上司の心構えの仕方|転職/警察/教育実習/役員
初回公開日:2018年05月26日
更新日:2020年01月29日
記事に記載されている内容は2018年05月26日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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状況別上司の心構えの仕方
上司とは、今まで培った仕事のノウハウが評価され上司になります。経験を積み何年も働いて上司になる人と、大学卒業して初めから出世コースで入社し、すぐに上司になる人もいるでしょう。せっかく上司になったのですから、「この人の部下で良かった」と言われるような上司を目指してはいかがでしょうか。
上司となると、部下のスキルアップや、失敗した時のフォローもあり、自分の仕事プラス部下の管理となるので、それ相応の人材でないと務まらないでしょう。上司になった事で責任が重くなり、不安から自信をなくす事もあるのではないでしょうか。
今まで自分の仕事の管理だけで良かったが、上司になった途端、部下の管理が必須になってきます。辞令を受けたその日から、急に部下の管理まで任されるので忙しくなりますが、慌てず倫とした姿勢をするよう心構えをしておくと良いでしょう。
転職
転職を機に上司になった方も心構えが必要です。引き抜きなどで、上司として迎えられる場合が多いでしょう。転職先の慣れない環境と人間関係の中で、上司として仕事をするのは大変です。新たなコミュニケーションを形成しつつ、自分の仕事と部下の管理は、通常の昇格とは違い負担が多いです。
部下としては、信頼できる上司なのかを確認したいという心理から、上司の仕事ぶりを厳しい目で見ている事もあるでしょう。転職での上司の心構えとしては、新たなコミュニケーション形成の一環で、周りが協力的ではない可能性があります。
しかし、信頼が得られると自然と部かは上司に付いてくるでしょう。
教育実習
教育実習では、ピカピカの社会人1年生の方が来ます。職場とは違って、短期間でのお付き合いとなるでしょう。
しかし、あまり構えて堅くなってしまうと、重要な所を上手く伝えられない事もあるでしょう。上司としてベテランの方は余談が多くなり、重要な所が掛けている場合もあります。教育実習での上司の心構えは、短期間でも重要なポイントを外さないよう、的を絞っておくと良いでしょう。
昇格
昇格で上司になった方も心構えが必要です。現場で経験を積んで、はじめて昇格となった時、嬉しい反面不安も大きいでしょう。自分が受け入れられるか、自分の能力がそこまで本当に達しているのかなど、色々な面で不安要素はたくさんあります。
逆に、高飛車になる人もいるでしょう。選ばれた人間だという誇りを持つのは良い事ですが、度を超してしまうと部下から敬遠されてしまいます。
昇格する前は、部下の中でも新人教育を任されるなど、重要な仕事を任されていた事もあり、ついつい口を出してしまいがちです。しかし、以前の同僚も今は上司として見ています。仕事に関しては、先に1歩離れた所から観察してみる事をおすすめします。
年功序列での上司の心構え
年功序列で昇格した上司は、周りの同僚からもあらかじめ「次はこの人」と言う予測ができるので、昇格が決まったら素直に「おめでとう」と言える同僚が多いでしょう。年功序列の場合、暗黙の了解で大学卒業していれば出世コースが約束されている企業もあるでしょう。
年功序列での昇格も心構えが必要です。
実力で出世した上司の心構え
実力社会の中で昇格し上司になると言うことは、自分の実力が認められた事で、大変嬉しい事ですが、やはり心構えが必要です。たとえ年が若く新人でも、実力があれば最短で上司になる事ができます。実力社会での厳しい現実としてライバルが多くいるので、上司となってからライバルからも嫉妬心は消えないのが現状でしょう。
職種別上司の心構えの仕方
職業によって上司の心構えは違ってきます。営業職のような会社の業績を上げなければならない会社の上司と、人の命を預かる看護師の上司ではまったくと言って良いほど、上司としての心構えが違ってくるでしょう。
厳しいだけでは部下が育たないという共通している部分はありますが、職種によって職種特有の心構えが必要となってくるでしょう。ここでは、そういった職種別の上司の心構えの仕方をご紹介します。
警察
警察官のような公務員は、大学卒業していれば年功序列で上司になっていくでしょう。そこで、自分より年下が上司となっていきます。すごく複雑な心境が伺えます。高卒の時点で分かってはいても、いざ上司が年下になってくるとモチベーションが下がる可能性があります。
そんな警察官の上司は、大学を卒業していれば出世コースに乗り上司となるので、本当に上司として向いているのかは疑問に感じる人もいるのではないでしょうか。だからこそ、一緒に働くのであれば、この上司で良かったと言って欲しいでしょう。年下の上司には、部下はあまり協力的ではない傾向があると言われています。
秘書業務
秘書業務は、元々社長などのスケジュール管理が仕事内容となっています。なんと言っても、女性の多い職場です。人間関係で大変な事もあるでしょう。秘書全体で集まれる機会を設ける事ができないなど、ゆっくり話す時間があまりないでしょう。
人を相手にしている仕事は特に、ストレスが多いのではないでしょうか。しかし、悩みを上司に相談できる環境であれば良いのですが、なかなかそういった機会を設けづらいのが秘書業務のデメリットでしょう。
会社にもよりますが、大手の会社であれば秘書の人数も多いです。しかし中小企業の秘書となると、むしろ社長にしか秘書がいない場合もあります。相談する機会を見つけづらいのもあり、相談できず悩んでいる秘書もいるでしょう。
