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大型トラックのフルモデルチェンジ後の特徴・ドライバーへの影響

大型トラックのフルモデルチェンジ後の特徴・ドライバーへの影響

2017年に相次いで行われた大型トラックメーカーによる既存モデルのフルモデルチェンジ。どのような特徴があるのかや、フルモデルチェンジにより何処が変化するのか。モデルチェンジが行われたことでドライバーがどのような影響を受けるのかをご紹介します。

初回公開日:2018年06月12日

更新日:2018年06月12日

記事に記載されている内容は2018年06月12日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。


大型トラックなど大型車の新車が続々登場している

2015年より大型トラックなどを製造する大型車メーカーのフルモデルチェンジした新車の発表が増加していましたが、2017年には大手各社が一斉にフルモデルチェンジした新型の大型トラックを発表していました。これらの大型車の新車発表ラッシュの背景などについてご紹介します。

たいていの大型トラックはディーゼルエンジン車

近年、フルモデルチェンジが相次いでいる大型トラックなど大型車ですが、背景には排ガス規制の強化があります。燃料の軽油も安く、燃費もよく、二酸化炭素排出も少なく、パワーもあるため業務で利用されることの多い大型トラックなど大型車にはたいていディーゼルエンジンが搭載されていますが、窒素酸化物と煤の排出が多いデメリットがあります。

2000年ごろのトラックは黒煙を大量に吐き出しながら走行している事が少なくなかった事や、かつての東京都の都知事が容器に入ったディーゼルエンジンから出たススをばら撒いたパフォーマンスを記憶の方もおられるでしょう。

年々厳しくなる排ガス規制

ディーゼルエンジンを搭載したトラックやバスなどは、生活を支える重要な存在なので目にする機会も台数も多いため、排ガス規制が徐々に徐々に行われてきました。大型トラックなどディーゼル車が対象となるのは平成10年と平成11年の長期規制。平成17年の新長期規制。平成21年のポスト新長期規制です。

そして近年の大型トラックメーカーによるフルモデルチェンジの背景となっているのが、平成28年のポスト・ポスト新長期規制です。

ポスト・ポスト新長期規制

近年の大型車メーカーによるフルモデルチェンジラッシュの背景にあるのが、平成28年度排出ガス規制、通称ポスト・ポスト新長期規制です。平成21年の排出ガス規制、通称ポスト新長期規制の後に来たものとしてポスト・ポスト新長期規制とよばれています。

規制に対応した製品しか製造できなくなる

新たな規制が施行されると、メーカーは新たな規制に対応した製品しか製造できなくなります。そのため平成28年である2016年の排出ガス規制の前後である2015年から2017年には大型車などのフルモデルチェンジが相次ぎました。

規格や規制の変化あるとフルモデルチェンジされる

マイナーチェンジとフルモデルチェンジなんとなく意味がわかるようで分からない言葉ですが、マイナーチェンジは既存の車種の一部分について手を加える改良です。それに対してフルモデルチェンジはほぼ全面的に新型車としての設計です。名前だけ同じ別の車といっても良いでしょう。ただしコスト削減のためシャシーなどは流用されることもあります。

一般的には車種の製品としての寿命を迎えるとフルモデルチェンジが行われるのですが、軽自動車規格が拡張された時に新型発表直後だったにもかかわらずフルモデルチェンジが行われた車種があるなど、規格や規制に変化が加えられるとそれに対応されるためにフルモデルチェンジが行われます。

フルモデルチェンジするとなぜ便利になるのか

大型トラックに限らずフルモデルチェンジが行われると、多くの場合便利になります。コスト削減だけして以前と同じままでも良いのではと考えられる方も居るでしょう。しかし、以前と同じでは宣伝材料がありません。技術も日進月歩で進歩し続けていて、無かった技術やコスト的に採用できなかった技術なども採用できます。

