タクシーのコールセンターの仕事内容・働く方法|配車/夜勤
初回公開日:2018年06月04日
更新日:2018年06月04日
記事に記載されている内容は2018年06月04日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。
タクシーのコールセンターの仕事内容
色んな職業がありますが、世の中のコールセンターのイメージはどうでしょう。決してポジティブではありません。では、限定してタクシー会社のコールセンターはどうでしょう。どんなイメージをあなたは持っていますか。考えたこともありませんか。
タクシードライバーに注目が集まることがあっても、コールセンターそのものに注目は集まりません。ましてや、そこで働いている人たちは、ことさら気にされません。しかし、コールセンターからの配車の連絡がなければ、タクシーはお客を効率的に乗車させることはできません。
では、具体的にタクシー会社のコールセンターでの仕事は、どんな内容なのでしょうか。
具体的な配車の流れ
主な仕事の流れは以下の順序です。
お客さまから配車以来の電話を受け、内容・住所などを聞きます。お客さまの希望の場所に近いタクシーが、車両検索用の画面に位置情報が表示されます。システムはタクシー会社によってさまざまです。
住所、名前、行き先、地図などの情報を入力し、タクシードライバーに連絡(メールなどで)します。
連絡を受けたドライバーから返信が来て「了解」されれば、無事配車となります。ドライバーの都合が悪く「拒否」となるケースもあり、そうなればコールセンターの仕事は終わりません。再び、お客さまの元へ行けるタクシーを探さないといけません。
ドライバーが拒否をする理由はさまざまです。タクシー会社に顧客登録してあり、気難しいと分かっている、決まったドライバーでないとNGになるなどです。
夜勤勤務もあり
基本的には、24時間勤務で交替制です。中には日勤のみ、夜勤のみで働いているスタッフもいます。忙しいコールセンターでは、1日に受信するコールが1000件を超えます。何名ものスタッフが勤務している大型のコールセンターも存在します。
柔軟な勤務態勢を取っているタクシー会社が多く、数時間からフルタイムの勤務までさまざまです。固定勤務もありますが、シフト制で夜勤が含まれるケースもあります。
どんな人に向いている?
事務職に分類されるコールセンターでの仕事ですが、一般的な事務とは異なります。営業や販売のように具体的なノルマはありません。慣れるまでは、ベテランのスタッフがサポートしてくれるので安心感があります。
仕事の内容は電話やインカムを使用しての受信が主になるため、言葉遣いやコミュニケーションスキルが問われます。社会人としての基本的なマナーやルール、パソコンのスキルも必要です。初心者でも、学ぶ姿勢のある人が向いていると言えます。その他、日本語以外の外国語が話せると仕事の幅が広がります。
コールセンターの仕事は「困っている人の役に立ちたい」という気持ちを持っている人に向いています。タクシーを呼ぶのは、帰宅する人たちだけではありません。緊急事態でタクシーを呼ぶ人もいます。細かい心遣いも必要となります。
タクシーのコールセンターで働く方法
タクシー会社のコールセンターで働こうと考えたとき、どのように仕事を探せばよいのでしょうか。バイト、派遣、正社員で探し方は変わるのでしょうか。
バイトとして働く
学生の割合が多いのが、タクシーのコールセンターでのバイトです。理由は、比較的学業との両立が容易なためです。大学生などはパソコンの操作に長け、仕事の内容の割りに時給が良いので学生にとっては魅力のあるバイトです。
同程度の時給なら、飲食店でのバイトよりもコールセンターでのバイトの方が、学生に人気があります。未経験でも学生を募集しているタクシー会社のコールセンターもあり、学生の他にWワーカーにもコールセンターでのバイトは人気です。
一般的なバイトの求人と同じように、リクルート関連のサイト、情報誌、すでにコールセンターで働いている知り合いの紹介など、職探しの方法もさまざまです。
派遣社員として働く
派遣会社に登録すれば、条件に合う希望の職業を紹介してもらえます。特に派遣での事務系では、即戦力が問われます。タクシー会社以外でも、コールセンターで働いたことがあるなら、採用されやすいと言えます。全くの未経験より、時給も若干高くなる傾向にあります。
フルタイムで勤務すれば、派遣での仕事はある程度の収入に繋がります。何不自由なくパソコンの操作ができ、言葉遣い、社会人としての基礎的なマナーを身につけている人なら、短期間で即戦力としてコールセンターで働けます。
正社員として働く
タクシーのコールセンターで働くための資格はありません。しかし、センター内には必ず総務省の陸上特殊無線技師(第3級陸上特殊無線技士以上)の保有者が一人はいなくてはなりません。正社員で働くなら、この資格を取得していれば有利だと言えます。入社後、研修を受けるケースもあります。
必須ではありませんが、地域の地理に詳しいと自信に繋がります。コールセンターのスタッフの中には、元タクシードライバーの人もいます。地理に詳しく、ドライバーの気持ちが分かるという点で、仕事がスムーズに運びます。
評判のいいタクシーのコールセンターの特徴
評判のいいタクシーのコールセンターとは、どんなコールセンターなのでしょうか。具体的には、他のコールセンターとなにが、どう違うのでしょうか。
評判とは、お客さまが決めることです。実際にタクシーに乗車し、その時のタクシードライバーの対応、コールセンターのスタッフの電話応対が評価されているということです。顔が見えない分、タクシー会社の印象を決定するとても重要な仕事です。
