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2018年06月19日

トラックのエアサスが故障した場合の対処法・使い方

トラックのエアサスは積荷の重さに応じて高さを変更することができるシステムのことです。トラックに乗っていてエアサスが故障してしまった場合はどうしたらいいのでしょうか。この記事では、トラックのエアサスが故障した時の対処方法についてご紹介しています。

トラックのエアサスが故障した場合の対処法・使い方

いまさら聞けない…「トラックのエアサス」etc

トラックのエアサスが故障した場合の対処法・使い方

まず、サスペンションですが、このパーツの役割は「衝撃の吸収」です。積載物への衝撃を減らすだけでなく、乗っている人にとっても衝撃が吸収されるということは、乗り心地が良くなるとともに、負担の軽減にもなります。

サスペンションは車体とタイヤの間にあるパーツで、トラックにおいては基本的に構造が2種類あります。

■インデペンデント・サス(独立懸架式)
■リジット・サス(車軸懸架式)

この2つのどちらかになり、そしてトラックの後輪で採用されることの多いサスペンションは「リーフサスペンション(通称リーフサス)」「エアサスペンション(通称エアサス)」です。最近ではエアサスが増えてきています。

リーフサスとエアサスの違い

リーフサスは主に軽トラに採用されているサスペンションですが、サスペンションが車体とタイヤを繋ぐフレーム付近に装着されていることが多く、重なった板バネが衝撃を和らげてくれる構造になっています。

エアサスはこの板バネの代りに「エア」を重点したゴム製のパーツを使用しています。このエアサスにより、さらに運転時の衝撃や振動が柔らかく押さえられ、乗り心地が良くなります。ただ、エアサスにもメリット・デメリットがあるので覚えておきましょう。

エアサスのメリット

トラックだけでなく、自動車においてもエアサスは「耐衝撃」「耐振動」に関してとても優れているので、乗り心地は快適です。トラックの場合は、衝撃に弱い荷物や精密機器を運送する場合は、積載物に与えるショックが少なくて済むので採用しているトラックも少なくありません。

また、車種によっては、エアサスの空気の量を調節できる機能が付いているものがあり、空気を抜くことによって、と楽の荷台の位置を下げることができるので、荷上げや荷下ろしの負担の軽減にもなります。

エアサスのデメリット

エアサスのデメリットは、何と言っても「コストがかかる」という点です。リーフサスに比べると結構な高額になるだけでなく、何かあった場合の修理費もリーフサスよりもエアサスの方が高額になるのは当然です。

トラックに後からエアサスを組む時はもちろんお金がかかりますが、トラックの車体自体を購入するとなった時にも、エアサスとリーフサスでは価格に差が出ます。もちろんエアサスを導入しているトラックの方が高額です。デメリットは主に金銭面にあります。

状況別トラックのエアサスが故障した場合の対処法

トラックのエアサスが故障した場合の対処法・使い方

エアサスのトラックは、日頃の点検がとても大事になってきます。なぜなら、トラックの修理の知識に長けていない限りは、トラックのエアサスを修理するのは大変手間がかかって困難だからです。

しかも、デメリットにもあったように、エアサス導入のトラックで調子が悪い時や、あきらかにエアサスの様子がおかしい時、修理に出すとそれなりに修理代も高くなります。日頃から、エアサスの点検をして、一番の負荷になる過積載をしない、無茶な運転をしないということを心がけることも大切です。

ここでは、あり得る故障などを例に、どうしたら良いかをご紹介します。下手に自分で修理するよりは、業者に任せて、何とか部品だけでも中古を見つけて安く上げる努力をすることが一番です。

エア圧がみるみる減るのは「エア漏れ」の危険大

車高が下がってきたり、前後のエアサスを上げた状態に調節して一晩放置しておいたら下がっている、などの状態があれば、どこかでエアが漏れていると言って良いでしょう。目でエア圧のメモリがどんどん減っていくのなら、早く修理に出しましょう。

夏と冬ではエア圧の調子は変化します。冷えた空気なら収縮していますが、長く走行して空気が暖まってくると膨張するので、季節による多少の変化は不安視しなくても大丈夫です。