特に大型トラックなど業務で使われる車両は、空調などの快適性や椅子のすわり心地、乗降の行いやすさから、ナビゲーションシステムありとあらゆるものが、長時間運転するドライバーの疲労を軽減し業務の効率化と車両の走行の安全性につながります。

大型トラックのフルモデルチェンジ後の特徴

大型トラックなどがフルモデルチェンジを行うと、背景にある排出ガス規制の基準の突破だけでなく、その他のさまざまな装備も以前より良いものが搭載され、以前は存在していなかった新しい装備が搭載されることがあります。それら大型トラックのフルモデルチェンジ後にによく見られる特徴をご紹介します。

経済性の向上

大型トラックやバスなど業務で使用される車両は、できるだけ運用コストは下げたい存在です。そのため、燃費の向上であるとか、メンテナンス頻度の低下もしくはメンテナンス性の向上、消耗部品の寿命が長くなるなど、さまざまな方法で経済性が向上されます。

環境負荷が減る

ご紹介したとおり、大型トラックなどのフルモデルチェンジが行われるとさまざまな方法で経済性が向上します。経済性が向上するという事は多くの場合、運行に必要な資源が減るということなので環境負荷が減ります。

経済性と環境負荷は、排ガス規制の結果燃費が良くなって経済性が良くなるなど裏表の関係になっている場合もありますが、逆に排ガス対策のための機器を搭載した結果燃費が下がることもあります。

乗降性の向上

大型トラックの運転席は普通乗用車よりも高い位置にあります。そのためトラックのドライバーはトラックをよじ登って運転席に乗り込むのですが、大型トラックのフルモデルチェンジが行われると、よじ登るときの手すりの位置や踏み台を増やすなど乗降性が大幅に向上します。

長距離トラックドライバーの場合は余り乗り降りはしませんが、短距離の荷物運送のトラックドライバーの場合は大型トラックが普通乗用車よりも乗り込み辛いにもかかわらず、非常に頻繁な乗降を行うためフルモデルチェンジによる乗降性の向上は大きなメリットになります。

キャブの快適性アップ

大型トラックなどがフルモデルチェンジを行うと、運転席やその他の装備が納められた部屋であるキャブと運転の快適性が向上します。例えば運転席のシートやシートベルトであれば、フルモデルチェンジされると、疲労が少ないシートが搭載され、シートベルトも変なところにかかったりせず必要なときは拘束してくれてストレスの少ないものが搭載されます。

スイッチ類の配置が最適化される

使う人のことではなく、構造や製造の都合で配置されていたスイッチやレバーの類が、フルモデルチェンジが行われると人間工学を駆使して使う人のことを考えた配置になります。その他にも以前のモデルチェンジでは普及していなかったり存在していなかったアイテムのための装備が追加されることがあります。

例えば、スマートフォンの着信操作や音量変更などを行うためのボタンが搭載されるなどです。また、従来は別々なインジケーターランプやメーターで表示されていたエラー表示などを集約し、ひとつの専用のモニターに必要なときに必要な情報を表示してドライバーがトラブルを把握しやすくするなどの工夫もあります。

AMT対応などのイージードライブ化

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大型トラックは普通乗用車と比較するとエンジン出力が格段に高く、オートマチックトランスミッション装備の開発が困難で、ほとんどの乗用車がオートマの現代であってもマニュアルトランスミッションを搭載していました。普通の乗用車でもマニュアル運転は難しいですが、出力が高く重量も重い大型トラックでのマニュアル操作は困難です。

そのため、マニュアル操作の一番の鬼門であるクラッチ操作のみを自動化した通称AMTと呼ばれるオートマチックマニュアルトランスミッションという機構をフルモデルチェンジを機に搭載する車種が増えています。AMTはクラッチ操作が不要で変速のみ手動で行うので簡単に運転できてドライバーの負担が減ります。

フルモデルチェンジすると軽量化される

近年の自動車の設計の潮流はダウンサイジングコンセプトというコンパクトに軽量にして必要十分な性能を目指すというコンセプトです。フルモデルチェンジが行われると構造の最適化や、小型軽量でも出力の高いエンジンの搭載により、フルモデルチェンジの結果軽量化されます。

