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タクシーはマニュアル免許が必要?マニュアル車とオートマ車の違い6つ

タクシーはマニュアル免許が必要?マニュアル車とオートマ車の違い6つ
タクシー会社の車がマニュアル車だらけだったら、オートマ免許しか持っていないドライバーは仕事ができないのでは、と不安に思う方もいるでしょう。今回は、オートマ免許しか持っていないドライバーはタクシードライバーになれるか否かを見ていきます。

初回公開日:2019年7月10日

更新日:2019年8月20日

記事に記載されている内容は2019年7月10日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。


マニュアルのタクシーとは

車には、オートマ車とマニュアル車があります。オートマ免許の所持者はオートマ車を運転でき、マニュアル免許の所持者はマニュアル車とオートマ車のどちらも運転することができます。オートマ車の免許だけでは、マニュアル車の運転はできません。

かつてほとんどがマニュアル車だったタクシー業界は、今も変化なくマニュアル車ばかりなのか、オートマ免許ドライバーはタクシードライバーになれないのかをまとめてみました。

タクシーはマニュアルが多い?

近年では、免許を取得する者の60%がオートマ車を選択し、新車の販売台数は99%がオートマ車だと言われています。タクシーは一般の自動車よりも走行距離が圧倒的に多く、燃費や維持費の面から、そのほとんどがマニュアル車でした。

今は、燃費や維持費が安くなったために、多くのタクシー会社がオートマ車を使用しています。ですが、坂道や雪道に強いのはマニュアル車なので、地域によってはマニュアル車が多い地域もあります。

タクシーはマニュアル免許が必要か?

近年、タクシーはオートマ車が普及してきています。そのため、マニュアル免許は必ずしも必要ではなくなっています。

地域や会社にもよりますが、オートマ限定免許でも、タクシードライバーとして十分に勤務できるでしょう。

二種免許にもオートマ限定がある

乗客を乗せて賃金を貰い運転するためには、二種免許が必要です。二種免許には一種免許(通常の免許)と同じくオートマ限定の免許が存在します。

運転業務にのみ必要な二種免許に、わざわざオートマ限定の免許があるということは、旅客自動車業界におけるオートマ車の普及率の高さを表しています。タクシー会社によっては、この二種免許を取得する費用を援助・補助してくれる会社もあります。

タクシーでマニュアル免許不要の求人もある

オートマ車の普及率にともない、マニュアル免許不要のドライバー求人も増えています。

免許そのものにおいても、オートマ車限定免許の人気が高まっており、人材を広く集めるため、オートマ車を取り入れているというタクシー会社もあるでしょう。

また、一般的にマニュアル車よりオートマ車の方が運転が簡単だとされていますので、ドライバーの負担軽減を目的として、オートマ車を増やしている会社もあります。

マニュアル車とオートマ車の違い6つ

オートマ車とマニュアル車の違いには、車そのものや、運転に大きな違いがあります。

一番大きな違いは、ペダルの数とシフトレバーでしょう。その他、タクシー会社において重要な違いである、車体の値段・燃費・イメージ・運転操作・乗り心地・耐久性という、代表的な6つを見ていきましょう。

マニュアル車とオートマ車の違い1:値段

車本体の購入価格は、車種によりますが、一般的にはオートマ車の方がマニュアル車より50,000~100,000円ほど高くなります。

免許の取得費用においてはその逆で、若干ではありますが、オートマ免許の方がマニュアル車免許より高くなります。

マニュアル車とオートマ車の違い2:燃費

長い間、オートマ車は、動力を伝達するためにトルクコンバーターという変速機を利用しているため、マニュアル車と比べて燃費が悪いといわれていました。

ですが、近年の技術の向上によって、オートマ車の燃費は、マニュアル車と大差がなくなっています。例外として、マニュアル車では細かくギアチェンジができるため、坂道などアップダウンの多い地域では、マニュアル車の方が燃費がいいというケースもあります。

マニュアル車とオートマ車の違い3:イメージ

マニュアル車とオートマ車に対するイメージは、年代や環境によって大きく違います。

年配の人や自身がずっとマニュアル車しか運転してこなかったという人の中には、オートマ車に対して「簡単な車」、オートマ免許保持者に対して「簡単な車しか運転できないドライバー」というイメージを持つ人がいます。