しかし、サスを上げた状態で一晩放置しておいたら、下がっているかどうか確認して、下がっているのであれば下がっている方がエア漏れしていると考えて良いでしょう。エアサスを自分で修理するには知識が必要です。早めに修理工場で見てもらうことをおすすめします。

トラックのベローズの傷はエアサス爆発に繋がる

トラックの日々の点検で確認してもらいたいパーツが「ベローズ」です。ベローズはエアサス本体のことで、ここに穴が空いているとエア漏れが生じます。エア漏れの原因は他にもありますが、エアサスのベローズの穴よりも傷が一番怖いことになります。

穴が空いてしまえば、エア漏れで済みますが、傷だと走行中にエアサスが爆発することもあります。あまりの大きな爆発音に一瞬「死んだ」と過る人もいるくらいです。しかもその音によって驚いて走行を誤ると大事故につながります。

ベローズは提灯のようにぶら下がる形で固定されているので、通称「ちょうちん」とも呼ばれます。一度探してみるとすぐに見分けれるようになるので、飛び石などでエアサス本体に傷が付いていないか、トラックの点検をしてから走行するようにしましょう。

トラックのエアサスの使い方・操作方法

トラックのエアサスが故障した場合の対処法・使い方

最近では中型~大型トラックまで、運転手の負担軽減のためにもエアサス搭載のトラックが増加しています。一方、エアサスが搭載されているのに、使ってないから使い方が分からないという人も少なくありません。

エアサスの使い方は簡単なので、ご紹介していきますが、トラックのメーカーや、後付けの場合のエアサスの種類などによって、多少の操作の違いはあります。

説明書がない場合はどうしたらいい?

一番分かり易いのは、説明書を読むことですが、中古のトラックを購入したため説明書がないという場合もあります。そういう場合、どうしても説明書が読みたい場合は、エアサスの「メーカー・型式・取扱説明書」と検索すると、説明書がネット上で閲覧できる場合もあるので試してみて下さい。

基本的な操作設定(エアサスを動かす場合)

車高を上下させたい場合は、まずキーをONもしくはACCに入れます。トラックに搭載されているエアサスの種類によって、ONでないと操作ができなかったりすることもあるので確認しましょう。次に肝心な作業は、トラックのサイドブレーキを引くことです。サイドブレーキを引かないとエアサスの操作ができないトラックもあります。

トラックの簡単な絵と上下マークが組み合わさっているようなボタンがあります、そこを押すとランプが緑色に点灯します。この状態が「トラックのエアサスの上下操作の準備OK」の合図です。緑のランプを確認してから「↑」「↓」のボタンでトラックのエアサスの高さを調節します。

車高の戻し方

トラックの車高を元の高さに戻したい場合は、トラックのイラストが上下からの矢印で挟まれている絵のボタンを押すだけです。このボタン1発で車高が元に戻ります。

「M1・M2」ボタンを活用しよう!

「M1・M2」というボタンの機能は、「記憶機能」のことです。毎回トラックに乗るたびに、自分の感覚での高さに調節するのは面倒です。そこで、一度自分の好みの高さに調節をしたところで「M1」ボタンと「STOP」ボタンを同時押しします。するとその高さが記憶されるので便利です。

荷下ろし、荷積みなどでも、ホームの高さにエアサスを調節したら、記憶させておけばいちいち微調節せずに済むので活用しがいがあります。

トラックのエアサスの乗り心地の特徴

トラックのエアサスが故障した場合の対処法・使い方

トラックのエアサス仕様車の乗り心地は、実は好き嫌いが分かれます。確かに、運転手にとっても体(腰)への負担は減りますし、積載物に余計な負荷をかけずに走行できます。

体感で言うと、古い路線バスと高速バスの違いです。高速バスはエアサス使用ですので、乗っている人は長時間違和感なく座席に座って居られます。しかし、エアサス仕様でないトラックに乗り慣れている方は、エアサス搭載トラックのふかふかした感じが苦手だという方もおられます。

乗り心地の良し悪しの感じ方は人それぞれですが、積載物に余計な負荷や振動をかけないという利点と、サスペンションの高さを操作することで荷積みや荷下ろしが楽になるという利点があります。

小型トラックをエアサスに改造できる?

