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普通の仕事ができない原因・普通の仕事がしたい人におすすめの仕事

普通の仕事ができない原因・普通の仕事がしたい人におすすめの仕事

今、日本では「普通であること」を求められる場面がよくあります。では、「普通」とは何でしょうか。「普通の仕事」とは、どんな仕事でしょうか。そして、「普通の仕事」に就けない人はどんな原因があるのでしょうか。「普通の仕事」についてまとめました。

いわゆる「普通の仕事」ってどんな仕事?

普通の仕事ができない原因・普通の仕事がしたい人におすすめの仕事

多様化している現代において、それに逆行するように、「普通」を求められる場面が良くあります。それは、幼少の頃から、いえ、すでにお母さんのお腹の中にいる時から、それは始まっているかもしれません。

それでは、「普通」とは一体何でしょうか。

そして、我々は、「普通の仕事に就きたい」とか、「普通の仕事はできない」など、「普通の仕事」という言葉を日常的に使います。

では、「普通の仕事」とは、一体どんな仕事のことを指しているのでしょうか。

2008年に土屋トカチ監督が制作した「フツーの仕事がしたい」という映画があります。過酷な労働状況に限界を感じて労働組合に助けを求めた男性が、「フツーの仕事」を手に入れるまでの闘いを追ったドキュメンタリー映画ですが、このように日本の社会には「普通の仕事」という概念があることが分かります。

一方で、何の仕事が「普通の仕事」と言えるかは、その人によって異なります。

普通の仕事の定義とは?

「普通」という言葉を調べると、「特に変わっていないこと。ごくありふれたものであること。それがあたりまえであること。」と記されています。

したがって、「普通の仕事」の定義は個人によって基準が異なり曖昧ではあるものの、概ね「それほど特殊な限られた業務内容ではなく、勤務時間がほぼ一定で、毎月定まった収入が期待できる職種」と定義できるでしょう。

つまり、「ありふれたよくある仕事で、かつ、正社員という雇用形態である」と言い換えられます。

事務職・営業職

普通の仕事ができない原因・普通の仕事がしたい人におすすめの仕事

「普通の仕事」の代表格は、一般的な会社員でしょう。その中でも、大半を占めているのが事務職、営業職ですので、それらの仕事は「普通の仕事」と言えるでしょう。

事務職や営業職は、会社によって専門性に若干の差はあるものの、概ね一般的な仕事に該当します。ちなみに、日本の労働人口は約6600万人で、事務従事者は約1100万人、販売従事者(営業職や販売店員など)は約800万人と言われており、全体に占める割合から考えても、「普通の仕事」と言えるでしょう。

公務員

公務員は「普通の仕事」と言われることが多いですが、実際は職種によって異なります。公務員と一口に言っても職種はさまざまで、一般職と言われる事務職員は「普通の仕事」と言えますが、医師、教師、清掃員などが「普通の仕事」に属するかと言えば、そこは判断する人の基準に委ねられるところです。

ただし、公務員は少なくとも「毎月ほぼ定まった収入が期待できる」仕事で、かつ全体に占める割合も多いため、公務員のほとんどの職種は「普通の仕事」と呼べるでしょう。過疎化が進んだ地方などは、ほとんどの労働者が公務員か農業従事者、という村もあります。

専門職・技術職

医師や弁護士、教師などは一定以上の安定した収入が期待できますが、特別な資格が必要な専門職で、これらを「普通の仕事」と呼ぶか否かは、判断する人によって異なります。これらに関しては、下欄の「この仕事って普通の仕事?」で後述します。

「普通の仕事」の給料の目安は?

普通の仕事ができない原因・普通の仕事がしたい人におすすめの仕事

一般的に「普通の仕事」と言われる職種の給料の平均は以下の通りです。

・会社員
 事務職:年収約250万円
 営業職:年収約420万円

・公務員
 公務員全体:年収約633万円
 一般職員:年収約557万円

ちなみに、全体の平均年収は、20代で346万円、30代で455万円、40代で541万円です。

「普通の仕事」の給料の特徴

全体の30代の平均年収が約455万円なので、「普通の仕事」の代表である会社員の平均年収は決して高くはありません。逆に、公務員は平均より高い給料を得ているのが分かります。

しかし、「普通の仕事」は、あくまでも定収入がある正社員が前提なので、平均給料はそれほど多くはなくても、その定収入が約束されている安心感が「普通の仕事」を望む理由になるのでしょう。

「普通の仕事」への就職方法は?

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「普通の仕事」であるか否かにかかわらず、就職する方法は、求人募集を見つけ、履歴書を送付し、書類選考に残ったら面接や採用試験が行われ、健康診断の後、晴れて就職することができます。その過程は会社や自治体によって大きく異なり、面接のみであるところもあれば、一次・二次面接があったり、採用試験の難易度に大きな差があったりします。

また、縁故による口利き、いわゆる「コネ」で入社する場合は、特に採用試験などを経ず、簡単な面接と健康診断のみである場合もあります。

なお、企業における「普通の仕事」を探す場合は、ハローワークにも多くの求人情報があります。紹介してもらい、そこから採用試験、面接などに進みます。逆に、ハローワークで「特殊な仕事」を探すことは難しいでしょう。

「普通の仕事」がしたい人におすすめの仕事は?