ですので、オートマ車のタクシードライバーに対しても、「運転が下手なタクシードライバー」と不安に思う人も一定数います。

マニュアル車とオートマ車の違い4:運転操作

ドライバーにとっての一番分かりやすい違いは、クラッチペダルとシフトレバーの操作です。

マニュアル車は、クラッチペダルとシフトレバーを操作して、発進・加速・減速をします。この操作が上手くいかないと、エンスト(エンジンが止まる現象)を起こし、車体が大きく揺れてしまいます。

また、ペダルの本数においても、マニュアル車は3つ・オートマ車は2つと違っており、運転姿勢で違いを体感するドライバーも多いでしょう。

マニュアル車とオートマ車の違い5:乗り心地

変速時、自動でギアを動かすオートマ車と違い、マニュアル車では運転手の技術によって、乗り心地に差が出てしまいます。

複数の人間が別個の車に乗客を乗せるタクシー会社では、タクシードライバーによって乗り心地に差が出ないよう、マニュアル車よりオートマ車を選ぶ会社も多いでしょう。

料金が発生するタクシーでは、メインはドライバーではなく乗客です。乗客の乗り心地は、満足度やリピート率に大きく影響します。

マニュアル車とオートマ車の違い6:トランスミッションの耐久性

トランスミッションの耐久性は、メンテナンス費用という点からもとても重要です。メンテナンス費用は必要経費ですので、タクシー会社にとっては無視するわけにはいきません。

以前は、オートマ車よりも、構造が単純で壊れにくいマニュアル車の方が、耐久性があるとされていました。ですが、近年では、技術の発達により、耐久性の良いオートマ車も多く、耐久性はさほど変わりないといえるでしょう。

なぜマニュアル車の事故率が低いのか

タクシーにとって、安全性は最重要事項といっても過言ではありません。ここに、オートマ車とマニュアル車、どちらが事故が多いのかを調べた結果があります。

結果、マニュアル車とオートマ車の事故率には大きな差があることが分かりました。

2004年、鳥取環境大学環境情報学部情報システム学科の鷲野翔一教授(当時)は全国の交通事故を「右折事故」「左折事故」「出会い頭事故」「追突事故」「正面衝突事故」の5パターンに分けて分析した。その結果、「正面衝突」を除く4種類の交通事故において、MT車の事故率はAT車の約2分の1だった(「正面衝突」の事故率はほぼ同程度)。

出典: https://www.news-postseven.com/archives/20170518_550780.h... |

注意力が必要

オートマ車の場合、マニュアル車に比べて、手数が少なく、運転操作が簡単だと思われがちです。実際、マニュアル車の運転と比べて、単調な印象を持つドライバーも多いでしょう。

対してマニュアル車は、全身をフルに使った操作が必要となります。「単純操作ではない」という意識が「注意して運転する」ことにつながるのでしょう。

クラッチペダル操作

一時停車時、マニュアル車では左足は常にクラッチペダルを踏んでいますので、たとえ右足が間違えてアクセルペダルを踏んだとしても、急発進はありえません。

対してオートマ車では、ブレーキペダルから足を離してしまえば、クリープ現象で前進してしまいます。そこで焦ってブレーキペダルを踏もうとしたら間違えてアクセルペダルを踏んでしまい、結果車が急発進して大事故につながった、という現象が頻繁に起きています。

ギア操作

マニュアル車では、ペダルを踏まなくてもブレーキをかけることができます。低速ギアに切り替えれば、エンジンブレーキがかかって車が停車するシステムになっています。

また、発進時にシフトレバーをニュートラルから1速に入れなけば発進しませんので、急発進の可能性は低くなります。

エンジンブレーキの効き

オートマ車は、マニュアル車よりエンジンブレーキの効きが弱いとされています。

構造上の問題で、オートマ車は、車輪とエンジンが直結していないからです。トルコンというオイルを介しており、ブレーキをかけても、タイヤに届くまでにわずかですがタイムラグが生じてしまいます。

ブレーキの効き加減は事故の大きな要因となりえますので、ブレーキの効きがより強いマニュアル車の方が、オートマ車より事故率が低くなります。

タクシー運転手になるためマニュアル免許はなくても大丈夫

一昔前ではマニュアル車が当たり前だったタクシー会社ですが、オートマ車の技能向上やオートマチック限定免許の普及率に伴い、オートマ車を取り入れるところが増えています。

雪道や坂道の多い地域ではオートマ車よりマニュアル車でないとダメだという会社もありますので、地域によっては、マニュアル車免許が必要なケースもあるでしょう。会社によって違いますので、注意が必要です。

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