大型トラックのフルモデルチェンジによるドライバーへの影響

フルモデルチェンジの背景やフルモデルチェンジを行うとどのような変化があるのかをご紹介しました。そのような変化が、実際に大型トラックを運転するドライバーへどのような影響があるのかをご紹介します。

大型トラックを利用した仕事環境大幅に底上げ

フルモデルチェンジを行うことで、乗降は行いやすくなり、体が接する運転席のシートは疲労しにくい工夫が行われ、シートベルトも装着ストレスが少なくなります。さらに運転操作そのものも楽に簡単になるため、フルモデルチェンジが行われた大型トラックでは運転手への負担が減り仕事環境が大幅に向上します。

トラックドライバー不足の解決になる

フルモデルチェンジを行ったトラックでは運転操作が簡単になることをご紹介しました。現在日本国内の物流の99%はトラックによる輸送が担っていますが、トラックドライバーの人手不足が叫ばれています。特に大型トラックは大出力大重量で巨大なトラックを運転することから運転が難しくドライバーが特に少ないといわれています。

しかし、運転操作が簡単になれば従来のトラックのように難しい運転操作を行える人材の育成に時間がかかるということが少なくなるため、大型トラックのフルモデルチェンジによるイージードライブ化は人手不足を解消するのではないかと期待されています。

大型トラックのフルモデルチェンジのメリット・デメリット

大型トラックのフルモデルチェンジにはメリットが多数ある事をご紹介しましたが、デメリットもございますのでメリットデメリットを合わせてご紹介いたします。

メリットその1:コスト削減

フルモデルチェンジされたトラックでは多くの場合運用コストが減ります。燃費の向上。構造の最適化。メンテナンス性の向上や機械部品の減少によるメンテナンス頻度の低下。さらに故障しないことによる稼働率の上昇。などさまざまな要因でコストが削減できます。

メリットその2:安全性の向上

フルモデルチェンジが行われると過去のモデルチェンジでは搭載されていなかったさまざまな機材が搭載されたり元々あった装置も性能が向上します。新たに開発された衝突回避システムといった装置や、従来搭載されていた安全装置の性能が向上することで、安全性が向上します。

メリットその3:企業の社会貢献

人にも環境にも優しいトラックを導入していることで、企業が利益だけを追求するだけでなく企業がもつ社会的な責任を果たしていることをトラックに施すペイントなどでアピールすることができます。

デメリットその1:導入コスト

フルモデルチェンジが行われた場合は価格が上昇することがあります。価格が上昇しなくても新型を導入していく事は導入コストがかかります。導入後の運用コストが安くなるとしても導入コストの高さはデメリットです。

デメリットその2:新型車への転換訓練が必要

フルモデルチェンジが行われた場合、名前だけ同じ新しい車になります。従来の車に慣れている場合は、車両の挙動からボタン類の配置にいたるまで、フルモデルチェンジされ性能が変化した新型の車に慣れる必要があります。

ただし、新人が最初に乗る車の場合は乗り換えのための訓練は必要ないでしょう。

デメリットその3:サイズが大きくなることがある

自動車の規格の変更でサイズが大きくなる場合があります。一般的にはメリットですが、道の幅がぎりぎりの場所を走行しているなどの場合、サイズが大きくなってしまうと今まで通ることのできた道を通ることができなくなってしまうため大きなデメリットになります。

メリットとデメリットをよく比較しよう

大型トラックのフルモデルチェンジ後の特徴・ドライバーへの影響

どんな物事にもメリットとデメリットがあります。大型トラックがフルモデルチェンジすることでさまざまなメリットがありますが、導入コストをはじめとしたデメリットもあります。導入の検討を行う際は、車両を更新する必要があるのかなどメリットとデメリットをよく比較しましょう。

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