地域別おすすめのタクシーのコールセンター
現在の日本に、タクシーの走っていない都市はありません。大都市はもちろんですが、かなり中心部から離れた市街地、山間部でさえタクシーは走っています。
選択肢がたくさんある都市部などでは、タクシー会社やコールセンターにも当たり外れがあり、嫌な思いをすることもあります。たまたま、その時、そうだったのかも知れませんが、評判は気になるところです。では、地域によって、おすすめのコールセンターはあるのでしょうか。
石垣:石垣島タクシーコールセンター
石垣島で観光するなら石垣島コールセンターを利用することをおすすめします。短時間のお手軽コース、6時間かけて石垣島全島を観光するコースなどがあり、リーズナブルに観光を楽しめます。スマートフォンに対応している配車アプリもあり、現在地からすぐに配車が可能で好評を得ています。
観光タクシーは、普通車とジャンボタクシーの2タイプあり、4名~9名まで利用できます。観光だけでなくビジネスでの利用もでき、どちらも評判のよいサービスです。
所要時間 | 料金 | |
---|---|---|
Aコース「石垣島全島コース」 | 約6時間 | 4名/\22,800~ |
Bコース「石垣島満足コース」 | 約5時間 | 4名/\19,000~ |
Cコース「石垣島西回り絶景コース」 | 約4時間 | 4名/\15,200~ |
Dコース「お手軽コース」 | 約3時間 | 4名/\11,400~ |
Eコース「空港送迎プラン」 | 4名/距離制 |
東京:人気のある4社
東京都内を走っているタクシーは、まさしく星の数ほど存在します。タクシー会社のコールセンターも多く、好みのタクシー会社があり乗るタクシーを決めている人もいます。
条件として「コールセンターのスタッフの対応」「感じの良いドライバー」などを挙げる人が多く、人気のあるタクシー会社は「MK」「日本交通」「東京無線」「国際自動車」です。
大阪:日本タクシー株式会社
「日タク」の愛称で親しまれているタクシー会社で、正式名称は日本タクシーセンター株式会社無線配車センターです。とにかく、大阪市内であればどこでもタクシーを迅速に配車してくれると評判です。ドライバーの丁寧な接客も選ばれている点です。
大阪でタクシーに乗るならココ、と決めている人が多く、安心感と実績、信頼のある会社と言えます。
京都:MKタクシー京都
世界的に有名な観光地の京都は、タクシーの数も多い地域です。その中でも評判のよいおすすめのタクシー会社は、「MKタクシー東京」です。とにかく、コールセンターのスタッフの評判の高い会社です。
「今、○○にいます」と説明すると、瞬時に場所を把握し、配車の手配をする手際の良さは、観光客だけでなく地元の人からも支持されています。ドライバーの評判もよく、観光地ならではの知識があり、リピーターの多いタクシー会社です。
タクシーのコールセンターのおすすめの求人の探し方
コールセンタースタッフの求人も、一般的な職業と同じように探すことができます。求人サイトやハローワークなどでも掲載があり、相談をすることも可能です。
ハローワークで探す
他の一般的な求人情報と同じように、タクシー会社のコールセンターの求人も掲載されています。職種としては、タクシー会社の事務職として求人が出されています。コールセンターと明記されていないケースもあり、仕事の内容をきちんと確認する必要があります。
ネットの求人情報
ネットで仕事を検索することは、珍しいことではありません。大手の求人情報誌や派遣会社などは、ほとんどがホームページを運営しており、求人情報を公開しています。中には、ネット上にしか存在していないリクルート会社もあります。
派遣会社などでは、ネット上でしか掲載していない求人情報などもあり、転職に興味がある人なら、登録することをおすすめします。
タクシーのコールセンターで働く苦労は?
タクシーのコールセンターで働くには、どんな苦労があるのでしょう。どんな仕事にも、メリットデメリットが存在します。コールセンター特有の気苦労などはあるのでしょうか。
クレーム処理?
タクシードライバーは、ダイレクトにお客さまと接します。短時間のこともあれば、1時間以上もタクシーという密室の中で過ごします。会話をすることもあれば、無言のこともあるでしょう。態度が悪いとその場で意見を言うお客さまもいます。中には、暴力に訴えるケースもあり、対策として車載カメラを設置するタクシー会社も増えています。
コールセンターのスタッフは、タクシードライバー以外に直接お客さまとお話をし、接する仕事です。顔が見えないと人は態度が大きくなります。コールセンターの仕事はタクシーの配車ですが、クレームも受け付けることが多々あります。
タクシー会社の顔としての役割が、コールセンターのスタッフにはあるという自覚を持つことが大切です。
おもてなしの心が必要
タクシーのコールセンターは配車だけが仕事ではありません。近年、増えてきているのが、高齢者からの配車依頼の電話です。通りに出てタクシーを拾えない、身体の不自由な人、足の悪い人、バス停まで行けない人などもいます。地域密着型の交通インフラとしてのタクシーの役割が、今後重要となってきます。
コールセンターのスタッフは、細かい配慮や心遣いが大切です。だた単純にタクシーを手配するだけではなく、人の役に立つ職業と言え、やりがいも感じる仕事です。
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