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2018年06月07日

10輪トラックの特徴・最大積載量・12輪トラックとの違い

タイヤがたくさんある大きなトラック、見かけたことがあるという方も多いのではないでしょうか?その中でも、大型ダンプなどによく使われる10輪トラックに注目しました。10輪トラックの特徴や、8輪、12輪トラックとの違いなどをご紹介します。

10輪トラックの特徴・最大積載量・12輪トラックとの違い

10輪トラックって何?特徴は?

10輪トラックの特徴・最大積載量・12輪トラックとの違い

普段、道で大型のトラックを見ると「大きなタイヤがいっぱい」と思ったことはありませんか。

では、あのタイヤが何本かあるか考えたことありますか。タイヤが付いている位置はどこだったか覚えていますか。時々見ることはあっても意識しない、覚えていないことが多いトラックですが、タイヤも8輪、10輪、12輪などいろいろな数があります。

そのうち、今回は10輪トラックの話題です。

10輪トラックの形態は?

10輪トラックは名前のとおりタイヤが10本のトラック、代表的なのが大型ダンプです。運送業界では単に「10輪」と言うと大型ダンプを示すというくらいです。

タイヤがついているのは6か所

10輪トラックはタイヤが10本と言っても、左右に5個ずつ付いてるわけではありません。タイヤが付いている位置は、運転席の下に2か所、荷台の下に4か所、計6か所、そのうち荷台の下についてるタイヤは、1か所につき2個ずつ付いています。

運転席側からタイヤの本数を数えていくと、2本、4本、4本となり、10輪トラックには全部で10本のタイヤが付いていることになります。

ダブルタイヤのメリットとは?

10輪トラックの荷台についているタイヤは1か所に2本ずつ、このようにタイヤを2本重ねて装着することをダブルタイヤと呼んでいます。タイヤを2本装着することで、1輪当たりにかかる荷重が少なくなるようにしています。

しかし、大型のトラックではタイヤ自体の重さもかなりあるので、車両総重量は増えてしまいます。トラックは運ぶのが目的の車、タイヤが多くなり積める荷物が少なくなってしまうというのもデメリットです。

タイヤのコストはというと、ダブルタイヤの場合にはタイヤの本数が多いので交換などの維持費が多くかかりますが、シングルタイヤに比べてタイヤ1本の単価は安く抑えることができます。

また、このダブルタイヤには一本パンクしても、一定期間は走れるというメリットがあります。修理できるところまで走行できるので、安全性が確保できます。

10輪トラックのツーデフとかワンデフって何?

10輪トラックの特徴・最大積載量・12輪トラックとの違い

10輪トラックに2輪駆動と4輪駆動があるのをご存知ですか。

トラックの車軸の話

ツーデフとワンデフの説明をする前に、少しだけ車軸の話にお付き合いください。車に詳しい方ですと車軸というのは良く知っているでしょうが、10輪トラックなどのタイヤの多いトラックになると車軸が3本、4本、となり混乱してしまいがちです。

車軸というのは車についてる2本のタイヤをつなぐ軸のこと、普通自動車の場合には車軸は2本です。トラックの場合にはタイヤも車軸も増えます。まず前から、運転席の下にあるのが1軸目、その後ろは荷台の下にで、2軸目3軸目4軸目とついています。

ツーデフとワンデフの違い

そもそもこの「デフ」というのは正式名称「デファレンシャルギア」、車のエンジンの動きをタイヤに伝え動かすための装置です。車が走るのも、曲がるのもこのデファレンシャルギアの働きといえます。

普通自動車ではこのデフが前輪についている場合が多いのですが、四輪駆動では前後輪に、FR(後輪駆動)では後輪についています。

10輪トラックのツーデフというのはデフが2個ついているという意味で、2軸目と3軸目の2本の軸が駆動するトラックのことです。ワンデフというのはデフが1個、2軸目のみが駆動輪になります。

10輪トラックの最大積載量

10輪トラックの特徴・最大積載量・12輪トラックとの違い

10輪トラックというと、なんとなく大きいものを積むというイメージがあります。タイヤの数と最大積載量に直接の関係はありませんが、重いものを積むにはタイヤの数を増やす必要があります。やはり10輪トラックを使うことが多いのは、最大積載量10t以上の大型トラックでしょう。

大型

10輪トラックが使われることが多い大型トラックは、車両総重量が11t以上のトラックです。上限はというと、法律で道路を走れる車の重さが決まっていて、通常は20t以下(道路管理者指定道路は25t以下)となっています。

・最大積載量=車両総重量ー(車両本体の重さ+乗車定員×55kg)

ですから、最大積載量はだいたい10tほどになります。大型のトラックを運転するなら当然大型の免許が必要になります。

中型

中型トラックは4tトラックなど呼ばれることともあります。以前は、中型トラックが車両総重量8トン未満になるように法律で決められていました。そのため大体4tまで積載できるトラックという意味で、4tトラックと呼ばれるようになりました。

しかしその後、道路交通法が改定になり、中型トラックの車両総重量は11t未満となりました。現在では4t以上の荷物を積める中型トラックが多く存在します。

小型

小型トラックと言うと車両重量が2~3tのものを指すことが多いですが、4tトラックも小型トラックに含まれます。トラックの区分は小型でも、4tトラックは中型免許がないと運転できないのでご注意ください。

8輪10輪12輪それぞれの家違いは何?

