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2018年06月20日

トラックのオーバーハング計算方法・事故を防ぐ方法

オーバーハングという言葉をご存知ですか。トラックを運転するときに気をつけなくてはいけないポイントの一つで「オーバーハング事故」という言葉もあります。トラックのオーバーハングとは、どのような意味の言葉なのでしょうか。ご紹介します。

トラックのオーバーハング計算方法・事故を防ぐ方法

トラックのオーバーハングとは?

トラックのオーバーハング計算方法・事故を防ぐ方法

トラックのオーバーハングという言葉を知っていますか。普段トラックに乗らなかったり、乗っても小型のものしか運転をしない人にとっては、聞き馴染みのない言葉です。

オーバーハングとは、タイヤからはみ出した車体の部分の事を指す言葉です。前輪からフロントバンパーの辺りまではフロントオーバーハング、後輪から後ろにはみ出した部分はリアオーバーハングと言います。

トラックやバスなどの全長の長い車を運転する時に多くの方が「内輪差」を気にするでしょう。確かに、内輪差による巻き込み事故などは多いので気をつけなくてはなりませんが、トラックを運転する時には、内輪差と同じぐらいオーバーハングにも気をつけなくてはいけません。

オーバーハングという言葉の意味とは?

オーバーハングとは、元々は登山の用語です。「突き出た岩壁」という意味の言葉となります。

トラックのオーバーハングの特徴とは?

トラックのオーバーハング計算方法・事故を防ぐ方法

トラックを運転する人にとって、内輪差と同じぐらい気をつけなくてはいけないオーバーハングですが、普通車しか運転しない人にとってはどのような特徴があるのか、どのような点に気をつけなくてはいけないのか、全くイメージができないでしょう。トラックのオーバーハングの特徴とは、どのような物なのでしょうか。

普通車にとってのオーバーハングの役割とは?

トラックを運転をしない人にとっては、オーバーハングとはあまり聞き馴染みのない言葉ですが、普通車にとってオーバーハングは、その車の外観に大きく影響を与えます。また、オーバーハングは車の重心から最も離れている場所であることから、車の運動性や安全性にも大きく影響を及ぼします。

最近の車は?

最近の車の特徴として、車体は大きくさせずに、広い室内空間の確保を重要視する設計の車が多くなってきています。そのため、室内空間を確保するためにホイールベースを長くとり、前後のオーバーハングを切り詰める「ロングホイールベース・ショートオーバーハング」という車が増えてきています。

国内の軽自動車にはボディの大きさに制限が出ますが、これにより軽自動車であっても大人4人がゆったりと乗れる室内空間の確保ができます。

トラックのオーバーハングの特徴とは?

トラックなどの貨物車においては、積載能力を高めるためにリアオーバーハングが長くなっています。内輪差と同じぐらい気をつけなくてはいけない「オーバーハング事故」とは、曲がる際に後輪から大きくはみ出したリアオーバーハング部分が接触する事故の事を指しています。

トラックのオーバーハングによる事故の防止策とは?

トラックのオーバーハング計算方法・事故を防ぐ方法

トラックと普通車の運転の方法にはかなりの違いがあります。積載してある荷物にも気を配らなくてはいけませんし、カーブや細い道など、運転スキルを試されるシーンはたくさんあります。

内輪差やトラックのオーバーハングは、気をつけていても見えにくい部分ではあります。しかし、重大な事故を起こしかねない所なので注意しなければいけません。トラックのオーバーハングによる事故の防止策には、どのようなものがあるのでしょうか。

車両の特性を知る

オーバーハング事故とは、リアオーバーハングの長い中型以上のトラックが持つ走行特性によって引き起こされます。オーバーハングの長さが大きいほど、またハンドルを切る角度が大きいほど、事故を引き起こす可能性が高くなります。運転する車両の特性をしっかりと確認しておく事が大切です。

確認作業を大切にする

トラックのオーバーハング計算方法・事故を防ぐ方法

前方や後方、ミラーなどの確認作業は、自動車学校で徹底して教えられることの一つです。基本的ですが、内輪差に気を取られずに反対側のミラーも良く見る事、周囲の安全確認を徹底する事が大切です。

オーバーハングによる事故は、自分だけでなく周りを巻き込む事が多いです。前方を走行中の車両との安全な間隔を保持したりと、安全な車両感覚を取ることも重要です。

左折の場合

左折時にトラックをオーバーハングさせないコツは、なるべく左側によっておく事です。右折する時も左折する時も、内輪差やトラックがオーバーハングする可能性は同じですが、トラックに関する運転の事故の大半は、左折時に起きています。

トラックのオーバーハングの長い車両は、右左折時にオーバーハング部分が反対車線にはみ出します。そのため、後方から追突や、対向車にぶつけるといった事故が起こります。内輪差も大事ですが、反対側のミラー確認などをしつつ、気を取られないようにするのが大切です。