一般的に「普通の仕事」と言われる公務員は、ほぼ確約された収入と安定した将来性により、おすすめの仕事ではあります(ただし、前述したように、国や県や市の自治体に所属する医師、看護師、教師、清掃員などが「普通の仕事」に該当するかはその人の判断によります)。

さらに、「普通の仕事」である事務職や営業職も、大手企業であれば収入も安定しており、労働組合もしっかりと運営されているため安心でしょう。

しかし、もっとも望ましいのは、自分に合った職種に就けることでしょう。どんなに収入が高くても、またどんなに将来性がある仕事でも、自分の性格と著しく相反する職種であったり、労働環境が悪ければ、それはおすすめの仕事とは言えません。

「普通の仕事」ができない人の原因とは?

普通の仕事ができない原因・普通の仕事がしたい人におすすめの仕事

「普通の仕事ができない」、「普通の仕事に就きたくない」という言葉はよく聞く話です。特に、長く就職できない人、無職状態が続いている人から良く聞く言葉です。

では、どんな人がどんな原因で「普通の仕事」ができないと考えるのでしょうか。

個性がありすぎる

あまりに個性的な人にとって、「普通の仕事」に就くことは難しいでしょう。他者と同じ能力を求められる、昨日と同じことを一年後も誤りなく繰り返す、などの環境が苦手な人もいます。そういう人にとっては没個性が求められることを苦痛に感じ、結局「普通の仕事」に就けない、「普通の仕事」が長く続かない、という結果になってしまいます。

職種が向いていない

営業的な才能はあるが事務仕事が苦手という人が事務職に就けば、仕事に対して苦痛を感じるでしょう。逆もまた然りです。同じ「普通の仕事」と呼ばれる仕事でも、自分の性格に向いているか否かは、大きな問題です。

「普通の仕事」か否かにかかわらず、今の日本で雇用先から求められるものと自分の性格や才能が完全に合致する人は稀です。しかし、大抵の社会人は努力や勉強でその溝を埋めていきますが、あまりにも両者が乖離している場合は、仕事を辞めざるを得ない状況になります。

規則正しい生活ができない

一般的に、「普通の仕事」はスーツに身を包み、平日の朝は毎日満員電車に揺られて出勤し、夜帰宅します。そういう決まりきった生活ができないために、「普通の仕事」に就けない、という人がいます。そういう人は、「我慢が足りない」「忍耐力がない」と周囲の人から判断されることもあるでしょう。

一方、自分自身が管理するスケジュールで働きたい、服装や髪型を自由にしたい、などの理由から、フリーランスの仕事を選んでいる人もいます。

コミュニケーション能力が欠如している

「普通の仕事」は、多少なりとも顧客先や上司、同僚とのコミュニケーションが必要になります。しかし、コミュニケーション能力が著しく劣っている人は、「普通の仕事」に就くことは難しいため、一人でできる仕事をするのが望ましいでしょう。

この仕事って、「普通の仕事」?

それでは、さまざまな仕事が「普通の仕事」であるか否かを、個別に検証してみましょう。

医療・介護従事者

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医師や看護師、薬剤師、放射線技師、理学療法士などの医療従事者250万人に、介護士などの介護職員200万人も含めると、国内で約400~500万人ほどいることになります。事務従事者の約1100万人と比較すると少ないですが、医療・介護従事者は今後も増えると予想されます。

また、医療・介護従事者は特別な資格が必要で専門性の高い技術職ですが、労働人口に占める割合が多いこと、一定の収入が期待できることから、「普通の仕事」と言って良いでしょう。

士業

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弁護士や司法書士などの法律家に加えて税理士など、いわゆる「士業」の資格所持者は国内に約27万人いますが、これは全労働人口の0.4%です。かつ、これらの職種は、特別な資格が必要で、専門性の高い技術職です。

しかし、一定の収入が期待でき、世間で認められている「お堅い仕事」です。

したがって、「普通の仕事」であると言い切るのはやや難しく、判断する人によって分かれるでしょう。

芸術家

普通の仕事ができない原因・普通の仕事がしたい人におすすめの仕事

デザイナーや作家、歌手などの芸術家は、自分の芸術的な才能を武器に仕事をします。作品が売れれば大きな収入を得ることができますが、大成せずに世に出ない人のほうが圧倒的に多く存在します。

つまり、定収入が確保されないこと、勤務時間が一定ではないこと、将来性が不安定であること、業務内容が一般的でないことなどから「普通の仕事」ではないでしょう。

水商売

普通の仕事ができない原因・普通の仕事がしたい人におすすめの仕事

水商売とは、「料理屋・待合・酒場などで、客に遊興させるのを目的とし、客の人気によって収入が動く、盛衰の激しい商売」と定義されています。すでにこの定義からも言えますが、収入が安定しないこと、仕事の形態が不安定であることから「普通の仕事」ではないでしょう。

「普通の仕事」も大変です!

冒頭に例を挙げた「フツーの仕事がしたい」という映画の舞台は、ブラック企業です。つまり、この映画では「フツーの仕事」=「ブラック企業ではない会社での仕事」という定義です。どんな職種でも、ブラックな労働環境であれば、それは「普通の仕事」ではなくなります。

とは言え、「普通の仕事」も決して楽ではなりません。規則正しく毎日同じ社会生活でも、収入を得る以上、複雑な人間関係や仕事ならではのストレスは存在し、強い忍耐を必要とします。そして、当然努力も求められます。

「普通の仕事に就ければいいや」と甘く考えていると、予想外の辛さに襲われて心が折れることもあるでしょう。そして、一度でも「普通の仕事」に就いた人は、決して「普通の仕事でもいいや」とは言えないでしょう。

「普通の仕事」を探している人で、特に働いた経験がない人や、常に責任の重さから逃げてきた人は、心して「普通の仕事」を探しましょう。

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