の間に、3ヶ月毎の点検が義務付けられています。この点検における大型トラックの、整備工場での仕事の内容は次のようなものがあります。

1.ロッドやアーム類のゆるみや損傷のチェック。

2.連結部にガタが来ていないかどうかのチェック。

3.ベルトのゆるみや摩耗などの損傷と油漏れ、および油量のチェック。

4.ブレーキペダルのチェック。

5.駐車ブレーキ(サイドブレーキ)のチェック。

6.ホースおよびパイプの取り付け状態のチェック。

7.リザーバ・タンクの液量のチェック。

8.ブレーキ関係のチェック。

9.ホイールやタイヤのチェック(ホイールのボルトやタイヤの空気圧やボルトの緩みなど)。

整備工場の仕事:緩衝装置チェック他

整備工場での大型トラックの整備状況は上記の他に、次のようなチェックも行います。

10.緩衝装置(リーフとエアサスペンション・ショック・アブソーバ)のチェック。

11.動力伝達装置(クラッチ・トランスミッション・プロペラシャフトとドライブシャフト・デファレンシャル)のチェック。

12.電機系統装置(点火装置・バッテリー・電気配線)のチェック。

13.原動機系(エアクリーナエレメント状態・潤滑油状態・燃料状態・冷却装置の状態)チェック。

14.その他にはマフラー・コンプレッサー・パイプなどのチェックを行います。点検は50項目ほどになります。

大型トラック整備に関するおすすめの本は?

大型トラック整備に関する本は数少ないですが、「最新トラックのすべて」や「トラック―その魅力と構造」などがAmazonで販売されています。どちらも中古品になりますが、興味のある人には役に立つでしょう。

昔、東京モーターショーで買った『自動車ガイドブック』の後ろの方のトラックなどのページを見ているのが、結構楽しかったのですが本誌も、同じ気持ちで楽しめます。最近(今は2017年7月)、各社大型トラックが刷新されたのでまたこの本が出たら良いのに、と思いました。

出典: https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R37V97OW5WY7... |

大型トラックの整備はきついのか

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大型トラックの整備はチェック項目が数十項目もあるといわれます。大型トラックはほとんど営業車として利用されていますから、営業時数も当然長くなりますし、それぞれの部位の消耗も当然激しくなります。

したがって整備点検もより一層の丁寧さと正確さが求められます。ですから大型トラックの整備士の仕事は大変きついとも言われています。ここでは大型トラックの整備項目について少し詳しくご紹介しましょう。

大型トラック整備:項目は50以上

大型トラックは車体の重量に加え、積載物の重量も加算されますので、車体に与える負担も大きくなります。したがって車検時以外の定期点検は欠かせません。大型トラックの整備時のチェック項目は50以上とも言われています。下記におおよその点検項目を紹介します。

