観光バス運転手の仕事のポイント7つ|運転手に必要な資質
初回公開日:2019年7月10日
更新日:2019年9月17日
記事に記載されている内容は2019年7月10日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。
観光バスとは?
観光バスとは、一般的に団体で貸し切り、観光を目的として運行するバスのことです。
乗客を乗せた後は、あらかじめ決められた観光地に向かって基本的にはノンス有数で走行します。
観光バスには一定の決められた路線を定期運行するタイプもあり、このタイプの場合は路線バスの要素も含んだ観光バスです。
観光バスと路線バスの違い
観光バスと路線バスの違いには、乗務員の数やバスの造りに大きな違いがあります。
観光バスの乗務員は基本的に運転手と観光地を案内バスガイドがペアで乗務していることに対し、路線バスは運転手1人で運行していることです。
バスは、前方と中央部に乗り降りのための扉があり、前向きや横向きなど、さまざまな向きで設置されている路線バスに対して、観光バスは前方のみの扉で、座席の向きも前方に統一されています。
観光バス運転手の仕事のポイント7つ
観光バスの運転手の仕事には、路線バスのような乗り合いバスとは違うポイントがあります。
ここからは、観光バスの運転手の仕事をするための重要なポイントを7つご紹介しますので、観光バスの運転手を目指す方や興味がある方は必読です。
1:観光バス運転手に必要な運転免許は?
観光バスの運転手の仕事をするための大切なポイント1つめは、運転免許を取得することです。
定員30名以上の大きな旅客バスの運転手の仕事をするためには、大型二種免許が必要になります。
大型二種免許は、たくさんある免許の中でも最上位クラスの免許で専門的な知識と安全にお客さんを運ぶ完璧な技術が必要です。大型二種免許の取得には、年齢や免許に加えて身体的にもさまざまな条件があります。
大型一種との違いは、定員30名以上の大型バスでの旅客運送ができるかどうか。車体の大きさに加え、旅客を安全に運ぶために教習の採点基準も高くなり、大型二種免許は「最上位」の免許です。
出典: http://www.aitec-travel.co.jp/hataraku/oogata2_license.php |
2:バスツアーなどが主な仕事
観光バスの運転手の仕事のポイント2つめは、最も多い仕事内容はバスツアーの運転手です。
お客さんを乗せて旅行のサポートをする観光バスの運転手は、荷物を運ぶだけの運転手とは違い、お客さんがバスに乗車中も快適に感じてもらうことができるよう細心の注意を払う必要があります。
バスガイドがいる場合は観光案内に合わせて速度を調節した運転をすることも、観光バスの運転手の大切なポイントです。
3:バスの整備点検もする
観光バスの運転手の重要な仕事のポイント3つめは、出発前にバスの整備点検を運転手が自分でしっかりと行うことです。
観光バスの場合、目的地によってかなり長い距離を走行するため、たくさんのお客さんを安全に運ぶために、観光バスの運転手はバス周りやタイヤの状態、エンジンルームやオイルの残量を確認しなければなりません。
観光バスは、場合によっては長い距離を何日もかけて運転することもありますので、毎回行われている整備点検はとても重要です。
4:収入は安定している
観光バスの運転手の仕事のポイント4つめは、収入が安定していることです。観光バスの運転手の場合、バス会社や契約状況にもよりますが、正社員の場合の年収で400万円から500万円支給されます。
観光バスの運転手になるためには、大型二種免許を取得することが必須で、経験が重要になる職種です。
観光バスの運転手の場合は、タクシーの運転手のように、乗車人数によって給料が変わることがなく収入は安定しています。
5:観光バス運転手の休日は?
観光バスの運転手の仕事のポイント5つめは、休日がしっかりと確保できることです。
観光バスの運転手の仕事スケジュールは、旅行の日数に合わせてしっかりと組まれて休日がしっかりと確定していますので、プライベートの予定が立てやすくなっています。
観光バスの運転手の場合、連休や観光シーズンは多忙期になりますので、就業時間が不定期の場合や連日出勤になる場合が多いです。
6:観光バス運転手の残業は?
