サンデードライバーの特徴10選|サンデードライバーへの対応のポイント
初回公開日:2019年07月10日
更新日:2019年08月20日
記事に記載されている内容は2019年07月10日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。
サンデードライバーとは
休日にだけしか自動車の運転をしない人のことを、サンデードライバーと呼びます。サンデードライバーの多くは運転に慣れていないため、運転技術が未熟な傾向にあると言われています。
あなたは休日に、危険な運転をするドライバーと遭遇してヒヤリとした経験はありませんか。この記事では、サンデードライバーの特徴と、遭遇したときの対処法についてご紹介します。ぜひ、運転する際の参考にしてみてください。
サンデードライバーの割合
運転をする人のうち、4人に1人程度がサンデードライバーだという調査結果があります。ソニー損害保険株式会社が2014年に行った「全国カーライフ実態調査」によると、運転をする頻度が「週に2回~1回以下」だと答えた人は、全体の27.1%でした。
「案外多いな」と感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
サンデードライバーの特徴10コ
それでは、サンデードライバーの特徴とはどのようなものなのでしょうか。ここでは「サンデードライバーがやってしまいがちなミス」10個をご紹介します。
こんな運転をするドライバーに出会ったら、「サンデードライバーかも」と注意することで、危険をいち早く察知し、回避することができるでしょう。
サンデードライバーの特徴1:ウインカーを出すのが遅い
しばしばサンデードライバーは、ウインカーを出すタイミングが遅いといわれます。
ウインカーは、周囲に意思表示をするための手段としてとても重要です。右折・左折時は交差点の30メートル手前、進路変更時は3秒前にウインカーを出す必要があります。
しかしサンデードライバーは慣れない道を走ることが多く、余裕を持った判断ができないことから、ウインカーを出すのが遅れてしまいがちです。
サンデードライバーの特徴2:速度が安定しない
サンデードライバーは速度が安定せず、減速と加速を繰り返す傾向があるといわれます。速度が安定しないと、追突事故などの可能性が高まり危険です。
一定の車間距離を保ち、周囲の状況にあった速度を保つことは、事故防止のために非常に大切です。しかし運転に慣れていないと、周囲の状況に細かく気を配る余裕が持てません。そのためアクセルやブレーキのタイミングが遅れ、急な減速や加速につながってしまいます。
サンデードライバーの特徴3:ライトの点灯が遅い
サンデードライバーは、ヘッドライトを点灯させるタイミングが遅いといわれがちです。
ヘッドライトは、ドライバーが周囲を見るためだけでなく、周囲から車の存在を認識してもらう役割もあります。早めのライト点灯は、交通事故を低減させる有効な方法だとされています。
一方サンデードライバーは、周囲の状況の変化を敏感にとらえることが難しく、ライト点灯が遅れてしまいます。
サンデードライバーの特徴4:駐車場待ち渋滞に平然と割り込む
人気のショッピングモールや観光地などで、駐車場待ちの車が長い列をつくっていることがあります。「駐車場待ち渋滞」への割り込みも、サンデードライバーがやってしまいがちなミスです。
周囲の状況をよく見ていれば、その渋滞が「駐車場待ち」のためだと予測することができます。しかし、サンデードライバーは渋滞の手前で予測ができず、図らずも割り込みをすることになります。
サンデードライバーの特徴5:追越し車線をダラダラ走る
追い越し車線はあくまでも、追い越しの時に一時的に利用するものであり、走り続けて車線をふさぐのは道路交通法違反です。
しかし、サンデードライバーは追い越し車線を走り続けてしまいがちです。中には自分のせいで後続の車が迷惑していることに気付かず、遅い速度で追い越し車線を走るドライバーもいます。
サンデードライバーには車線変更が苦手な人が多く、右折に備えて追い越し車線を走行しているとも言われます。
第二十条 車両は、車両通行帯の設けられた道路においては、道路の左側端から数えて一番目の車両通行帯を通行しなければならない。ただし、自動車(小型特殊自動車及び道路標識等によつて指定された自動車を除く。)は、当該道路の左側部分(当該道路が一方通行となつているときは、当該道路)に三以上の車両通行帯が設けられているときは、政令で定めるところにより、その速度に応じ、その最も右側の車両通行帯以外の車両通行帯を通行することができる。
出典: https://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search... |
2 車両は、車両通行帯の設けられた道路において、道路標識等により前項に規定する通行の区分と異なる通行の区分が指定されているときは、当該通行の区分に従い、当該車両通行帯を通行しなければならない。