接客
接客業の上司は、店長やマネージャーなど、直接部下と関わる上司が多いのではないでしょうか。店長でも店に出ている所もあります。部下からすると、いつも監視されている感じがするでしょう。
そして、接客業は良いお客さんだけではありません。無理難題を言ってくるお客さんもいるでしょう。部下が失敗をした時、部下を責めてしまいがちですが、部下を疑うという事は部下も上司を疑う事につながり信頼が薄れるでしょう。
また、接客業に笑顔は欠かせないでしょう。職場環境が悪いとお客さんにも伝わります。ですから、接客業の上司は特にそういった信頼関係や職場環境を意識するような心構えが必要です。
地方公務員
地方公務員も、警察官と同じく大学卒業していれば年功序列で出世していきますので、人材的には上司に向かない人が上司となっている事もあるでしょう。仕事は部下に任せて上司は有給休暇なんて事もあるのではないでしょうか。しかし、部下を信頼して仕事を任せているのであれば部下としては嬉しい事です。
地方公務員のように、事務の仕事は座っている時間が長く、上司の目の前で黙々と仕事をこなさなくてはいけません。上司から見ると、部下のスキルアップのために色々教えたくなりますが、ちょこちょこと教えるのは控えたほうが良いです。
看護師
看護師は、人の命が関わっている分、上司は厳しくなるでしょう。新人であっても、看護師はミスは許されません。しかし、上司が厳しくすれば部下が成長するかと言ったら、そうとも言えません。ビクビクしながら仕事をしているため、逆に失敗する人もいるでしょう。
怖い上司と話す機会を避けるために、「報告、連絡、相談」が上手くいかず、ミスにつながる可能性があります。相談や話しやすい雰囲気であれば避けられた事でしょう。部下のミスは上司のミスです。仕事の面だけ見るのではなく、部下の性格や得意、不得意を見極める力が必要となってきます。
先生
先生の中で、上司といえば校長先生です。あまり聞く事がないですが、先生の中にも主任など役職が付いている先生がいます。先生の上司は何をしているのか、不思議に感じている人もいるでしょう。普通に先生として仕事をしていますが、先生も普通の会社と同じく主任など役職が付いた上司は、他の先生のフォローや新人育成をしています。
あまりクラス担任にならず、学年副担任などになり各クラスの先生達の調整や、フォローといった業務をしているのではないでしょうか。
建設業
建設業では、色々な職種がありその職種によって上司もさまざまたくさんいるでしょう。建設業は危険な仕事が多く、危険がたくさん潜んでいる現場です。
少しの気持ちの油断から大きなケガをし兼ねません。上司は危険回避の観点から厳しい事を言ってしまっても、仕方の無い事のように感じます。現場の部下もそれを分かっているからこそ、厳しく怒鳴られても上司に付いていくのは、危険から守ってくれているという上司の気持ちが良く伝わっているからでしょう。
危険がたくさん潜んでいる職種は、信頼関係も親子のような関係性に近いと言えるでしょう。
営業
営業の仕事の内容は幅広くあります。製薬会社や生命保険相互会社など、たくさんあります。営業職でも、特に生命保険相互会社は女性がほとんどの職場です。支社長といった上司以外は全員女性でしょう。
チームに分かれ、マネージャーと言われる女性上司と主に関わって仕事をします。女性中心の職場なので、悩みも多くあるのではないでしょうか。女性の場合、子育ての事に関してなど、家庭が上手くいっていないと仕事に影響がでます。
立場別上司の心構えの仕方
上司と言っても、社長もいれば会長もいます。役職がたくさんあるので、大企業ともなると上司もたくさんいるでしょう。部下に一番近い上司の主任クラスであれば、率いる部下もそう多くはないでしょうが、係長、部長、主査など役職が上がるにつれて率いる部下が多くなります。
役員
役員となると、責任もなおさら大きくなるでしょう。責任の重さから部下に厳しくなりがちですが、心構えとしては、部下が良い仕事ができるよう務めなければ、部下も良い仕事はできません。よって、会社の中で自分の評価も上がらないでしょう。役員となると、末端の部下までは見えなくなりますので大事になってくるのが、部下との信頼関係です。
親子と同じで、部下は上司の背中を見て育ちます。自分の背中を見て育った部下達の精神が、そのまた部下達へと受け継がれていく事でしょう。部下の顔を見れば、昔の自分の姿を見る事ができるのではないでしょうか。
課長
中間管理職となる課長クラスは、部署にまだ密着しているため、周りが見やすいのではないでしょうか。立場的には、上司からも部下からも、力量を試されているように感じる事もあります。しかし、その立場だからこそ客観的に部下を観察できるのではないでしょうか。
主任
主任は、自分の仕事をこなしながら部下を管理することになってくるので、部下を観察する余裕がない場合もあるでしょう。しかし、部下に密着しているので、1番部下の事を把握できていなくてはいけないということを心構えしておくことで、問題が起こってもすぐに対処できるでしょう。
みんなに慕われる上司になりたい
色々な上司の心構えのお話をしてきましたが、上司だって人間です。部下の観察や、部下の悩み相談に乗っていると自分自信も疲れてしまいますので、上司も息抜きが必要です。元気で活力があり、慕われる上司でいるには上司もストレス解消しなければ「大変さ」だけを感じてしまうでしょう。
相談などの傾聴は単なる話を聞いているだけで、何も大変ではないように感じますが、実は大きなストレスがかかります。
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