トラックのエアサスが故障した場合の対処法・使い方

2tトラックは、タイヤハウスの真上に座席のシートがあるので、空気バネを入れるスペースがないという点では、小型トラックのエアサス化は物理的に無理があります。

しかし、フルオーダーで改造することなら可能ですが、市販部品でないためかなりの高額な費用がかかります。それならば、最初からエアサスのトラックを購入した方がベストとも言えます。

エアサスに乗り心地を求めるというだけであれば、確かに乗り心地は腰への負担も軽減されて良いでしょう。しかし、幅の狭いトラックにエアサスを搭載するとふらつきが大きくなるので、実は横転する危険性が増します。

それでも、腰への負担軽減をしたいのであれば、実は別の方法もあります。リーフサスペンションのアシストとして搭載することです。

リーフサスのアシストとしてなら可能!

どうしても、路面のガタつきが気になったり、コーナーでのロールを軽減した安定走行を上昇させたい、乗り心地も良くしたいというのであれば、リーフサスペンションのアシストとしてエアサスを取り付ける方法があります。

エアサスへの換装は手間だけでなく、コスト面でも高額になるので、アシストとしての取付がおすすめです。特に精密機器などを運搬するための小型トラックは、配送物の保護面から見てもエアサスが良いでしょう。

リーフサスのアシストとして取り付けるスプリングが販売されているので、そういったものを装着させることをおすすめします。中には、タンク・コンプレッサなどがセットになっているものもあるので探してみましょう。

コンプレッサが動かない?車庫から出せない時

トラックのエアサスが故障した場合の対処法・使い方

冬場など、エアサスのコンプレッサが動かないがために車庫から出せない、修理工場まで移動できない、というアクシデントに見舞われることもあります。日頃のエアサスの点検は大切ですが、そういった時はどうしたら良いのか次の方法を参考にして下さい。

プレッシャースイッチまで電気が来ているか確認!

トラックのエアサスが故障した場合の対処法・使い方

トラックのエアサスの電源を入れた時に、プレッシャースイッチまで電気が来ているかをチェックしてみましょう。電気が来ているかどうかをチェックするには、検電器が必要となります。また、プレッシャースイッチは、ACCから電源を取る仕組みとなっていますので、鍵をACCで回した時に電源が来なければ、電源の配線が断線している可能性があります。

コンプレッサが生きているかの確認!

コンプレッサが生きていれば、エアサスがまだ動く可能性はあります。コンプレッサーが故障してしまっている場合は、エアサスの電源を交換しても動かないでしょう。また、バッテリーが弱っている時にもコンプレッサーは動かない場合がありますので、エアサスがおかしいと思ったらコンプレッサーの動作確認も行いましょう。

トラックのエアサス簡易修理の仕方

トラックのエアサスが故障した場合の対処法・使い方

トラックのエアサスで簡易的な修理は、上記でご紹介しました電源部分の配線交換か部品を買ってきて交換するセルフ修理があります。しかし、セルフ修理といってもパーツのお金はかかりますが、手間と時間がかかるのがデメリットです。

それでも、早めの修理をしたいのであれば、修理費がかかってしまいますが、専門業者に依頼するのが確実な対処方法といえるでしょう。また、エアサスが故障する原因の大半は『過積載』が原因ですので、最大積載量を守ることが故障を防ぐ方法です。

エアサスが故障した時は落ち着いて状況を確認しよう

トラックのエアサスが故障した場合の対処法・使い方

いかがでしたでしょうか。今回は、トラックに付いているエアサスが故障してしまった時の対処方法についてご紹介いたしました。トラックのエアサスは基本的には自分での修理が可能ではありますが、トラックの解体知識などがなければ手間と時間を多く要してしまいます。

トラックのエアサスが故障した時は、あせらずにどんな状況なのかをよく確認し、判断することが大切です。もし。セルフで直せそうなら必要なパーツをそろえて修理にあたってみましょう。また、深刻な故障の場合は、専門の業者に依頼するのが一番の対処方法です。

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