10輪トラックの特徴・最大積載量・12輪トラックとの違い

タイヤは多い方が重い荷物を運べますが、それだけではありません。さまざまな用途に応じて、8輪トラック、10輪トラック、12輪トラックなどが使われています。

トラックのホイールベースとは?

ホイールベースという言葉は車に詳しい人だったら、知っている人も多いでしょう。

ホイールベースというのは一番前にある車軸と、一番後ろの主軸の間の距離です。普通自動車で言うと前輪と後輪の間の距離になります。タイヤが4輪の普通自動車だったら、大体車の大きさに比例するのが一般的です。

ただし、トラックの場合には、タイヤが荷台のどの位置についてるかで変わってきます。荷台の一番後ろの端についていたらホイールベースは長くなりますし、荷台の真ん中あたりについていたらホイールベースは短くなります。

比べてみよう!10輪トラックって?

今まで説明してきた10輪のトラック、タイヤの位置を見てみましょう。10輪トラックは前1軸・後2軸と呼ばれる形をしていて、運転席の下に1軸目のタイヤ、荷台の中央付近に2軸目と3軸目のタイヤが付いています。これは荷台に乗っている、荷物の重さを中心付近の8本のタイヤで支える構造です。

メリット・デメリット

10輪トラックのメリットは燃費が良く小回りが利くことです。荷台の中央付近にタイヤがありますから、1軸目と3軸目の距離が近くホイールベースが短くなっています。そのため小回りが利きます。

また、悪路でも走りやすいので、砂利道を走るようなダンプやミキサー車、雪道を走るような宅配便のトラックなどは10輪トラックを使うことが多くなっています。

デメリットとしては、かかる荷重が大きいのでハンドルが切りにくいこと、カーブなどで遠心力がかかりケツ振りと呼ばれる現象が起きやすいことです。

8輪トラックってどんなトラック?

10輪トラックの特徴・最大積載量・12輪トラックとの違い

8輪トラックは10輪トラックと比較すると、タイヤの位置が違います。

前2軸・後1軸と言われる形で、まず運転席の下に1軸目、荷台の一番前に2軸目、荷台の一番後ろ側に3軸目が付いています。タイヤの数は、1軸目2軸目のタイヤは1本ずつ、一番後ろ3軸目のタイヤはダブルになっているので、全部で8本になります。

メリット・デメリット

8輪トラックのメリットは、バック走行がしやすく、安定性がいいことです。荷台の4方向にタイヤがついていて、安定しているので発進や停止時にも車の揺れが少なく、ホイールベースが長いので直進安定性が非常に良いです。

デメリットとしては10輪トラックとは反対に、小回りが利かないこと、雪道などの悪路に弱いことです。高速道路などを走る、長距離のトラックに向けです。大手の宅配便業者などでは、幹線便として8軸のトラックがよく使われています。

また、液体などを運ぶ小型のタンクローリーは、8輪のものが多くなっています。中身が液体の場合はブレーキをかけた時に、液体が前方に寄ります。その荷重に耐えるために、安定性の良い8輪トラックが使われます。

12輪トラックってどんなトラック?

10輪トラックの特徴・最大積載量・12輪トラックとの違い

前2輪・後2輪の、12輪トラックについて考えていきましょう。運転席の下に1軸目、荷台の前側に2軸目、荷台の後ろ側に3軸目、4軸目のタイヤが付いています。

12輪トラックは「低床四軸」とも言われいて、タイヤが小さく床が低いのが特徴です。法律では道路を走る車の最大の高さが決まっています。床が低いとギリギリの高さまで大きな荷台を置くことができ、積載容量を確保することができます。

タイヤはより大きく、より数が多い方が耐荷重があります。車高を低くするためにはタイヤを小さくしなくてはならないので、タイヤの数を増やして耐荷重を補ったという形です。

メリット・デメリット

メリットとしては、荷物が多く詰めること、さらに車高が低いと安定性も良いですが、デメリットとしてはタイヤの数が多くなるので、コストがかかることです。また、車高が低いのでちょっとした段差でも、バンパーや床などを擦ってしまうことがあります。

大量の荷物を積んだ長距離トラック、大きな冷凍機を積んだトラック、重機を乗せる車などに多くみられる形です。

トラックって奥が深い

10輪トラックの特徴・最大積載量・12輪トラックとの違い

10輪トラックの特徴などを見てきましたが、いかがでしたか。8輪や12輪のトラックがあること、10輪トラックのタイヤの数には意外と深い意味があったことなど、わかっていただけたのではないでしょうか。実際にトラックに乗らずとも、知識が増えることによって一層カーライフが楽しくなるでしょう。

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