観光バスの運転手の仕事のポイント6つめは、残業や休日出勤の回数です。上記でもふれていますが、観光バスの運転手の出勤スケジュールは、旅行日数や目的地のルートに合わせてしっかりと管理されています。
しっかりと管理されているスケジュールのおかげで、急な残業や休日出勤はほとんどありません。残業や休日出勤がなく、しっかりと体を休めることができますので、健康管理や体調管理がしやすい職種です。
7:乗客との交流も多い
観光バスの運転手の仕事のポイント7つめは、乗客との交流が多いことです。
観光バスの仕事は、お客さんが何度もバスの乗り降りを行うことも多く、他のバスに比べてお客様と顔を合わせる場面や言葉を交わすことが多くあります。
観光バスの運転手の仕事は、運転技術や心遣いのような細やかなことが乗客に伝わり、お客さんから直接感謝されることも観光バスの運転手の魅力の1つです。
観光バス運転手に必要な資質5つ
観光バスの運転手には、必要な資質があります。資質とは、生まれ持って備わっている性格や才能のことで天性ともいわれます。
観光バスの運転手は、運転技術だけではなく、さまざまな能力が必要になるとても難しい仕事ですが、ある資質が備わっている人には特にぴったりの仕事です。
ここからは観光バスの運転手になるために必要な資質について5つご紹介しますので、自分に当てはめながら、ぜひご覧ください。
1:安全運転と運転技術
観光バスの運転手に必要な資質1つめは、安全に車を運転する技術と心遣いです。安全運転と確かな運転技術は、安心して乗ることができる観光バスに必要不可欠な要素になります。
観光バスの場合、目的地によっては、大きなバスが通行しにくい場所や高い技術力が必要になる道のりを行かなければならないことがありますので、どんな時にも慌てずにしっかりと運転できる高い運転技術が大切です。
2:臨機応変に対応できること
観光バスの運転手に必要な資質2つめは、何事にも慌てずに臨機応変に対応できる発想力を持ち合わせていることです。
観光バスの場合、目的地までの運行中に、道路事情や天候の変化、車内の乗客のトラブルのように、さまざまなシーンで判断を迫られることがあります。
どんな時にも、慌てることなく的確に臨機応変に状況に合わせて対応できることは、トラブルを防ぐためにとても重要な資質です。
3:乗客とのコミュニケーション
観光バスの運転手に必要な資質3つめは、乗客とのコミュニケーションがしっかりと取れることです。
観光バスを使用してお客様の旅のサポートをする運転手が、乗客と上手くコミュニケーションを取ることでバスの車内の雰囲気も良くなります。
バスの車内の雰囲気が良く、居心地が良い空間を提供することで乗客の心に残る旅にすることができますので、運転手と乗客の円滑なコミュニケーションはとても重要です。
4:真面目でルールが守れること
たくさんの乗客を乗せた観光バスをスムーズに運行させて観光地を周るためには、時間や運転ルールのように守らなければいけないことがたくさんあります。
観光バスの運転手に必要な資質4つめは、真面目でルールが守れることです。運転手のちょっとしたルール違反でも重大な事故を引き起こす場合があるため、観光バスの運転手には真面目で細かいルールもしっかりと守ることが求められます。
5:健康管理
観光バスの運転手に大切な資質5つめは、健康管理をしっかりとできることです。観光バスの運転手は、残業や休日出勤は少なく、出勤のスケジュールはしっかりと管理されていますが、多忙期は就業時間が不規則になります。
観光バスの運転手の場合は、目的地によっては何日も泊りがけで運転する場合も多くなるため、体調を崩すことがないように、しっかりと自分の健康管理ができることが必要です。
観光バス運転手の仕事を知ろう!
今回は、観光バスの運転手の仕事内容や必要な資質についてご紹介しました。
観光バスの運転手になるためには、高い運転技術だけではなく、接客態度やどんな時でも冷静で臨機応変に対応できる判断力が必要です。今回の記事を参考にして、素敵な観光バスの運転手を目指してください。
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