大型トラックの整備時のチェック項目:かじ取り装置

かじ取り装置の整備時のチェック3項目です。

1.ロッドやアーム類のゆるみ・ガタ および損傷

2.ナックル部・連結部のガタ

3.パワー・ステアリング装置のベルトのゆるみ・損傷・油漏れ・および油量

大型トラックの整備時のチェック項目:制動装置

制動装置の整備チェック16項目です。

1.ブレーキペダルのあそび

2.踏み込み時の床とのすき間

3.ブレーキの効き具合

4.駐車ブレーキ(サイドブレーキ)の引き具合

5.駐車ブレーキ(サイドブレーキ)の効き方

6.ホースやパイプの漏れ

7.ホースやパイプの損傷

8.ホースやパイプの取付状態

8.リザーバ・タンクの液量

9.ブレーキ・チャンバのロッドストローク

10.ブレーキ・ドラム のライニングのすき間

11.ライニングの摩耗

12.ブレーキ・シューシューの摺動部分の磨耗

13.ブレーキ・ディスク のすき間

14.パッドのすき間と磨耗

15.センター・ブレーキ・ドラムの取り付けのゆるみやすき間

16.ライニングの取り付けのゆるみやすき間

大型トラック整備チェック項目:走行装置

大型トラックの整備チェック項目は上記の他にも次のようなものがあります。

走行装置のチェック4項目

1.タイヤの摩耗状態

2.フロント・ホイール・ベアリングのガタ状態

3.ホイール・ナットのゆるみ

4.ホイール・ボルトのゆるみ

大型トラック整備チェック項目:緩衝&動力伝達装置

緩衝装置のチェックは5項目あります。

1.リーフ・サスペンションのスプリングの損傷

2.エア・サスペンションのエア漏れ

3.エア・サスペンションのベローズの損傷

4.エア・サスペンションの取付部・連結部のゆるみ・ガタ・損傷

5.ショック・アブソーバの油漏れや損傷

動力伝達装置のチェックは6項目あります。

1.クラッチのペダルのあそびや床板とのすき間

2.クラッチの作用具合

3.クラッチの液量

4.トランスミッションやトランスファの油漏れや油糧

5.プロペラシャフトやドライブシャフトの連結部のゆるみ

6.デファレンシャルの油漏れと油量

大型トラック整備チェック項目:電機装置他

電機装置のチェックは4項目あります。

1.点火プラグの状態

2.点火プラグの点火時期

3.バッテリのターミナル部の接続状態

4.電気配線における接続部のゆるみや損傷

原動機系のチェックは6項目あります。

1.エアクリーナエレメントの状態

2.低速や加速の状態

3.排気の状態

4.潤滑装置の油漏れ

5.燃料装置の燃料漏れ

6.冷却装置のファン・ベルトのゆるみや損傷

大型トラック整備チェック項目:燃料装置他

大型トラックには、燃料として高圧ガスを使用している車もありますので、高圧ガス燃料に関するチェックもン必要です。項目は2つです。

1.導管のガス漏れや損傷

2.継手部のガス漏れや損傷

その他のチェック項目は6つです。

1.エグゾースト・パイプの取付のゆるみや損傷

2.マフラーの取付のゆるみや損傷

3.エア・コンプレッサのエア・タンクの凝水

4.車枠や車体の非常口の扉機能

5.車枠や車体のゆるみや損傷

6.シャーシ各部の給油脂状態

大型トラックの車検作業:約8時間

大型トラックに限らず、車の車検にかかる時間は、その車の状態によります。それは稼働した時間や使用年数など、車に掛かった負荷によって、点検に要する時間も違ってくるからです。

車が古くなるにしたがって、ガタがきた部位や摩耗した部位は、しっかり点検しないと事故につながりますから、車検も時間がかかります。

新車や古車の車検に掛かる時間は、平均して8時間くらいと言われていますから、約一日くらいとおもっていた方が良いでしょう。

整備不良の大型トラックの危険性

大型トラックに限らず、整備不良の車は事故を起こしやすいのは当然ですが、特に大型トラックとなると、ボディの大きさや積載物によっては、事故による大惨事も起こしかねません。整備不良による危険性には次のような場面が予測されます。

1.タイヤなどの走行装置やブレーキなどの制動装置の整備不良は、雨の日などのスリップ事故を起こす危険性があります。

2.エンジン関係の整備不良では、エンジンから白煙が出てそれが原因で、後続の車の視界を妨害して起きた事故もあります。

大型トラックの整備は、規定を守ってキチンと整備する事が、事故防止につながることを日頃からしっかり認識しておきましょう。

車社会の安全・安心の鍵は大型トラックが握っている

世界の経済は物流を中心に動いています。物流のカギを握っているのが大型トラックです。そして昨今の車社会の安全・安心のカギを握っているのも大型トラックと言っても過言ではありません。大きな事故の原因は、大型トラックが関係していることが多いからです。

大型トラックの保有者は、車社会における大型トラックの存在の大きさを再認識して、日頃の整備・点検をしっかり行い、安全運転を厳守する義務があるでしょう。

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