3 車両は、追越しをするとき、第二十五条第一項若しくは第二項、第三十四条第一項から第五項まで若しくは第三十五条の二の規定により道路の左側端、中央若しくは右側端に寄るとき、第三十五条第一項の規定に従い通行するとき、第二十六条の二第三項の規定によりその通行している車両通行帯をそのまま通行するとき、第四十条第二項の規定により一時進路を譲るとき、又は道路の状況その他の事情によりやむを得ないときは、前二項の規定によらないことができる。この場合において、追越しをするときは、その通行している車両通行帯の直近の右側の車両通行帯を通行しなければならない。
(罰則 第百二十条第一項第三号、同条第二項)
サンデードライバーの特徴6:長い下り坂でブレーキを踏み続ける
サンデードライバーに多い運転に、長い下り坂でブレーキを踏み続けるというものがあります。
長い下り坂でブレーキを踏み続けていると、ブレーキディスクとブレーキパッドが接し続け、許容範囲を超える熱発生する可能性があります。その結果、制動力が一気に下がり、ブレーキが効かない「フェード現象」が起こることがあります。
事故を引き起こさないためにも、長い下り坂ではエンジンブレーキを適切に使用すべきです。
サンデードライバーの特徴7:前に割り込み急ブレーキ
サンデードライバーは、追い越し直後に急ブレーキをかけるという危険なミスをしがちです。特に視界をふさぐ大きなトラックなどを追い越しをした後、前方を走る車とのスピードが合わず急ブレーキをかける事があります。
運転に慣れていないためとっさの判断が遅れることが原因ですが、重大事故を引き起こす可能性もあり大変危険な行為です。
サンデードライバーの特徴8:バッテリー上がりでJAFを呼ぶ
JAFによると、2018年度の出動理由の第1位が「バッテリー上がり」です。サンデードライバーもバッテリー上がりを起こしがちです。
バッテリー上がりの主な原因は、「過放電」と「バッテリーの破損・劣化」です。これらは日ごろの注意や点検で防げることも多いです。
しかし、サンデードライバーは日常的に運転をせず、車の知識が乏しい人も多いことから、バッテリー上がりでJAFを呼ぶということが考えられます。
サンデードライバーの特徴9:ガス欠でJAFを呼ぶ
ガス欠もまた、サンデードライバーが起こしがちなミスのひとつです。
サンデードライバーは運転に不慣れなため、ガソリン残量をこまめにチェックする習慣がありません。その結果うっかりガス欠を起こしてしまった、ということもあるでしょう。
僻地ではガソリンスタンドの数が少なく、給油したくても近隣にガソリンスタンドがなかったというケースもあります。
サンデードライバーの特徴10:車両車幅感覚がない
車両・車幅感覚とは、車対する前後左右の距離感のことです。
サンデードライバーの中には、車両車幅感覚をつかめず周囲に迷惑をかけてしまう人もいます。車両車幅感覚がないと、内輪差を意識しないで交差点を曲がり、巻き込み事故を起こす危険性もあります。
狭い道で対向車とすれ違う時など、相手が運転に不慣れなサンデードライバーである可能性を考慮しておけば、ヒヤリとする場面を回避できるでしょう。
サンデードライバーへの対処法3つ
ここまで、サンデードライバーが起こしがちなミスについてご紹介しました。では運転中に危なっかしいドライバーと遭遇したとき、どうすれば事故を未然に防ぐことができるのでしょうか。
「あの車、サンデードライバーかな」と感じた時に取るべき対処法を3つご紹介します。
サンデードライバーへの対処法1:十分な車間距離をとる
サンデードライバーへの対処法として、十分な車間距離を取ることが大切です。仮に前の車が急ブレーキをかけても、しっかりと車間距離をとっていれば追突を防ぐことができます。
雨天で路面が濡れている場合や、重い荷物を載せている場合、坂道やカーブなどではさらに車間距離を長く取る必要があります。また、前を走っているのがトラックなど大きな車の場合、前方の視界を確保するために普段より長めの車間距離を意識しましょう。
サンデードライバーへの対処法2:無理な追い越しを避ける
サンデードライバーが周囲に合わせずノロノロと運転していたり、追い越し車線を低速で走行していて「邪魔だな」と感じることがあります。
しかし、無理な追い越しは避けましょう。なぜならサンデードライバーは、サイドミラーやバックミラーをよく見ていない可能性があるからです。
追い越す必要がある場合は、普段よりもさらに注意しながら追い越しをし、車間距離をしっかりと取って走行車線に戻りましょう。
サンデードライバーへの対処法3:初心者や高齢者と同様と認識する
サンデードライバーは、初心者や高齢者と同様、運転技術も知識も未熟な場合が多いです。ですから、サンデードライバーへの対処法として最も大切なのは、「予測のつかない運転をするかも」という想像力を持つことです。
「サンデードライバーは初心者や高齢者と同様だ」と意識していれば、相手が思いもよらぬ行動を取ったとしても、落ち着いて対応することができるでしょう。
サンデードライバーに遭遇しても心にゆとりをもって見守ろう!
サンデードライバーに遭遇した時、未熟な運転についイライラしてしまいがちです。
しかし、事故に巻き込まれるのを避けるためにも、心にゆとりを持つことが大切です。周囲をしっかりと観察し、普段よりもさらに安全運転を心がけることで、危険を回避し事故を未然に防ぎましょう。
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