右折の場合

右折時にトラックをオーバーハングさせないコツは、徐々に曲がる事です。右折時の場合は、ハンドルを目一杯切らずとも曲がることができます。そのため、焦らずゆっくりとハンドルを切る方がおすすめです。ゆっくりハンドルを切ると、オーバーハングをはみ出さずに曲がることができます。

トラックのオーバーハングを起こしやすい運転の仕方

トラックのオーバーハング計算方法・事故を防ぐ方法

トラックを運転するのは、普通自動車を運転するのとは全く違います。まず、普通車でオーバーハングは起こりませんし、内輪差の大きさも違います。トラックは車高が高いため、死角が普通自動車より多いです。車体が長いことによって車幅や前後感覚が難しくなる事から、事故が起きやすくなります。

トラックのオーバーハングが起こりやすい運転とは、どのような運転でしょうか。

ハンドルの切り方

トラックのオーバーハング計算方法・事故を防ぐ方法

トラックにとって、交差点内は事故に関わるポイントがたくさんあります。トラック事故として一番多いのは左折時の巻き込み事故ですが、オーバーハング事故として多いのは右折時です。

右折時、トラックの車体の左後ろ部分ほ左側車線にはみ出します。これをオーバーハングと呼び、後方から走ってくる車やバイクが追突する事故をオーバーハング事故と言います。トラックの車体の作りを考えず、普通自動車の運転のように、交差点中央で一気にハンドルを切る事がオーバーハングの原因です。

改善するためには?

オーバーハングを起こさないためには、交差点に進入した時には、できるだけ早めに右にハンドルを切りましょう。徐々にハンドルを切るだけで、トラックは曲がることができます。一気にハンドルを切ると、オーバーハングの幅が大きく膨らみ、周りを巻き込む範囲も大きくなります。

また、対向車線や右側の確認、バックミラーで左後方を確認する事も大切なポイントです。トラックはドライバーからの死角が多いので、周りをしっかりと見る事が重要です。

トラックの構造をしっかりと知らない?

普通車はコンパクトさが売りなため、急にハンドルを切っても曲がれますし、細い道でもある程度の運転スキルがあれば乗りきることができます。しかし、トラックを運転する時にはそうはうまくいきません。

>急にハンドルを切った時に膨らむオーバーハングの大きさと、緩やかにハンドルを切った時のオーバーハングの大きさにはかなりの差があります。この構造を知らない場合、トラックでも急にハンドルを切っても安全に曲がれると勘違いしてしまうでしょう。これがオーバーハング事故を起こす原因となります。

トラックのオーバーハングと内輪差の関係性とは?

トラックのオーバーハング計算方法・事故を防ぐ方法

トラックを運転する時に、オーバーハングと同じぐらい気をつけなくてはいけないのが「内輪差」です。自動車学校でも勉強をする内輪差ですが、オーバーハングとどのような関係があるのでしょうか。

内輪差とは?

内輪差とは、車体をカーブさせた時にできる、前輪の軌道と後輪の軌道の間の差の事を指します。トラックや普通自動車は前軸操舵といって、前輪が左右に動く事によって曲がり角などを曲がる仕組みになっています。そのため、必然的に後軸は前軸に付いていく形になり、前軸が描く円の半径よりも、小さな半径で曲がることになります。この差が内輪差です。

トラックは車体が大きいため、内輪差も乗用車よりも大きくなるので、特に気を付けて運転しなければいけません。巻き込み事故とは、内輪差を気にせずに曲がることによって起きます。

内輪差の計算方法とは?

トラックのオーバーハング計算方法・事故を防ぐ方法

内輪差は、ホイールベース÷3で求める事ができます。例として、大型トラックのホイールベースが7125mmの場合、7125mm÷3=2375mmで、2375mmが内輪差となります。

内輪差の計算は難しい?

通常、内輪差を計算する時には、さまざま要素を考えなくてはいけません。ホイールベースの長さや車幅、ハンドルの切れ角などが上げられますが、これらの数値を把握している人はまず少ないでしょう。また、複雑な計算式ではもっとややこしくなってしまいます。

ホイールベース÷3で求められる内輪差の計算は、あくまで普段自分が乗る機会がある車の内輪差の目安として考えておくと良いでしょう。

安全なトラックドライバーをめざそう!

トラックのオーバーハング計算方法・事故を防ぐ方法

大型のトラックを運転できる人は格好良いというイメージがあり、仕事の幅も広がるというメリットもあります。しかし、車両の大きさが大きくなればなるほど運転スキルが必要になりますし、事故の可能性も増えていきます。

安全にトラックを運転するためには、内輪差やオーバーハングへの知識が必要です。事故を起こしてしまってからでは遅いです。急にハンドルを切ったり、急に曲がろうとしなければオーバーハングは起きません。

トラックの運転にも普通自動車の運転にも、安全確認がまず第一です。トラックは普通自動車よりも死角や見えにくい部分が多いため、面倒くさがらずに確認をする事から始めてみてはいかがでしょうか。

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